心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

インテリアの書

2008-01-16 | 書の話
              <CDラックの上のコーナーに>
               10年位前に古道具屋で買ったカンナを立てて
               刃の上に千両を添えて。
               拾ってきた石ころに「洗心」と書いた和紙をはって。
 



書(家)は各々、現代に、そしてこれから先の未来に生き残る方法を模索している。

伝統的な書体を残す書家として、あるいは近代詩文等の仮名まじりの読める書、
抽象的な絵画的な現代書、広告の中の書、そして何年か前から注目されているのが
インテリアとしての書。

今は住宅事情も昔とは違って、和室も少なく、掛け軸を飾れるような高さの天井も
床の間もない家も多いですよね。
それに書は文字(漢字)を作品にするので、何となく洋間には合わないイメージが
少なからずあるようで・・・。

でも書体を選び、見せ方次第で、洋間にも合う現代的な空間を演出することもできるのです。

たとえば、品行方正な書よりも感覚的な書、甲骨文字や篆書なんかも似合う。
ことば(文字)から受ける印象をそのまま書く。
お手本なんかいらない。
自由な心で、楽しく書く。これが正しいなんてのもない。
思いついた時に思いついたことばをささっと書く。
それが意外と傑作!ってなったりもする。

最初は一字から。
たとえば、「遊」「楽」「花」「夢」「心」「空」「宙」「悠」「信」「愛」「風」・・・

      
   トイレコーナーはこんな感じ        ちとお香で汚れてるけどトイレだから「捨」の字


自分で書いた作品を飾るなんて恥ずかしい・・って、最初は思うかもしれませんが、
一度舞台に立った人はやめられないっていうのと一緒で、
次はどんなものをって、きっと楽しくなります!

ぜひ早速何か書いてみてくださ~い。
まずは写真のように、その辺の石ころにはってみては・・。
洋紙では硬くてだめなので、和紙に書いて、ヤマト糊を水で伸ばしたもので貼って。

その辺にちょこんとあるだけで、ちょっと「ムフフ」って気になってきますよん。
コメント (4)
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