心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

わかれてきた道がまっすぐ ~山頭火

2008-01-17 | 山頭火・放哉・良寛
   
 

最近絵手紙教室では、絵よりも、たとえばこんな、山頭火の句を書く。

おとといの教室で、この句を宿題に。
それぞれに書いてきた作品の品評会をする。(と言っても、和気あいあいにね )

そこで、どなたかがこんな質問を。
「これは過去の道なのか、それとも未来への道なのか?」と。
すると皆さんもどちらなのか、随分悩んだと。
それによって、絵も字の流れも変わってくるから・・と。

「えっ?」
おおおお~なるほどぉ

今自分が見ている道は、過去を振り返り、既にまっすぐになった上にいるのか、
それとも、今自分が立っているのは、わかれてきた道がこれから先まっすぐに
伸びている時点なのか。。

私は迷いもせず、後者でした。
今までわかれてきた道が、これから先はまっすぐに伸びているイメージ。

道といえば、縦に書くのか、横に書くのか、あるいは左から?右から?・・と
川は左から?右から? 風はどこから?上から?下から?

へ~。ふ~ん・・・と改めてみんなで確認。

  みなさんの作品。 


その感覚って、どこで培われるものなんでしょうね。
生まれ持ったもの? 育った環境? ・・・?
新しい発見と、感動がありました。

さっきの話、道の時点はどっち?の答えは、教室の皆さんはほとんどが前者。
子育ても終わり、お孫さんもいらっしゃる頃の人生の先輩方の解説によると・・
「それは年齢からくるものじゃない?」と、一同大いに笑う。

でも・・確かに生きてきた道のりもあるけれど、自分がいつの時点なのかを
決めるのは、自分次第ってこともあるし。

それに、どの地点であっても、ぽつぽつとまっすぐでありたいなぁ・・。


コメント (2)
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