Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

ムンバイから生還したマニュエラ

2008-12-12 00:06:11 | エリックベネイの日々&KyteVideo
ムンバイのホテル、オベロイで食事をしていて
爆破テロに巻き込まれたエリック・ベネイのパートナー、
マニュエラ、ブログに詳細がアップされた。

夕食中に爆発音が聞こえたそうだ。
時節柄、華やかな結婚式に付き物の花火と思い気にとめなかった。

次に「人殺し!」という叫び声とともに
レストランの前の路上で人が撃たれるのを目撃する。
しかしこの時点では二人の人の揉め事かと思ったそうだ。

Manuelaはレストランの通りに面したガラス張りの側面のテーブルにいた。
レストランで働く女性が入り口のドアを閉めるように叫び、
閉めようとした男性が撃たれる。

バッグも携帯もテーブルに置いたまま、
キッチンに店の人に誘導されて逃げ込む。

その後、携帯を持っている人の情報でこのホテルだけではなく、
大規模なテロが行われた事を知る。
そして外の状況がわからないままに数時間の間、
キッチンから宴会場、そしてまた地下へと移動する。

撃たれている人、放心状態で返り血を浴びた服を洗っている人。
一人の女性の持っていた携帯を借り、
ニュースでこの様子を見聞きした身近な人たちが心配しないように
取り合えず無事のメールを送る。

テロリストは欧米人が目当てだと情報が入り、
インド人の中には自分の身を守るために
欧米人を外に差し出す人が出るかもしれないと一瞬恐怖がよぎる。

しかしホテルのマネージャーは全員を小グループに分けて、
軍と連絡を取りながら、安全な所に移動させた。
そのマネージャーは自分の家族が爆破で亡くなった事を後で知らされたという。

マニュエラの泊まっていたタージホテルは6階部分が焼失した。
彼女の部屋は5階だったそうだが、
そこはテロリストに占拠されていたため、戻る事はできなかった。
「ここにいる、助けてくれ!」と書かれたシーツが張られた窓も見たそうだ。

パスポートがないために臨時のパスポートを発行してもらうため
たいへんな苦労する事になる。
パスポート用の写真を撮る為に安全な保護された場所から、
街中へ行く事になる。

そこでまたテロリストの攻撃が始まり、建物の中から出られなくなる。
ドライバーから「迎えに行く、裏口に車を廻して待っているから。
無事を祈っている。」とメールが入る。

迎えの車に乗り込んだ時、
それまでずっと冷静で気丈に振舞っていたマニュエラ、
とうとう泣き崩れてしまった。

ドライバーが自分のために車を廻してくれるなど、
とても信じがたい危険な状況だったそうだ。
パスポート用の予備の写真さえ持っていたら
とマニュエラは悔やんでいる。

着の身着のままだったので(夕食に出た服装と靴のまま・・・)
着替えの服と洗面用具を支給され、
インドからロンドン、そしてNYを経て、LAへ戻ってきた。

最後にマニュエラは自分が行ったいくつかの場所が
爆破と殺戮の場と化した恐怖を語り、
少し時間がずれていれば生きて帰っては来られなかった事、
そして自分達を守るために身を挺してくれたインドの人々への感謝、
心配してお見舞いのメールや電話をくれた人、
自分のために祈ってくれた人への感謝で結ばれている。

インドへは孤児を救うためのプロジェクトを立ち上げるために訪れたが、
しばらくはこの爆破テロで犠牲になった人達への援助としての活動を、
優先していきたいと今後の展開を語っている。

Eric BenetのKyte Video Phone、
マニュエラが無事帰ってきた報告の映像がある。
エリックベネイとマニュエラ、二人は泣いていた。

たまたま現場にいて被害にあった人として、
Manuela Testoliniの声がCNNニュースの電波に乗るが
とても落ち着いて話しているように聞こえたので、
マニュエラのブログを読むまで
彼女がこれ程の恐ろしい体験をしたとは思ってもみなかった。

海外で不測の事態が起きた時の国内での想像を超える恐怖感、
そしてそういう中でも人々の心の暖かさを知り、
感謝の気持ちを忘れないマニュエラ。

インドはもうこりごりなどとは思わず、
今後インドの人のために何かをしていきたいと言えるマニュエラ。

Manuela Testolini、
勇気のある素晴らしい女性。

マニュエラが運営している孤児、虐待児童のための救済組織
The In A Perfect World
http://www.iapw.org/







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