行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

パンデミックは金融危機より危険だ

2009-04-28 21:56:37 | Weblog
メキシコ発の豚インフルエンザは5カ国に広がり、WHOはフェイズ4を宣言した。映画ではアウトブレイクで描かれたが、米国発の金融危機より人の生命に関わるだけに空港や港での対策が最重要だ。日本の周辺国韓国での感染が疑われてるが、人の往来の激しい日韓だけに韓国でアウトブレイクが起きるとかなりやっかいだ。観光禁止になると両国での経済的な影響は大きい。鳥インフルエンザほど毒性が強くないようだが、幼児や老人に感染すると死亡率が高い。
かつて南京でサーズ流行時の話を聞いたが、仕事を続けなければ食えないので休むことはできず、マスクをして通勤しバスだと感染する可能性があるのでマイカーでの相乗り通勤をやり出した。しかし道路が混雑して、動かなくなり、時間がかかっても自転車通勤になったと言ってた。東京ではそうはいかないだろうから感染者の特定と隔離が第一の課題となる。隔離と言っても患者が増大したら施設が間に合わないだろう。診療体制への医療関係の努力にも限度があり、そこで重要になるのが各職場、各家庭での対策で、家庭へのウィルスの侵入を防ぐことが最後の砦となる。
その手段は基本的なことでニュースでも紹介してるが「手洗い」と「うがい」なのだが、それだけでは不充分な説明でもっときちんと紹介すべきだ。今年のインフルエンザも手強かったが老人ホームの中には完全に防げたところもある。秘訣は手洗いは甲の部分までしっかり洗うこと、うがいは一度口をゆすいで雑菌を出してからうがいをすること、ウィリスが口内に存在していることがあるので口ゆすぎが大切とのこと。さらに湿度を50%以上に保ちウィルスの繁殖を防ぐこと。
流行しだしたら集会や人混みを当然避けるので不況の経済がさらに悪くなる可能性がある。これこそ国民が一丸となった防衛をやらなければならない。
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