大好きなアーティストなのになぜか今までコンサートに行くチャンスに恵まれなかった。
2008年9月の東京ジャズフェスティバル、国際フォーラムの折も逃している。
ようやく初めて観る機会が巡ってきた。
今回の来日はすみだトリフォニーホール 8/30とブルーノート東京 9/1の二回の公演。
楽しみ過ぎて前日の晩、音源を引っ張り出してはいろいろ聴いている内に、
すっかり寝不足になってしまった。
この日は残暑が戻ってきて東京都内でも37度に達し、くらくらするほどの暑さ。
しかしGeorge Benson、灼熱の東京を吹き飛ばす勢いの歌と演奏を聴かせてくれた。
黒尽くめのアウトフィットで登場したジョージベンソン、いきなり"Weekend in LA"で始まる。
わっと叫んでしまったというか、キャー(ギャー?)とシャウトしていた気がする。
二曲目の"California PM"、この辺りからドラムスの響きが少し気になる。
会場の作りがステージ上の天井高があり、周囲の音の反響、共鳴音も強い。
"Being With You"、優しくつま弾くジョージのギターの音色、
そしてドラムスも叩き方のタッチが変わったために気にならなくなる。
"Nature Boy"、ここでギターを弾きつつジョージは歌い始める。
ある映画のテーマ曲として使われていてその時から好きになった曲。
多くの歌手がカヴァーしているスタンダードなナンバーだが、
甘くて感情が走り過ぎている歌い方よりも、渋みのあるジョージの声で聴くこの曲が好きだ。
"It's All in the Game"、ゆったりとした雰囲気が会場を包む。
そして続く"In Your Eyes"には会場全体がとろけた。
ギターももちろんだが、ジョージベンソンの歌は全くぶれない。
そこでじっくり聴かせたジョージ、次の"Feel Like Making Love"
この曲ももちろん多くのアーティストがカヴァーしているが、
エリックべネイも昨年のライヴではこの曲を歌ってくれた。
ジョージのヴァージョンは季節が冬から春になるウキウキ感たっぷりのアップテンポ。
客席で体を動かしつつ、一緒に口ずさむ。
"Turn Your Love Around"、我慢できない衝動に駆られて飛び上がってしまった私。
9列の左端付近に私はいたが、その瞬間、前の席の女性、同じブロックの数人も立ち上がった。
同じ志のファン達が近くにいてくれて嬉しかった。安心して一緒に踊って歌える。
"Kisses in the Moon Light"、
スローでロマンティックな曲に着席してうっとり聴き入る。
タイトルのように月明かりの下にいる状態どころか、
もう炎天下のソフトクリームのようになってしまう。
続く"Nothing Gonna Change My Love for You"、私は日常の中で歌を歌ったり、
ハミングしたりもしない方だが、ある時、ちょっと辛いことがあった時に、
折悪く雨も降ってきて、誰もいない道を歩きながらこの曲を口ずさんでいて、
そんな自分に気付いてびっくりしたことがあった。
もう20年以上前になるけれど、それだけに思い入れのある大好きな曲。
それを初めて生で聴くことができた。
"Lady Love Me One More Night"、
"One more Time!"" One Last Time!"とポイントアウトしながら一緒に歌う。
"On the Manbo Inn"、夏にぴったりのラテンの曲。リズム感が堪らない。
皆の大好きな"This Masquerade"
じわっと聴かせた後、次に来たのは"Give Me the Night"
ここではかなりの人が立ち上がった。
前方に詰めかけたファン達と握手をしながらステージを後にするジョージベンソン。
後方、左右の二階席ともアイコンタクト、手を振って声援に応える。
アンコールには白いシャツとパンツに着替えて戻ってきてくれた。
最新のナット・キング・コールのトリビュートアルバムから"Unforgetable"
そして皆が聴きたかった"On Broadway"
後ろを振り返ると会場のほとんどの人がスタンディングしている。
二階の右、バルコニー席でお父様に連れてこられた様子のセーラー服の高校生、
一緒に拍手し立ち上がって踊っているのが微笑ましい。
濃厚な1時間40分だった。
曲の主旋律以外のスキャットの部分、マイクをスタンディングにして歌う時の様子、
曲に合わせて踊る楽しそうな姿、客席全体への心遣い。
新しいアルバム中心ではなく、皆が聴きたい曲を思った通りに演ってくれたジョージベンソン。
何もかも最高な一時だった。
ライヴハウスでの砂被り席ももちろん良いがステージの全体像が見え、
大きな会場が一体となって盛り上がるコンサートホールの良さも見直した。
翌日、この日の曲をさらいつつ、"Love×Love""Breezing""Love Ballad"がなかったのに気付いた。
今晩のブルーノートでは歌うつもりなのかもしれない。
George Benson(g,vo)
Randy Waldman(key)
Thom Hall(key)
Michael O’Neill(g)
Stanley Banks(b)
Oscar Seaton Jr.(ds)
2008年9月の東京ジャズフェスティバル、国際フォーラムの折も逃している。
ようやく初めて観る機会が巡ってきた。
今回の来日はすみだトリフォニーホール 8/30とブルーノート東京 9/1の二回の公演。
楽しみ過ぎて前日の晩、音源を引っ張り出してはいろいろ聴いている内に、
すっかり寝不足になってしまった。
この日は残暑が戻ってきて東京都内でも37度に達し、くらくらするほどの暑さ。
しかしGeorge Benson、灼熱の東京を吹き飛ばす勢いの歌と演奏を聴かせてくれた。
黒尽くめのアウトフィットで登場したジョージベンソン、いきなり"Weekend in LA"で始まる。
わっと叫んでしまったというか、キャー(ギャー?)とシャウトしていた気がする。
二曲目の"California PM"、この辺りからドラムスの響きが少し気になる。
会場の作りがステージ上の天井高があり、周囲の音の反響、共鳴音も強い。
"Being With You"、優しくつま弾くジョージのギターの音色、
そしてドラムスも叩き方のタッチが変わったために気にならなくなる。
"Nature Boy"、ここでギターを弾きつつジョージは歌い始める。
ある映画のテーマ曲として使われていてその時から好きになった曲。
多くの歌手がカヴァーしているスタンダードなナンバーだが、
甘くて感情が走り過ぎている歌い方よりも、渋みのあるジョージの声で聴くこの曲が好きだ。
"It's All in the Game"、ゆったりとした雰囲気が会場を包む。
そして続く"In Your Eyes"には会場全体がとろけた。
ギターももちろんだが、ジョージベンソンの歌は全くぶれない。
そこでじっくり聴かせたジョージ、次の"Feel Like Making Love"
この曲ももちろん多くのアーティストがカヴァーしているが、
エリックべネイも昨年のライヴではこの曲を歌ってくれた。
ジョージのヴァージョンは季節が冬から春になるウキウキ感たっぷりのアップテンポ。
客席で体を動かしつつ、一緒に口ずさむ。
"Turn Your Love Around"、我慢できない衝動に駆られて飛び上がってしまった私。
9列の左端付近に私はいたが、その瞬間、前の席の女性、同じブロックの数人も立ち上がった。
同じ志のファン達が近くにいてくれて嬉しかった。安心して一緒に踊って歌える。
"Kisses in the Moon Light"、
スローでロマンティックな曲に着席してうっとり聴き入る。
タイトルのように月明かりの下にいる状態どころか、
もう炎天下のソフトクリームのようになってしまう。
続く"Nothing Gonna Change My Love for You"、私は日常の中で歌を歌ったり、
ハミングしたりもしない方だが、ある時、ちょっと辛いことがあった時に、
折悪く雨も降ってきて、誰もいない道を歩きながらこの曲を口ずさんでいて、
そんな自分に気付いてびっくりしたことがあった。
もう20年以上前になるけれど、それだけに思い入れのある大好きな曲。
それを初めて生で聴くことができた。
"Lady Love Me One More Night"、
"One more Time!"" One Last Time!"とポイントアウトしながら一緒に歌う。
"On the Manbo Inn"、夏にぴったりのラテンの曲。リズム感が堪らない。
皆の大好きな"This Masquerade"
じわっと聴かせた後、次に来たのは"Give Me the Night"
ここではかなりの人が立ち上がった。
前方に詰めかけたファン達と握手をしながらステージを後にするジョージベンソン。
後方、左右の二階席ともアイコンタクト、手を振って声援に応える。
アンコールには白いシャツとパンツに着替えて戻ってきてくれた。
最新のナット・キング・コールのトリビュートアルバムから"Unforgetable"
そして皆が聴きたかった"On Broadway"
後ろを振り返ると会場のほとんどの人がスタンディングしている。
二階の右、バルコニー席でお父様に連れてこられた様子のセーラー服の高校生、
一緒に拍手し立ち上がって踊っているのが微笑ましい。
濃厚な1時間40分だった。
曲の主旋律以外のスキャットの部分、マイクをスタンディングにして歌う時の様子、
曲に合わせて踊る楽しそうな姿、客席全体への心遣い。
新しいアルバム中心ではなく、皆が聴きたい曲を思った通りに演ってくれたジョージベンソン。
何もかも最高な一時だった。
ライヴハウスでの砂被り席ももちろん良いがステージの全体像が見え、
大きな会場が一体となって盛り上がるコンサートホールの良さも見直した。
翌日、この日の曲をさらいつつ、"Love×Love""Breezing""Love Ballad"がなかったのに気付いた。
今晩のブルーノートでは歌うつもりなのかもしれない。
George Benson(g,vo)
Randy Waldman(key)
Thom Hall(key)
Michael O’Neill(g)
Stanley Banks(b)
Oscar Seaton Jr.(ds)