行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

女子プロゴルフ、NEC軽井沢72ゴルフ、池ポチャで政田優勝逃す

2024-08-12 17:34:58 | スポーツ
パリオリンピックで山下美夢有が池ポチャでメダルを逃したが今回は軽井沢でも池ポチャが優勝決定に影響した。

後続に3打差をつけ、単独首位でスタートした河本結は「73」とスコアを落としたものの、トータル11アンダーで逃げ切り、5年ぶりとなるツアー2勝目を飾った。最終ラウンド、得意のパットが決まらずバーディなし、ワンボギーとグリーン上で何回かしゃがみ込む河本、しかし政田のまさかのミスで優勝が転がり込んできた。

6打差を追いかけて最終組の3組前を回った政田夢乃は、初優勝へバーディラッシュ、17番でもバーディで12アンダーとし、単独首位で迎えた18番(パー4)、2打目を痛恨の池ポチャでダブルボギー。1打差の2位で初優勝はお預け、「悔しいです。パーでよかったのに、バーディーを取りにいってしまった。経験不足」と悔し涙。それでも3日間で17個のバーディーを奪い、最多バーディー賞100万円を獲得し、かつルーキー・オブ・ザNEC軽井沢72賞を獲得した。ゴルフの神様は前回の優勝から5年間、不振で苦労した河本にほほえんだ。






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パリオリンピック、健闘した4位山下美夢有

2024-08-11 14:51:52 | スポーツ
ゴルフは他の競技と違い4日間の長い闘い、山下美夢有は3日目まではショットが安定していたが最終日、やや乱れてメダルを逃した。しかし終始メダル圏内での闘いで大健闘を讃えたい。

最終ラウンド14,15番で長いパットを沈めバーディとして7アンダーとして首位を行くリディア・コに2打差と詰め寄った。日本時間24時、ここは眠らず期待してテレビにかじり付いてた。ところが16番池越えのショートホール、8番アイアンのティーショットは池ポチャ、後のインタビューで山下は「風を読み間違いた」と言っている。たまたまオナーで最初の打順であったことも不運だった。

金メダルはリディア・コ、東京大会では銀メダルをかけ稲見萌寧とプレーオフとなり敗れ銅メダルに、その前のリオデジャネイロ大会では銀メダルを獲得しているので、パリでは金メダルに執念を燃やした。最終ラウンド13番でダブルボギーをたたいたが、克服した。歴戦錬磨の経験が精神を安定させたのだろう。山下美夢有はオリンピック初挑戦、メジャー級のプレーヤーがひしめくオリンピックで良く健闘した。

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日本経済はお大尽型に、構造変化??

2024-08-09 17:22:32 | 経済
財務省の国際収支統計で、投資の収益を示す第1次所得収支の黒字は19兆1969億円と過去最大を更新した。一方、貿易収支は赤字が続いている。おかげでモノやサービス、投資など海外との取引状況全体を表す経常収支は12兆6817億円の黒字で前年同期から59.2%増えた。黒字幅は上期として過去2番目の規模となった。

日本企業の海外子会社からの配当などで得られる「直接投資収益」で、黒字額は11兆4022億円と前年同期から4.5%伸び、株や債券の投資で得た「証券投資収益」は7兆1219億円の黒字と、前年同期から2割伸びた。新NISAでオール・カントリー、S&P500への個人投資も寄与している。

貿易赤字は2兆6118億円、円安で石油・LPGなど高騰した資源価格など輸入額は高い水準、海外生産で輸出額が伸び図ず、差し引きの収支は21年下半期から6半期連続で赤字が続く、かつては自動車、電機、機械の輸出で巨額の貿易黒字を生み、日米貿易摩擦の因だったが様変わりだ。今や輸出にカウントされるインバウンド増による旅行収支の黒字が頼りだ。黒字幅は2兆5939億円と前年同期の1.6倍を超え、半期として過去最高だった。訪日客数が1700万人余りと半期過去最高を更新したことが大きい。

人口減少、人手不足、高齢化等を反映した国際収支に日本経済は変わりつつ有る。海外からの配当、利子など投資収益にたよるお大尽型経済になったのだろうか、このままでは静かに沈滞した経済となる。
日本はかつて、1980年代エレクトロニクス化、ロボット化で経済大国になった実績がある。これからは、投資大国だけでなく、観光大国、ものの生産ではAIロボット大国にチャンスを見いだしてもらいたい。

年金生活者は投資収益だけが頼りだ。観光インバウドでホテルや飲食店、小売店が栄え、半導体や自動車・機械・電機でのものづくり産業が栄え、配当を確実なものにしてもらいたい。




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2年3ヶ月ぶり、待ちに待った実質賃金プラスに

2024-08-07 15:00:12 | 年金生活者
2024年6月の名目賃金は前年比4.5%増、消費者物価上昇3.3%で実質賃金は1.1%増と2022年3月の公表値以来、27ヶ月ぶりに前年比プラスに転換した。
名目賃金においても、4%を超える上昇は1997年1月以来の伸び率。春闘の結果が反映され、ベースの基本給にあたる所定内給与が広範な業種において上昇したことが寄与し、更に6月はボーナスシーズンであることもあり賞与などの特別給与が同7.6%増と大きく上昇し、実質賃金プラスに貢献した。

2年以上の長いトンネル、デフレ脱却は実質賃金がマイナスの間は出来なかったわけだ。
しかし、6月の家計調査を見ても生鮮野菜、果物など物価高で家計に負担を掛け、消費支出は前年比マイナス1.4%、勤労者所帯では実質賃金が3.1%増えても消費支出は名目で0.6%しか増えてない。実質ではマイナス2.6%だ。実質賃金のプラスが消費支出実質増につながるにはもう少し時間がかかりそうだ。

為替が不安定で、物価への影響が読みづらい、実質賃金プラスも読みづらい。

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女子プロゴルフ、北海道meiji カップ竹田麗央が逆転優勝

2024-08-05 11:19:15 | スポーツ
最終組の4組先を行く竹田麗央と河本結が17番まで11アンダーで熾烈な戦い。二人とも最終日6アンダーで回っていることからもレベルの高い競争だった。最終組はそうした前を行く戦いに影響されたか崩れてしまった。首位スタートで初優勝を狙う浜田はこの日76をたたいてしまった。ゴルフは精神力が大きく影響するスポーツだが、最終組で優勝経験ある桑木ですら75もたたきこちらは負の相乗効果となった。

今期の好調を取り戻したトップと3打差で出た21歳・竹田麗央が最終18番でバーディを取り、河本を突き放し12アンダーで今季4勝目を果たした。最終日は一転逆風となり、キャリーで河本を超える飛ばしや竹田はロングホールすべてでバーディを取り、18番でも第3打はピッチングで2mにつけられ、有利だった。

河本結は「66」と奮闘したものの、トータル11アンダーの2位。トータル10アンダー・3位タイには岩井明愛と木村彩子が入った。

ちなみに竹田には優勝副賞として「明治製品10年分」が贈られ、牛乳大好きと喜ぶ竹田麗央は健康優良児そのものでスポンサーも喜んでることだろう。

深夜に、松山英樹のパリオリンピック銅メダルのニュース、12時ごろまで見ていたがショットは好調で、4~5mのパットでボール一つ届かなかったり,一すじ違ったり、惜しいパットが3つぐらいあった。金を取りそこなったが、男子初のメダル獲得、祝福したい。これから始まる女子の戦いにも良い影響を与える。

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パリオリンピック、聖火はどこへ消えたのか?

2024-08-03 17:49:54 | 年金生活者
連日予想以上に活躍する日本選手、セーヌ川でのトライアスロン、コンコルド広場でのスケボーなどパリに溶け込んだ競技で素晴らしいオリンピックだ。水をさすわけではないが、開会式でのユニークな聖火台を誉めたが、燃料の供給などどうするか疑問を感じた。ところが実際は火が燃えてない聖火という現実に今度は驚いた。ギリシャのオリンピアで点火され、聖火リレーで長い期間リレーされてきた聖火はどこへ消えたのだろうか?

調べてみると
パリオリンピックの聖火台の「炎」は、従来の炎ではなく、特殊な技術を使った演出です。
* 水と光のコラボ: 霧状の水に光を当てて、まるで炎が燃えているように見せています。
* 燃料不使用: 電気だけで実現しているため、環境にも優しいのが特徴です。
* 空中展示: 聖火台は空中に浮かび、より幻想的な光景を生み出しました。
なぜこのような演出になったのでしょうか?
* 従来の概念を打ち破る: オリンピックの歴史の中で、聖火台は新たな表現方法を模索してきました。
* 持続可能性: 環境への配慮が叫ばれる中、燃料を使わない演出は時代の流れに合致しています。
* テクノロジーとの融合: 最新の技術を用いて、人々に感動を与えることを目指しました。

聖火のないオリンピックをよくIOCが認めたものだ。火を使わないならギリシャでの点火や聖火リレーは意味が無い。

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年金生活者のマネー運用、市場の激しい変動、待ちの姿勢が大切

2024-08-01 23:17:15 | 年金生活者
31日付の日経で新NISA 7.5兆円流入と見出しが躍っている。新NISAで新たに投資に力を入れた人が多く、政府の思惑通りの展開になっている。反面4万円つけた日経平均株価がここのところ円安から円高に振れ2000円近くも下落し、驚いている人も多いだろう。日米金利差が縮まる局面で、来年まで円安が是正されるが、極端な円安で輸出企業は棚ぼた差益で潤ったため、自動車、電機、機械など株価の調整は当分続くだろう。冷静に考えれば、コロナ前は1ドル130円台で海外旅行を楽しんだ訳だから140円台が円高といえる疑問だ。

新NISAではオール・カントリーとS&P500が購入信託のベスト2を依然として占めていることは理解できるが、驚いたことに個別株でエヌビディアが人気4位で、5位のトヨタを上回っていることだ。エヌビディアも株価はこの1ヶ月で120ドルから10%以上も急落し103ドルをつけることもあった。買った人は肝を冷やしたことだろう。ちなみに人気1位はNTT、2位は三菱UFJ、3位はJT。

米国のダウ平均株価は4万円にのせ、日経平均株価より安定しているが、個別株は1日で10%も動く最近のニューヨーク市場で慣れるのに苦労する。日本のNTTもこの1ヶ月変動が大きかった。年金生活者は自信があれば良いが、なるべく個別株には手を出さない方が良い。

円高になればオール・カントリーもS&P500も円安時に買った残高にはマイナスだが、新たに買う分は安くなる。焦らず冷静に待つことも必要だ。

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