イタリアからの悲しい知らせ、100人以上の医者が亡くなったとのこと、日本でも院内感染が未だ収まらず、医療従事者のリスクは大きく、医療崩壊も叫ばれている。ニューヨークが当にその戦いの最中、クオモ知事が全米に医師、看護士の支援を求めた記者会見は悲壮だ。これに応じて多くの医療従事者が駆けつける様子をテレビで見たが、危機になると全米がまとまる。ニューヨークでは午後7時の交代時間、医療従事者に拍手を市民がしている慣行、日本ではまだ見られない。頑張っている医師、看護士に感謝、感謝!!
また、緊急事態宣言下でも食糧を切れ目無く供給している日本の流通業はすばらしい。その中で、毎日多くの買い物客に接しているレジ係はかなりのリスクが有る。買い物をする度ににこやかに親切にテキパキと処理をしてくれるレジ係はコロナ戦争での銃後の守りだ。自分も週に2、3回はスーパーに行くが普段と変わらないのだと安心感、頑張っているレジ係に感謝、感謝!!
コロナ情報 BCGの効果について日本の専門家からの発信
東北大学副学長で、東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授は「人口100万人あたりの死亡率で日本は何故少ない?」という疑問にBCG接種効果や衛生観念の徹底、医療体制の違いなどに触れつつ、コロナの死者数と結核感染率やBCGワクチン接種率は負の相関が、として解説している。
札幌医科大学フロンティア医学研究所の有志によって、世界の国々の報告をもとに人口100万人あたりの感染者数や死亡者数を時系列にグラフ化したサイトが立ち上げられている。このインタラクティブなグラフから主要な国を抽出したものが下図だ。
死亡者が初めて報告された時期や、最新の人口100万人あたりの死亡者数は異なるものの、グラフの“傾き”の大きい国と緩やかな国があることが一見して分かる。傾きが急であることは、COVID-19感染によって死亡者が急増しやすい国であることを意味する。やはり、イタリア、スペイン、フランス等の欧州諸国や米国の傾きはきつく、中国や韓国、そして日本(茶色)の傾きは緩い。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html