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心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書の話ーまたまた木簡

2025-03-27 | 木簡

 

 

木簡臨書。

筆は愛用の広島熊野 仿古堂の 沙月。                                                           柔らかな羊毛で、初めは扱いにくいかもだけど、慣れると癖になる筆。


こちらの思いで書くのではなく、筆の赴くままについてゆくのがよい感じ。                                          そう、猫とわたし(猫の飼い主は皆しもべ? )の関係のように。


沙月で書くからではなくても、やっぱり木簡が好き。                                                    かっこつけてなくてマイペースで、生き生きとした解放感に溢れているから。

そうか、木簡は猫に似ているのかもしれない。
あぁ。猫さま恋し。                                                                   だから木簡が好きなのか?

 

 

 

 

原本はこちら。 見にくいかもですが。                                                                  え?これで臨書?わたしが感じたままの臨書でありんした(^^)

 

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楽しや木簡

2025-03-24 | 木簡
     
一気に気温が上がって桜も咲くかなと思ったら、今日はまだ曇り空。
今年は案外長く、桜が楽しめるかも?と天気予報で。
 
 
さてさて、久々に書のお話をば。
随分と前に書いた木簡臨書から。
 
最初は真面目?に形臨したつもりからの、意臨。
ちと画像、曲がってますが
 
最後の字の左右のはらいの部分の、とぼけた愛嬌を表現したかったのと、
「母」はちょっとやりすぎな感あるけど、この母は、びよ~んと伸ばした腕が
見せ場なのね~と思ったので、その気持ちを汲んで書いてみました。
 
原本はこちら ↓ 右列 見の次から。 
本の解説には「故里(理)母負」と。
 
     
  
 
 
     
 
臨書には、形臨(けいりん)と意臨(いりん)とがあって、
もちろん最初はデッサンと同じで、その形や筆遣いを真似て書く形臨から。
意臨は、呼吸やリズム、思いを受け止めて、オマージュして表現するもの。
 
わたしの場合、形臨をしているつもりでも、いつの間にかどんどん意臨になる。
   
実際には多くの木簡は、幅1cm程の短冊状の木の板に書かれていて
お役所の書類や罪状が書いてあったり、商売のやりとりや荷札、
お墓に故人と一緒にいれる履歴書みたいなものもあったりと、生活の書。
 
名筆と言われるものは筆者がわかるものが多いけれど                            木簡はどんな人が書いたのか記録はなく、そこにとてもロマンを感じるのでして。
 
なので、わたしの場合、これを書いた人は豪快でお酒が好きそうとか、
繊細で優しい人だったのかな、不器用だけど正直な人だったのかな、とか
話しかけながら臨書します。
 
そこに、筆を変えたり、墨の量を変えたり、大胆に、繊細に、やわらかく、
とかとか、自分なりにテーマを変えて。
でも基本的な原本の、特徴はオマージュしつつ。
 
     
  
 
この筆は、秀逸。馬毛と羊毛なので、程よい弾力の長鋒兼毫筆
 
 
 
 
 面相の小筆で
 👆は、左の列の1行目の臨書。
 
 
  
 
 
どうしてそうなるの?と、書家でもあった母に面白がられていました。
でも、木簡はどこまでも自由な解放感を、わたしに届けてくれるのです。
 
木簡のように、あっからかんかんと、大らかに生きたいです。
 
     
お時間ありましたら 拙ブログでの ※形臨・意臨について  
 
 
 
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今日は臨書三昧

2021-06-09 | 木簡

 

     昨日今日といきなり真夏日で、今日も部屋の中は29℃!
     それでも湿度は少な目なので窓を開けると、風が心地よく。
 
     書道教室は、緊急事態宣言中なので今月も通信となり
     皆さまからお送り頂いた臨書の添削と、お手本書き書き。
     ということで、本日は久々に木簡臨書三昧。
 
     たぶんなんでもそうなのだと思うけど。
     たとえばスポーツ選手、音楽家、日々の料理、日々の暮らしも
     毎日の練習をサボったり、リズムを止めると、
     なんとなく調子がでなかったり、閃かなくなったり。
 
     わたしの場合、そこに年齢も入ってくるわけだけど、
     最近痛感すること多々。
 
     そのことに気づけたということで、今からでも・・と、改めて
     日々を丁寧に大切に過ごしたいと思う今日この頃でございます。
 
 
 
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木簡臨書で解放感を~

2020-10-04 | 木簡

さてさて。

1年8ヶ月、いろいろなことがあって、

まずは母と猫さまたちとの別れを記録できたところで、

Facebook、Instagramにアップしてきた作品等も

またここでも記録していきたいと思います。

 

母とやってきた書道教室は、少人数で続けています。

主に木簡ですが、隷書、甲骨文、造像などの古典が中心。

わたしが木簡が大好きで、木簡から人生を学ぶことが

たくさんあると感じるからです。

 

木簡愛は、以前このブログでも綴ったこともありますが

今も、木簡を書くと解放感を感じ、おおらかな気持ちになります。

原本

 

 

コロナ渦で、お稽古はしばらく通信でしたが、9月から再開。

通信は、それぞれに細かいアドバイスをお伝えしたことが

意外と好評で、それぞれに発見や感激があったようでした 

 

最近わたしは書から少し離れて、墨ART作品を制作しています。

もちろん、ウォーミングアップは木簡臨書から始めます。

 

なかなか自由に外に出かけれられない今、家でできること

そう、たとえば木簡の臨書をやってみたい方、

ご一緒にいかがですかぁ 

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木簡の魅力

2018-02-16 | 木簡


久々の臨書。
昨日の書道教室で参考に書いた木簡「治馬傷水」
筆は仿古堂。


私にとって木簡の魅力は、生々しさ、自由奔放、解放感、率直、哀愁、潔さ、生命力。


私にとって木簡は音楽にすると、たとえばこのギター。

横田明紀男(元FRIDE PRIDE)スペイン 
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草書的生活

2017-01-12 | 木簡


今日は今年初めての書道教室。
久々に筆を持って木簡の参考作品をば。

これは草書系木簡かな。
簡略化されている分、かっこつかなくて難しい。
線と空間を意識しつつ。

あ〜。
私の部屋も、日々も、草書的生活がしたいものぞよ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)





原本はこれ。
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木簡の作品づくり

2016-08-04 | 木簡


今日午前中は書道教室。

Kさんが某書展にチャレンジしたい
という木簡を、
私なりに書いてみました。

サイズは60cm×170cm位かな。
俄かにだったので大きな下敷きがなくて
半切のをずらしながら。

12文字入れたいとのことだったので、
小さめに書いたら
盛り上がりに欠けたので、もう1枚。

4文字目と5文字目を、伸び伸びと
ダイナミックに書いてみたかったので
文字数を減らして。

なんか書道っぽくてつまらないなぁ

今日は午後から、久々の書展巡りがあるので、2枚書いたところで終わり。

これをどう作品にしていくか、
他人事なのに、私もチャレンジしてみたくなってちゅ〜

というわけで、ただ今上野に向かってまーす。



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線は人生を教えてくれる

2016-07-18 | 木簡
                         (半紙)

木簡臨書─女

この左への道のりを、粘っこく大胆に書きたかったので
書き始めを右寄りにしてみたなり。

木簡は、楷書のような冷静沈着さはなく
感情がそのまま線に現れているような気がする。

日々の暮らしの中で無意識に、けれど生身の息遣いが
聞こえてくる木簡は、見せるための書ではなく、
生きるための書だったのかな、と。

だから木簡の線には
書き手の生き様のようなものを感じるのでして。

木簡の線を見ていると、どんどん元気が湧いてくる。
ちっぽけな迷いなぞ、ケセラセラ~と思えてくる。

こんなにも木簡に恋しているわたし。

今日の1曲は久々にThePianoGuys
Story of My Life (One Direction -Cover)


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瞬発と躍動

2016-02-12 | 木簡
                                (半紙)


久々に木簡臨書。

もうここ何年も、臨書するのは木簡ばかり。
たまに隷書、甲骨、金文、造像。

思えば整った文字になる前のものばかり。
自分の好みというのは、書風にまで及ぶのかと、おかしくなる。

木簡の中には行書風、草書風、楷書風、隷書風と色々な書風があって。



でもって、どこの誰が書いたのかなぞわからず
生活の中のメモだったり、文字の練習帳や商売や国からの伝達やらだったり
面白いのでは、亡くなった人があの世でも迷わず暮らせるようにと
好きな食べ物が書いてったりと、よろずの書というわけで。

そんな雑多な生々しいところが、好きなのかも。
そこには、なんでもござれ的なたくましさや、解放感や活力があるから。






木簡の中にある「瞬発と躍動」を浴びたいから、
また木簡を書いて書いて書きまくろ~っと。


今日の1曲は、久々に聴きたくなった ThePianoGuys






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木簡を書くと

2015-04-23 | 木簡
                           (半紙)

ここのとこは、6月の蘭秀会書展の作品を書いているものの苦戦中。

書は何を書くかが決まったら、作品のほとんどができたようなもの、と
木原氏もおっしゃっていましたが、まさに、その部分で
今自分は何を書きたいのか、その答えらしきものが見えなくて、でして。

この言葉を書こうと思って書き始めても、
その部分への思い入れが足りないと、どうも邪心が生まれて
作品も不自然で、ち~っともピンと来ない。

そんな時は、初心に戻って木簡を書く。
書いて書いて書いているうちに、木簡の自由でおおらかな線、空間から
解放と感激を感じるのでして。

それがそのまま作品にも届けばいいのだけど、
どうも中途半端なこだわりが邪魔をするようで。

ってことで、放下著~ほうげじゃく~(禅語)と叫んでみる 
ええい~こだわりを捨ててしまえ~。




今日の1曲は Björk - Who Is It?

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