29日23時に気仙沼港入港、
30日、水揚げ、氷の積み込み後、11時気仙沼出港、
三陸沿岸沿いを北上し、17時から東よりにコースを変え、
17時30分スタンバイ。
集魚灯はLEDだけ、ライトは固定したまま点灯させ、
上部ブリッジに漁労長、無線室に通信長、
ブリッジと機関室には各当直者、
当直以外は寝室で休息しながら待機
(群れに当たれば即スタンバイ)という態勢で、
黒崎沖から襟裳岬の南までの低水温域の潮境を調査航走!
数匹で泳ぐサンマやイカが時々見えるものの、
ライトの探照先で跳ねるサンマの群れは見えず、
夜明け前に消灯、
各船の操業ポイント襟裳岬の北東沖向けに針路を取り、
凪良く微速で北上。
10月1日、昼頃に漁場着も
漂泊中の各船より20哩程北東側へ漁労長による水温調査、
昨夜から集魚灯を出したままでの航走なので、
夕食を済ませ、16時30分にスタンバイ。
17時、航走ストップ。
ストップ中の船の下、魚探(魚群探知機)には
海面から水深20mを頭に濃い反応があり
集魚灯を点灯、日が暮れてサンマが浮くのを待ち、
17時40分から操業開始!
他船は4隻と少なく、
「水温15.4℃ 水色は濁水系」(特大混じり)4回操業し、
20時40分から1時間半程南西に航走、
他船多く大船団の中、
僚船数隻が並んで操業中のポイントの西側で1回操業、
「水温16.7℃ 水色は澄んだ青色系」(大、中主体)
サンマの魚体は16℃台の方が揃っていた感じがします。
尚、宮古の沖合いでも纏まった漁獲があったとの事で、
いよいよサンマの南下回遊が本格化、
三陸沖にも主漁場が形成されそうです。
22時20分終わり!
僚船に群れを預け、南下帰途航走。
宮古の沖合い(2日の日暮れから、漁獲のあった海区を
ソナー、魚探を起動させながら)を通ってのコースは
北西の風がやや強く、うねりも高い、微速で航走。
画像は沖合いまで風に乗って飛んで来た珍客 「赤トンボ」
明 かりに迷い船内に…
久しくトンボに視点を合わせる余裕がなかっただけに
季節を感じました。
10月に入り、さんま漁は中盤戦突入!!
船は3日朝女川港入港予定!