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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

さんま漁15 航海目!

2008年10月07日 | モバイル

さんま漁15  航海目!

3日の晩は休みで帰宅!

自宅のテレビで19時30分からのテレビ番組、

NHKの

「クローズアップみやぎ、燃油高騰!苦境に立つ秋刀魚漁」を

見る機会がありました。

今、国内では、色んな物が値上げされている中、

秋刀魚は安くなって嬉しい!という買い物客が

買い物カゴに秋刀魚を入れている様子が映りました。

自分達が漁獲し、流通していく秋刀魚が

購入されているのを見るのは喜ばしい事ですが、

あまりにも値段が安く、ちょっとガッカリ…

これはこの先の浜値の上昇は期待できないなぁと感じました。

昨年、TAC(漁獲可能量)が増枠された時で予想した事。

今週から2週間に5航海という微妙な生産調整になりますが、

集中水揚げで一気の魚価暴落だけは避けたいものです…!!

氷を積み込み、4日、16時30分、女川出港北上!

昨夜、宮古沖合いの海区で操業した船の漁模様は、

あまり良くなかったようです。    4日朝に出港して、

日暮れから調査している僚船からの連絡も芳しくない…!

「三陸沖 にも主漁場が形成されそう…」というのはもう少し後に

(時期的にはそろそろなんですが)なりそうです…

5日01時、数隻の操業船が見えるがスタンバイのベルは鳴らない。

3時頃に各船の操業ポイントを通過も素通りです…

夜明けを待たずに僚船や各船も、

宮古沖合いの海区から一斉に北上し、襟裳岬沖へ!

北上を続け、15時50分スタンバイ。

襟裳岬の北東から花咲の南東までの沖合いの広い範囲で

小型船が操業しており、

漁模様も魚体組成も水温もマチマチのようです。

17時20分、航走ストップ、群れに乗せ、即操業開始!

2回操業して付近を調査、水温16.2℃ 魚群は薄く5回目の操業後、

20時20分から南西へ2時間程移動して操業を再開。

N42°17, E145°33,~55, 水温15.8℃

9回目の操業でついに大群操業!

6日に日付けが変わった00時15分、操業終わり。

南下帰途航走、 7 日朝女川入港予定!