総合漢方にんぷ薬・総合漢方育児薬

~頭を使ってではなく、カラダ(感性)で子育てしてみませんか~

最後は、腸内細菌が勝つ?ような気がしてきた。

2021年11月13日 | エッセー
 母乳 やっぱり、何か違うんだろうなぁ。
 先日、栄養士さん向けのリモート研修の資料をパラパラとめくっていたら、赤ちゃんの貧血と母乳やミルクについて表が掲載されていた。
 母乳とミルクとフォローアップミルクの成分比較表で、それを見ると、母乳の鉄分はミルクの100分の一くらい少ない。え~~~、そんなに少ないの?母乳の人は、ママがしっかり鉄分を摂らないとますます少なくなるって話?え~~~っと、鉄って何に多く含まれているんだったっけ?レバー?ほうれん草?鉄のフライパンで料理する?じゃぁ、離乳食も鉄分意識しないと駄目じゃない。わが子のとき、そんなこと全然意識しなかった・・・。
 と驚いた。
 しかし、その次の資料で、ほんとうの驚きを体験した。
 実際の赤ちゃんの血液のヘモグロビン値を調べると、母乳の6か月児は、ミルクの6か月児よりほんの少い程度。
 母乳には、腸で吸収されるときに魔法がかかっている。
 母乳そのものの成分に鉄を吸収させやすくなる何らかの成分が含まれているのか、母乳により腸内細菌叢が鉄の吸収をアップさせているのか、ある種の腸内細菌が母乳を餌にして鉄を産生するのか。
 だから、母乳の赤ちゃんのヘモグロビン値に近づけるために、ミルクにはかなり多めの鉄分を添加しているのかもしれない。

 100倍も違うなんて、びっくり。

 ミルクの赤ちゃんこそ、腸内細菌を意識して、便秘にならないようにしたり、離乳食には、日本人が食べてきた発酵食品を、つまり、みそ汁とか梅干し、納豆など(塩分には気を付けて)、あと、腸内細菌が喜ぶ餌(食物繊維~ごぼうや緑黄色野菜、さつまいも、オリゴ糖など)を食べさせてあげることは重要なことかもしれない。その後の人生を考えると・・・。

 それにしても鉄分だけそんなに吸収率がちがうのだろうか。
 栄養士さんが、食事のバランスウンヌンって指導する。
 その前に、腸内細菌叢の検査をしてからじゃない?
 少なくとも、バナナウンチかそうでないかで、必要量もかなり差が出て来るような気がする。便秘な人ほど、ビタミンミネラルたっぷりの野菜を摂らないと、カラダに必要量が届かないような気がしてきた。

 人間ドックに、ぜひ、腸内細菌バランスなる検査項目を入れていただきたい。

 

 
 


 
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