Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

マイ ネーム イズ エリック・ベネイ!

2009-03-31 00:04:11 | 私の日々
ジェイク・シマブクロ、ここ数年、
ハワイから日本へとファンを増やしている。
そのジェイクのアメリカ南部ツアーの映像を数年前に見た。
ジャズの本場に乗り込み、ウクレレで
その楽器を越える迫力の演奏を聴かせ、拍手を浴びた。
そして、ステージを離れる時、ジェイクは叫んだ
"My name is Jake Shimabukuro!"
誰も自分を知らない所で堂々と演奏し、
アメリカ本土へと進出を果たした彼の勇姿に感動した。

「フラ・ガール」の封切り前の来日、
渋谷のスタンディングでのジェイクのライブに行ったが、
「日本には素晴らしい言葉がある、一期一会。」
みんなとライブで出会い、一時を共にする縁を、
大切にしたいと話した。
ジェイク・シマブクロには、
謙虚で日本的な人柄とハワイ人のおおらかさ、
そしてアメリカ的な積極性がミックスされている。

エリック・ベネイが"My name is Eric Benet."
と言った瞬間を二度、聞いている。

2007年、東京ジャズフェスティバル、
ケイコ・マツイ→リー・リトナー→ボブ・ジェームズと
サウンドはどんどん複雑にヘビーになっていった。
そしてボブの終盤ではケイコも加わり、それはさながら、
フィナーレの如くのジャムとなった。

本来ならボブ・ジェームズを最後に持ってくるはずが、
ボブがその日、引き続きブルー・ノートで演奏するため、
ここで登場し、そして最後がエリック・ベネイとなった。

これだけのパーフォームが続いた後で、
いったいエリックの出番はどうなるかと危ぶまれたが、
シンプルなボーカルで聴かせる"India"、
重厚な演奏が続いた後に聴くこの曲は会場に爽やかな風を吹かせた。

そして"Wanna Be Loved""Spanish Fly""Spend My Life"
"Georgy Porgy"と歌い、
最後にステージを去る時にスタンドマイクに向かい、
「アリガトウ ゴザイマシタ。 マイ ネーム イズ エリックベネイ!」
とシャウト。
なぜかジーンと来てしまった。
エリックがお目当てじゃなくてジャズファンばかりの会場でのパーフォーマンス。
エリックベネイを知らないでそこに座って聴いている人もたくさんいる。
彼はそのことをよくわかっていた。

今年のビルボード東京のライブの二日目、2/19、
やはり最後にエリックは言った"My name is Eric Benet."

初日と週末に掛かる金土はファンで賑わっていたが、
19日の木曜日はエリックを知らずに、
ショウを見ながら食事をするために来ている人達もいた。

エリックはそういう雰囲気を掴かみ、自己紹介をした。
この日、たまたまデートのために、
エリック・ベネイのライブを選んだ人とも、
やはり一期一会。

それぞれ知らずに来た方々の心にも、
エリック・ベネイの歌声は刻まれただろうか。


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