ハロウィンも終わり、早くも霜月。
急に朝晩は肌寒くなってきましたね。
さてさて、今日はわたしの個展のご案内をさせてください
書の線と空間の美の世界観に魅かれつつ、2014年頃より文字から離れて墨、
アクリル絵の具などによる抽象作品も描いています。
今回は「ゆくさき」をテーマに書からくる線の作品と、
小さな木片にアクリルで描いたものをB室のみで小品を中心に展示します。
ひとつの点が線になり、重なって面となり空間を作っていく、
それは人と人の出逢いや人生にも似ているなぁと感じます。
時に切なく、激しく、大胆に、たとえば黒と白、儚さと強さ、
一見両極端に見える世界は実は共鳴していて、どんなドラマも愛おしく思えてきます。
いつまでたってもこれだというものに辿り着けずにいますが、
無心に描いていると、ゆくさきは無常で無限でいいのだとも思えてきます。
かなり以前、成瀬に住んでいまして、その頃から画廊の存在は知っていましたが
まさか自分がこんな素敵な画廊で、個展の機会を頂けるなぞと思いもよらぬことなので
とても光栄に思うと同時に、緊張してきました。
もしお近くにお越しの機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
わたしは13日の休廊日以外は基本在廊予定ですが、現在父が入院中のため
急遽の変更や当日の予定は、こちらのブログでもお知らせしたいと思いますので、
ご確認頂けましたら幸いです。
坂本沙於里 展 - ゆくさき Destination -
2024年11月9日(土)~16日(土) 11:00~17:00
13日(水)休廊
なるせ美術座
町田市南成瀬4-7-4 公園上
電話042-723-2988
JR横浜線「成瀬駅」北口より徒歩8分
改札出て左へ➡右へ道なりに➡信号を左折➡成城石井を過ぎて
➡信号を渡ってゆるい坂道直進➡星野珈琲を過ぎてとんでんを右折➡
坂を下る➡会下山公園を左折してすぐ
桃太郎氏の屏風作品の部分
昨日は、健康診断×2のあと午後スタートで銀座へ。
若い書家4名の書展おどりば、創玄展、そして先日もご紹介した
筵平桃太郎さんの遺墨展。
芸術の秋突入で書展も絵画展も目白押し、行きたいところが多過ぎて
限られた時間ではとても全部は伺えないのが残念過ぎる。。
そんなわけで昨日は一気に3か所、18542歩。
まずは書展おどりば。 Instagramで拝見していて、四者四様、素敵。
まだ会期中なので、画像解析度落としてて見にくいですが。。
一部ですがご紹介させてください。
(関係者の方へNGでしたらお知らせくださいませ)
ナカノギンザギャラリーで11月4日まで。
そして、創玄展。セントラルミュージアム銀座で11月3日まで。
中野北溟氏、関口春芳氏、石飛博光氏、永守蒼穹氏、稲村龍谷氏など多数。
なんと~わたしの書の師 稲村雲洞先生のご子息で篆刻家の 稲村龍谷先生 にお目にかかり。
先生の作品や出品されている書家の方の作品にも先生の印。
その1点1点についてお話下さり、感激でした。
写真撮影OKでしたが、掲載NGでしたらお知らせくださいませ
最後に鳩居堂での桃太郎遺墨展。銀座鳩居堂3.4階 11月3日まで。
そこでは、書TENでご一緒させて頂いたり、いろいろとお世話になっている
越智麗川先生が受付をされいて、あら!お久しぶりです~でした。
桃さんの書画の世界、好きでした。
あの笑顔のように穏やかで正直で素朴で情深く、情熱的で。
思えば、いつもわたしのことなどを応援して下さっていたのかな、と今さらながら。
昨日は久々に桃さんの世界に触れて、そしてわたしにとっての原点の書の世界を
堪能できて、またじっくり書の学びを始めようと思いました。
3連休はお天気が心配ですが、書にご興味ありましたら、ぜひお出かけください
「放心と無心」
画仙紙(半紙)に墨・アクリル
極細面相筆で力を抜いて、ダンスをするように線を引く瞬間の放心は いつの間にか無心を運んでくる。
そんな時間はとてもやさしくて。
この曲を聴きながら♪
Bruno Major - Nothing
「雨音と足跡と」
画仙紙に墨・ポスカ
若い頃は振り返ることなんてなかったような。
人生それなりに色々あったけど、忘れたこともたくさん。
案外、辛かったことも笑って話せるいい思い出になっていたり。
現在超高齢の父介護中ゆえ、大いに自分を楽しめる状況ではないけれど
もうこれからは、好き!楽しい!を相棒にれっつらご~と生きたい!を
うっかり忘れないように、自分に備忘録。
この曲を聴きながら♪ Meadow - Call
案外、辛かったことも笑って話せるいい思い出になっていたり。
現在超高齢の父介護中ゆえ、大いに自分を楽しめる状況ではないけれど
もうこれからは、好き!楽しい!を相棒にれっつらご~と生きたい!を
うっかり忘れないように、自分に備忘録。
風船かずらの赤い実たくさん。かわいい
今週はお天気悪そうですね。
ベランダガーデンの植物たちは、雨とも仲良く遊んでいるみたい。
ほどほどなら、雨もまたよろしですね。
ミモザの枝の雫たち 空が映ってきれい
紫陽花は秋なのに、なぜかまだ新芽もでてきます
大好きなブルーウィングは花盛り。
モフモフのピンクがかわいいセージ
少しさかのぼる話が続きますが。
檜の木片が100枚近くあったので、何か描こうかなと。
紙やすりで表面や側面を削る作業は、案外力のいる作業でした。
そこからアクリル絵の具やコラージュをしたりして作品づくり。
1か月近くかかって50枚位描きました。
その中からの1枚です。
「あの星空の下」
ベランダの椅子に座って、ぼ~っと空を眺める時間が好きで
割としょっちゅうベランダにいます。
ありがたいことに、ベランダ側に建物がないので空が大きくて気持ちがいいのです。
すぐそこの家や、遠くのマンションから漏れる灯りの一つ一つに
それぞれの暮らしがあるんだなぁと思うと、自分もその灯りのひとつで
今生きているということをじんわりとしみじみと感じます。
明日は衆議院選挙、この国の未来も、世界の未来も危ういことだらけだけど
ひとつひとつの灯りが、平和で穏やかなものになりますように。
写真撮影は 小峯真実子さん
昨日の続き。
ブログでも何度かご登場頂いたペケキムラこと、木村純一さん。
革バッグ作家であり、そこここにあるものを何でも作品にしちゃうアーティストでした。
Facebookで素敵だなぁと、銀座奥野ビルのサロン・ド・ラーさんでの三人展に伺い
その時にバッグを買って、でもお声をかけられずにいたのですが、そこからご縁を頂き
ギャラリー自由が丘でのグループ展に誘って下さり~からの6年でした。
1点1点手縫いで、同じものは1つとしてない、唯一無二のバッグはもちろん、
ペケさんの気さくで人懐こくて、無防備に無尽蔵に惜しげもなく愛と自由を放出しながら
ちらっと男の哀愁とやらを見せたり、実は人一倍サービス精神旺盛で、
さりげなく回りの心配をしたり応援してくれるお人柄に、多くのファンがいたわけです。
ペケさんの×は、バッテンではなく、cross/交差・交わり。
人と人、アートと人、苦しみとか喜びとか生きていると出会ってしまう点と点を
ユーモアとエスプリでつないだり解放したりすること。
ペケさんには、こうじゃなきゃいけないなんてものはなくて、
「あなたはあなたでいいんだよ」と言ってくれているような安心感から、
素直な自分を探したいと思えてくるのでした。
2年位前に癌が見つかり化学療法をされていましたが、副作用で手が震えて絵が描けない、
俺はまだまだ手仕事がしたいからと、民間療法をしながら、仲間との時間を楽しまれ、
本当に最後まで絵を描いておられたようです。
まだまだ挑戦したいことが山ほどある、といろんなアイデアを
わたし達にも話して下さっていたので、残念です。昨秋前にお会いした時はそれでも
お元気そうだったので、今年の1月の訃報には言葉を失いました。
多くの作家さんたちとのご縁や、ものづくりの楽しさ、生きるということ、死ぬということ、
感激や刺激や発見や・・分けて頂けたことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
あのエネルギーはどこからきていたのか、聞いてみたかったです。
昨夏のペケさん作品集第2弾に続き、遺言のようでもあった第3弾は
SNSや普段の何気ない会話や愛用のノートから、ペケさんの言葉を
一部ですがご紹介させてください。 画像クリックで大きくなります。
本屋さんでは販売していなくて限定部数のみですが、まだ多少在庫はありそうです。
ご興味ある方がいらっしゃいましたら、コメント欄にお問合せくださいませ。
(事前承認にしてありますので、非公開で送れます)
早くも10月3週目ですね・・ すっかり秋めいて。
相変わらずスマホでの投稿が苦手で、日々に追われなかなか投稿ができずにおりました。
というわけで、ともかくも9月のグループ展の記録をば。
今回が6回目、呼びかけた革バッグ作家&美術家のペケキムラこと、木村純一さんが
今年の1月に亡くなり、残されたメンバーと、ペケさんの初期の頃の絵画と布バッグ1点も。
また、ペケさんの膨大な作品をまとめた作品集 見えてくるようす1・2に続き
最後となる3冊目は、ペケさんが残した言葉をメインにした本も販売しました。
2冊目にはあとがきを、3冊目はこれまた膨大なペケ語録と作品画像の編集を
担当させていただきました。
その本の話は、また次回にして、今日は作品の備忘録とさせてください。
画像はクリックで大きくなります。
今回は、父入院という緊急事態もあり1日しか行けず残念でしたが、
創作の機会を頂けたことに感謝です。
メンバーの皆さま、ギャラリー自由が丘のKさん、Oさん、
ありがとうございました。
右側の2点が下口泉さん
ぎりりらさんの作品は最初の画像のmoca。さんの右隣。
わたしは今回は、木のBOXにアクリル絵の具で描いた抽象作品4点。
moca。さん 河原くみこさん
小西ぼーっとさんの陶器の花たち はぐはぐソックス屋。さんの手縫いソックス
ペケさん初期の頃の絵と、大きな布に手描きのバッグ
面狐さんの鉛筆画 村上多恵子さん
Yatsys’s Bagsさん
なんと!あっという間に時は流れ、約3年ぶりの投稿です。
今日から少し猛暑が和らぐらしいですが、まだ今日は蒸してます。
スマホでの投稿がどうもうまくいかず、ほかのSNSを利用してばかりでしたが
PCにゆっくり向かう時間は、また別の五感に響くものがあるなぁと、ふと。
そんなわけで、またこちらでもおつきあい頂けましたら嬉しいです。
と、3年前も言ってた気がするけど 笑笑
まぁ、この3年間もそれなりにいろいろありました。
そんなこんなも思い出しつつ、備忘録として綴っていきたいと思います。
さて。
今日は過日のひとこまから。
なんかちょーだぃ。
上野公園のすずめは、案外人懐こかった。
どこからかフライドポテトを失敬したカラスが、すぐ横を通り抜けた。
それぞれに生きるのに一生懸命。
どちらもいといとし。