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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

秋刀魚漁4 航海目!

2006年09月01日 | モバイル

10時厚岸入港水揚げ後、12時出港漁場向け!

17時スタンバイ! (集魚灯を出し操業準備)

スタンバイは夕刻に行います。

今の時期は日没が遅いのでこの時間ですが

11月を過ぎると15時頃に行います。

操業準備後に夕食、日没から始まる操業や、

ライトワッチに備えます。

(3台のサーチライトを3~4人で1時間ずつ交代で回し、

秋刀魚を追ったり、集めたりする)

しかし向かう漁場まで適水温が無い場合は

サーチライトを点灯させ固定したまま航走。

その間は漁労長が上部操舵室で、

ソナーや魚群探知機のモニター、

ライトの探照先を目視しながら群れを探し、

船長は操舵室でレーダーを見ながら当直。

乗組員はその間、

各自の持ち場を点検したり漁具を整理しています!

30日夜は22時に漁場着、

23時頃群れを見つけ操業開始、

どしゃぶりの雨の中での操業でした。

4時半頃操業をやめ、夜明けと共に帰途、

宮城県、女川港向け!

帰港中は操舵室2人、機関室1人の当直を2時間交代で行い、

当直者以外は休息しています。

襟裳岬沖までは涼しいのですが、

津軽海峡沖を南下中、一気に気温が上がり

洋上でも残暑を感じます。

帰途航走の所要時間は約31時間、

1日昼頃女川入港予定!