行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

さよならジャンボ機、こんにちは新ジャンボ機

2014-03-19 22:44:20 | Weblog

全日空からジャンボ機747が今月末で退役すると、特大の絵はがきを記念に送ってきた。日航は既に退役させ、ジャンボに乗れないのかと思うと寂しくなる。ジャンボに最初に乗ったのは、1973年石油ショックの年末だった。欧州へ行くのに燃料油制限があり、往路はジャンボでなく機種変更で退役寸前の「空の貴婦人」といわれたDC-8、それはそれなりに思い出となったが近道の北極経由ではなく、3箇所で燃料を補給しながら30時間かけてローマについた。復路、ようやくジャンボに初搭乗、アンカレッジ経由で17時間だったからジャンボの凄さ(航続距離)と揺れない大きさが印象に残った。

その後ジャンボは747-400になり、更に大きくなり、全日空も採用し、欧州への出張はほとんどジャンボのお世話になった。東京を飛び立ち運転席のガラスが割れ、アンカレッジで3時間かかってガラスを交換したこともあった。北極を通過するので、時には乗務員にオーロラだと起こされたこともあった。ジャンボには思い出が一杯つまっている。

冷戦が終わり、モスコワ経由で行くことができ、アンカレッジに寄ることがなくなった。多少時間短縮になってもオーロラは見られなくなって楽しみが減った。モスコワ空港では銃を持った兵隊がウロウロしていたし、買うお土産もなく寄っても意味が無いと皆思ったのかいまではモスコワによらず欧州直行便となり、12時間で行けるようになった。

その後、技術革新で燃費が良く航続距離もジャンボに負けない中型機が開発され、ついにジャンボは退役となった。ただ私のような素人には、エンジンが4つのジャンボと2つの中型機では安心感が違う。ジャンボなら3つのエンジンがストップしても何とかなるといわれたからだ。最近ではエアバス380という4発エンジンの大型機が就航され、ルフトハンザでフランクフルトに行ったがほとんど揺れず、乗降に多少時間がかかるがジャンボ並みに安心感がある。

今日のニュースでは、ルフトハンザが新型ジャンボ747-8を導入し羽田便に使うという。主翼あたりの機体を長くし、世界最長の長さにしたジャンボの雄姿がまた見られる。日航も全日空もジャンボのパイロットが残っている内に是非導入してもらいたい。

エアバス380搭乗記
http://blog.goo.ne.jp/ajimayukuo/s/%A5%A8%A5%A2%A5%D0%A5%B93


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