心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

人の為と書いて「偽」

2008-01-08 | つれづれ


人の為と書いて偽り。
う~ん。当たっているような。当たっていないような。。

昨年を表す一字の「偽」。
食品偽造は、消費者の為? 否・・。 つまりは、本当は自分の為。

どこかの求人の広告の文句に、こんな感じのことが書いてあった。
「どんな仕事も常に‘誰かの為に’であるものなのです。
たとえばもっと便利なものを、もっと美味しいものを・・・という願いに応えて
誰かの喜ぶ顔が見たいから、そこに私達の仕事はあるのです。」

なるほど・・・確かに本来はそうなのかもしれない。
きっとそこにある‘誰かの為に’は、純粋で損得考えず夢中になった結果、
あるいはとても自然な行為で、そこには「偽」はないのかもしれない。

土や水や太陽があらゆる生命を育むような自然界の営みには「偽」はないわけで。

ま、「偽」か「真」かと論じるよりも、時々ふと思う。

「~してあげたのに・・」という思いで苦しむのは、実は自分自身なんだってこと。

だからなるべくなら、思いを固執せず、為したものを主張せず・・と
生きたいものですねぇ。。。

それにしても、誰が決めたんでしょうね・・人の為と書いて「偽り」だなんて。
人の為は実は自分の為・・と、既に悟られた方だったのかな・・なんて。




コメント (2)
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