心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

千里の道も一歩より

2008-07-29 | ことわざ
                          (半壊紙1/2)




中学生の頃は運動が好きで、体育の成績は5をもらったこともあるのだ~

・・といっても、夏休みのプールで、1万m以上泳いだら「5」がもらえるっていうんで、
中3の夏、まわりは受験で塾に通う中、午前・午後と通って達成!
学校で確か5位くらいだったかな

マラソンの選手だった同級生のEちゃんの影響で、マラソンも大好きだった。
「ふっふ~(吐く)はっは~(吸う)」のリズムで、いつも目の前を走るEちゃんの
背中を見ながら、走っていた。

運動会ではいつも1位のEちゃんに勝てず、それでも充実感と達成感はなんとも言えず
快感だったのを今も覚えている。

中3の時、初めて東京都中学校総合体育大会に800mの選手で出場した。
結果は確か7位くらいだったんだけど、大会前の練習で、
実は足首を捻挫していたのに全く気づかず、走りきった直後から激痛が。
見るとくるぶしが子供の手のゲンコツくらいに腫れてた。

大人になって思い出すと、人って、目標や夢があると、痛みや迷いも忘れて無心に
なれるもんなんだなぁって。

「千里の道も一歩より」っていうのは、計画性とそれを続ける精神力が大事ってこと。
一歩を踏み出すには、まず千里の先を描くことが大事ってことですかね。

ふと思い出したどこかのお坊さんのことば・・
「命を運ぶと書いて運命 その運転手は自分」

うんうん・・うんめい。
運命は自分で切り開くってことなんですね~。



コメント (8)
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憎まれっ子世にはばかる

2007-08-27 | ことわざ

本来の意味は「人に憎まれるような人間が、かえって世間では威勢を
振るうものだ」とある。(大辞林)

今の日本の政治や企業倫理にも、まさにこのことばが当てはまる。
いや・・時代劇を観ていると、昔から政(マツリゴト)と民(国民)の関係は
ちっとも変わってない。
憎まれっ子が世にはばかるのは、世間がそれを許しているからでもある。

それにしても現代は、残念なことにごく自然に人を信じる、許す、
さりげなくいたわる、思いやるといった古きよき時代の日本の文化が、
どんどん失われて行っているような気がする。

個人情報ということばだけが先走り、信頼という何にも変えがたい人と人の財産が
奪われていく今、私たちは何を一番大事にすべきなんだろう。
変わらぬ歴史を変えていくには、憎まれっ子をただ漫然と世にはばからせて
ばかりではいかんのだ。

だけど、はてな。
では何をすればよいのか?

まずは知ること。自分で考え、選べるだけの知識と技術を持つべし。
それは何も政治に限ったことではないわけで。
マンネリ化した自分を変えるにも、まずは自分に関心を持つべし。

自分がわかれば、他人も見えてくる。
自分を大事にできれば、他人も大事にできる。

世の中は共存し、関係しあっている中で成り立っているということを信じて、
一人一人がお互いを大事に、信じる心を持っていられたら。
憎まれっ子にはない、あっけらかんと底抜けの明るさを携えて。

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