Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンスアイドル シーズン4 トップ20

2009-12-06 00:05:09 | アメリカンダンスアイドル
「アメリカンダンスアイドル」シーズン1のラスベガス予選参加者は50人、
それが120人となり今回のシーズン4では200人になったそうだ。
その中から20人を選ぶのは、受ける側も審査する側にとっても困難を極めた。

選ばれたトップ20、まず一人づつステージで魅力をアピール。
その後、2人ずつのペアになる。

1組目は、最高齢となる28歳のバレエダンサー、レイヴン、
そしてペアの彼女と参加して一人だけトップ20に残ったスイングダンサーのジェイミー。
振り付けはヒップホップのナポレオンとタバサ。
曲はカニア・ウェストの「アメリカンボーイ」
自分と違うジャンルをがんばっているとは思ったが、観ていてあまり楽しめなかった。
ズボンを下ろす振り付け、余り笑えるジョークにならなかった。
「印象が残らない。」とナイジェル。ノリの良さが感じられない。

2組目はキューバの血を引くラテンダンサー、高校教師のスーザン、
そして母に反対されながらもダンスを続けてきたコンテンポラリーダンサーのマーチス。
スーツ姿が凛々しく、ワルツに映える。
二人の踊るダンスはロマンティックで優美だった。
リフトで失敗するがそれに動じずに踊り通した姿勢に拍手が。
スーザンは、メイクをプロにしたもらいとてもナチュラルで綺麗だったが、
パンチの効いたサルサと違い、軽やかなワルツを踊ると体が重い感じに映る。

3組目のユマ・サーマン似のコートニーは身長175センチ。
パートナーのマットは190センチ。二人とも専門はコンテ。
マンディー・ムーアの振り付けでジャズ。
身長があることで、エッジー、シャープさは出るが、パワフルな印象に欠ける。
間延びしたぎごちなさが残った。
「勢いがなく守りに入っている。」とタイス。

4組目は、ジャマイカ出身のチェルシーとセイン。
こちらの二人も専門はコンテ。
トニーとメラニーの振り付けでチャチャ。
二人の息がぴったり合った熱いダンス。
上手な人のダンスはいつまでも観ていたいと思わせる飽きないものがある。
「ゴージャスで燃え上がりそう。」
「セインが上手だからチェルシーが引き立つ。」
「セインは脇役に徹していて、そらが二人のバランスを良くした。」と審査員にも好評。

5組目はミア・マイケルズの振り付けで社交ダンスが専門のチェルシーとコンテのハワイ出身のマーク。
チェルシーは両親が経済的に苦しい中、兄が費用を出してくれて、
ダンスのレッスンを続けてきたそうだ。
ミアの世界を表現していて物語性のある振り付けとダンス。
二人の個性もよく出ていた。

しかし、前シーズンでは、観たこともない動きに驚かされたミアの振り付けが、
いくつも観てくると斬新さを感じなくなってきてしまった。
逆にチャチャとかラテン、ワルツなどオーソドックスなダンスの中に新鮮さを感じる。

6組目は18才の高校生、ケーリントンと、シーズン3でホークと並び敗退したBボーイのトゥイッチ。
タイスの振り付けでプロードウェイ。
二人の相性は抜群で、好感度が高い。
「熱さでスプリンクラーが回りそう。」とメアリー。
「ケーリントンは指先まで神経が行き届いていた。」とナイジェル。
「再挑戦してここまで来たトゥイッチを誇りに思う。」
シーズン3で同じBボーイ、ホークと並び、トップ20に入れなかったトゥイッチ。
「長い道のりだったわね。」とメアリー。
一年かけてヒップホップ以外のダンスを必死で学んできたことがわかる。
人柄も終始にこやかで周りを和やかにする。
ケーリントンも高校生らしい素直さ、屈託のない笑顔が可愛らしい。

7組目はダラスのコンテダンサー、クリスとヒップホップのコンフォート。
クリスはトップ20入りの時、「時として『木』のようで、個性がない。」
と言われてしまった。
トニーとメラニーの振り付けでジャイブ。
Bガールのコンフォートはヒールに慣れていないのか、細かい動きに対応できない部分がある。
二人の身長差も厳しい。
しかしながら、観客を充分に惹きつけた。
審査員からは「一人づつは良いのだけれど、コラボされていない。」という意見が。

8組目は20歳のコンテダンサー、ケイティーとヒップホップのジョシュア。
ジョシュアはバレーも経験があると経歴に書いたが、ヴェガス予選でその嘘は明らかだった。
バレーも社交ダンスも苦手なはずなのに、喰らいついてくるハングリーさ。
ケイティーは前回のトップ20入りで審査員を怒らしてしまい、落選しかけた。
ナポレオンとタバサの振り付けで戦争に行く恋人を送り出す物語のヒップホップ。
彼が戦地に向かう通知を恋人に見せるところから始り、最後は彼の上着だけが彼女の体に残る。
激しいヒップホップではなく、動きを内に秘めたダンス。
今回で1番、感動的なダンスだった。
ケイティーの前回の審査員にぶつけた怒りも今は分かるような気がする。
最後に親友と二人で、どちらか一人が選ばれる状況に演出されてしまい、きれてしまったのだろう。
落選した親友のナタリー、客席から声援を送っていて、審査員のナイジェルも
「ナタリーはこれからもずっと君の応援に来るよ。」と紹介。

9組目はジェシカとウィリアムでタンゴ。
ウィリアムは審査員デビーの弟子なので、デビーは審査から外れた。
ハンターの振り付けが冴える。
ジェシカはヒールが滑り、体が不安定だった。
ウィリアムは筋肉質で動きが引き立つ。
しかし二人で踊っている時、大きな技以外の部分で余り魅力が感じられない。

10組目はイタリア系のコートニーとカザフスタン出身のゲブ。
サンチェスの振り付けでディスコ。
EW&Fの曲「ブギーワンダーランド」で登場したが、ナイジェル同様ディスコ世代の私としては、
見ていてワクワク感に欠けた。
振り付けが複雑で、二人とも気持ちが入りきらなかったのかもしれない。
審査員からも「上品過ぎる。」「リフトは決まったのだけど。」

さて結果発表。
ウェイトとアマンダの振り付けで審査員のナイジェルを拉致するという演出、
20人全員のダンスから始まった。

1組目のレイブンとジェイミーがまずワーストに。
クリスは、"You're guys are cool!"「二人ともとても上手なのに。」と真剣な表情でハグしている。
3組目のコートニーとマット。
9組目のジェシカとウィリアム。
この三組がワースト3に。

それぞれの演技が始る。
ここから先は審査員のみの審査。
余程の演技か失敗をしない限り、この演技以前に既に決まっているのかと思っていた。
一人の持ち時間、30秒を欠く。短い時間で自分を出し切るのは難しい。

女性の脱落はレイブン。
バレーダンサーなのにトウで立たなかった。
バレー以外の自分をアピールしようとして失敗したのか。

男性3人の中で、
「ウィリアムは抜きに出るダンサー。なぜ視聴者にアピールできなかったのか。
見せ方を工夫、技を丁寧に。」とのアドバイス。
「マットは技術がある、ジェイミーはパーソナリティーがある。
二人を足して割ればちょうど良いのだが。」
結果はテクニックの方を取って、脱落はジェイミー。
ジェイミーはボールダンサー。
相手がいて成り立つ社交ダンス、一人だとターンとか表現力に頼るのみ。
余り技という部分が出てこない。

今までの演技を基準に選ぶのかと思ったら、ワーストに選ばれた段階で、
どういう自己アピールをしてくるかという点で審査にかなり影響が出る。

残った18名の審査が続く。
シーズン3と違い本命も予測できないし、ホークやダニーのような
私にとって思い入れのあるダンサーもまだ現れない。


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