行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

TVドラマ「ハラスメントゲーム」は時機を得ている

2018-10-20 17:54:21 | テレビ・映画
職場のパワーハラスメント(パワハラ)対策を議論する労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の分科会で、パワハラの定義をめぐる議論が労使で激しくなっているとの報道、確かにセクハラはなんとなく判るが、何がパワハラに当たるかの定義はよく判らない。17日の会合では、労働者側が上司だけでなく同僚や部下も加害者になり得ることを明確にすべきだと主張。一方、経営者側は拡大解釈されないよう絞り込むべきだと訴えたという。厚労省が昨年度に設けた有識者検討会の報告ではパワハラの概念を「優越的な関係に基づき、業務の範囲を越えて、身体・精神的苦痛を与えること」などとしているが、労働者側は『優越的な関係に基づき』の文言は上司の印象を持たせ、定義を不当に狭めかねない」として、定義を広げるべきだと主張し、より多くの被害を未然に防げるとした。一方、経営者側はパワハラと認定する行為を絞り込まなければ、上司が部下への指導に尻込みし、人材が育ちにくくなる恐れがあるという。
 
役所の審議会の議論は判りにくいけど、先週月曜日見たTVドラマ「ハラスメントゲーム」では部下が上司をパワハラする筋書きで、スーパーのコンプライアンス室長が見事に解決をし、当事者の部下も上司も仕事にやる気を出して丸く収まる。室長に唐沢寿明、その部下が広瀬アリスという布陣でコミカルに難しいテーマを若手顧問弁護士が解説しながらが説いて行く筋書きだ。
次回はセクハラ問題がテーマになりそうだが、どんな「ハラスメントゲーム」になるか楽しみだ。スーパー経営陣のドロドロとした権力争いがこれに絡みそうで、多分これも唐沢室長がバッサリとやることになるのではないか?この辺りは以前ブログで紹介したドラマ菜々緒演じるMissデビルと同じ正義の味方ぶりだが、デビルのように長い足で悪者を蹴上げることはなさそうだ。
 

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