行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

昨今のオフィス事情

2009-07-17 15:23:29 | Weblog
昨日は元連合会長の鷲尾氏の叙勲を祝うパーティが六本木ヒルズのホテルで行われ、久しぶりに六本木に出かけた。中心は当然六本木ヒルズ族のオフィスタワー、かつてライブドアの本社があり、今回の世界金融危機を何とか乗り越えたゴールドマンサックスの豪華なオフィス(専用の玄関とエレベータ)があり、今や日本の代表的なビジネスセンター、ヒルズ族はOLやビジネスマンのあこがれだ。

私が三菱電機に入社した1966年当時、オフィス街といえば何と言っても丸の内であった。会社が成長し、社員が増えるに従い、オフィスをたこ足のごとく増やした。当時としては赤坂とか青山の新築ビルへ一部の事業単位を移動させざるを得なかった。男子社員は安い飲み屋があると喜んだが、労使ともにに悩んだのが「丸の内から移動するくらいなら辞めます」という女子社員の移動拒否でファッション街青山も赤坂も嫌われた。そのくらい丸の内のネームバリューは大正以来のものだった。

今や、都内だけでも新宿副都心から最近できた六本木ミッドタウンまで多くのオフィス街ができている。横浜まで行けばみなと未来地区があり、日産も近々都内から本社を移す予定だ。

昨日の六本木ヒルズでも感じたことだが、昔の丸の内地区と違うのは人種が入り乱れていることと、ホテル、ショッピング、レストラン、飲み屋が場合によっては劇場までそろったコンプレックスになっていることだろう。今や丸の内でさえ中通りはブランド店の集積地となっているし、深夜まで飲食店は利用できる。
今も昔も変わらないのはサラリーマンの懐具合か
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