サックス奏者MOとEric Benet

エリック・ベネイのファンになってから、
嬉しい偶然の出来事がいくつもあった。
良い事はたくさんあっても悪い事は一つもなかったと豪語している。
強いて言えばたまにEric Benetを周囲に語りすぎて、
Eカード（エリックの話はいい加減にして欲しい）を出される事もある。

偶然の中で驚きの一つは、
以前、我社の学生アルバイトだったMO君。
ジャズをやっていてアメリカのB音大に留学し、
卒業後帰国、一度尋ねて来てくれたが、その後の消息がわからなかった。

EricBenetの2007年、東京ジャズフェスティバルの出演、
エリックの出番を見逃さないようにすべての放映を録画していた。
その中、あるビッグバンドの中に確かにMO君の姿が。
思わずDVDを戻して確認する。
最後のクレジットを確めると名前もある。

その後インターネットで、MO君の名前を検索すると、
上の弟が行き付けにしている店で月に一度ライブをしている事がわかった。
夫と弟二人と４人でにかぶり付きを予約する。

最初は気付かなかったMO君、途中で気付いてちょっと表情に出る。
しかしもちろんプロだから、そのまま演奏を続ける。
学生の頃と較べると巧くなったな～（今ではプロの彼に向かって失礼）
ほんとうにりっぱになったと感心しながら、
この日に至るまでの彼の努力や苦労を察し、感無量になる。

終わった後、しばし話し込んだ。

アメリカにまた渡ってしまったのかと思っていたら、
日本に帰ってきてから音楽でやって行ける様になるまでが、
厳しい道程だったようだ。

家でスタッフみんなで鍋を囲んだ事など話に出て、
懐かしさと同時にMO君のその後の１０年間に思いを馳せる。
今は亡き我が家の猫を可愛がってくれたMO君、
可愛い奥様と猫と一緒に暮らしているそうだ。

エリックベネイのおかげで、
こうしてMO君と１０年振りで再会できた。

MO君のHP
http://homepage2.nifty.com/masa-oka/