5位からスタートした渋野日向子が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーでツアーでは15年ぶりとなる4人のプレーオフを制した。2019年以来の日本ツアー5勝目、プレーオフで優勝が決まったとたんシンデレラスマイルが泣き顔に!
全英オープン制覇以後、フォームを変え苦しんだが、ようやく決勝ラウンド後半に5バーディ、プレーオフで2バーディとショットが安定したのが勝因だ。
渋野日向子、木村彩子、ペ・ソンウ、佐藤心結4人のプレーオフ(PO)はドラマチックだった。
アマの18歳佐藤心結は首位タイから70で回ってPOに進んだが、ツアー史上8人目のアマチュア優勝はならなかった。PO一戦目はバーディをとったが、PO二戦目3打がピンに直接当たり、入ればイーグル、しかし運悪く10mも横にはねてしまった。ドライバーは平均260ヤードと飛距離は出るし、パットも巧くまたもや凄い若手が登場した。木村彩子は最終ラウンド7アンダーで追いついたが、PO一戦目でバーディーが取れず涙をのんだ。ペ・ソンウはPO一戦目、奥からチップインバーディーで粘ったが、PO二戦目では渋野より近いバーディパットを外してしまった。
西郷真央、西村優菜が通算9アンダーで5位。賞金ランキング1位の稲見萌寧は7アンダーで8位と、調子が悪かった。