コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

房総沢探索 ~ コセリバオウレン、ムギラン

2023-02-08 13:09:50 | 日記
奥多摩を一日歩こうかと思いましたが、青空がなく
高曇りの天気予報でしたので、のんびり房総探索にしました。

房総特有の隧道を抜けて、適当な所から沢へと降ります。









イオウのしみ出しがあると温泉の香がします。








沢沿いの法面に自生するコセリバオウレン











  




沢沿いの削られた露岩には着生できないので
水面から2~3m位上がった段差のある場所に羊歯などと一緒にいます。
















珍しく右奥には昨年のガラのような物が残っています。









山奥の尾根や法面に自生するコセリバオウレンは
とても小さくて繊細な感じがして、杉の枯葉などの隙間から顔を出したりして
よく見て行かないと見落としてしまいそうですが、沢沿いに自生する
コセリバオウレンは、とてもサイズが大きくて花茎も長く、
下から眺めてもよく目立ちます。薄暗い沢床から見上げる
花景色は深山幽谷の雰囲気がして、水量の少ない冬の沢歩きは
ヒルなどの心配もないので楽しいです。

もう少しするとスハマソウも咲くと思いますが
これも少し高い位置のため今日は確認できませんでした。

目線の低い位置には苔などに混じって、コチョウショウジョウバカマ
ベニシュスランなどがいます。








蕾は固く、開花は3月ですね。








房総の沢にはベニシュスランも多く、ここには密生して
何十株もいるポイントがありますが、花の時期には来ていません・・・・
・・・・・指折りのヒル自生地のため。









↓ テイカカズラもいるので紛らわしい・・・・







・-・-・-・-・-・-・-・





今日は比較的暖かい日ですが、長く沢床にいると体が冷えてきます。
前回近くで見られなかったムギラン、この上にも自生地があって
目線で見られるので、冷えた体を温める為にも一汗かいて岩場を登ります。

















マメヅタランとちがい果実は多くできます。









少し増えていっているような・・・・
ムギランはマメヅタランより自生地が多く、房総では崖地でなくても
比較的身近な所で見かけることもあります。








展望を求めてコナラ、ミズナラの森を歩く奥多摩も良いけど
早春の植物探索を兼ねて歩く房総は楽しい・・・・・2月7日





コメント (4)
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