心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

我はでくなり・・って言える?

2009-04-30 | つれづれ
                         「我」 (部分)



まずはひとつ、訂正とお詫びがあります

4/28のブログ でご紹介したもぐら庵さんの個展ご案内のはがきが、
’07年のものでしたので、訂正して今年のものと差し替えました。
絵文字クイズも今年バージョンではなかったので、頑張って挑戦していた方・・
ごめんなさいです  再挑戦してくださいましし~。


**********

そして・・っと。
おとといは外が白む頃まで作品書き書き。 墨がなくなり断念。
あんなに書いたのに・・昨日なんとか1枚を選び。

書いてたのは「天地為我爐 萬物一何小」って孫楚の句。
この句は好きで、前にも何度か書いていて。

天地は我が爐(炉)たり。万物は何ぞ小たる。
天地は私にとっては全てを熔かす炉であり
そこに投じる万物は何と小さな物であることよ。

そして、この句を書いてると、いつも中川一政の書画を思い出して。
書を始めるきっかけになった、中川氏の書展を初めて見たときの
何ともいえない感激を思い出すのでして。

そうそう・・この人形浄瑠璃を描いた作品↓
( 真鶴町立中川一政美術館 HPより拝借 

「われはでくなり つかわれて踊るなり」に、なんだか惹きつけられて。




愚痴ってるようでて、我はでくなり(でくの坊)って言える
スケールの大きさ深さに、いいなぁ・・・って。

そんな「我」を目指して、今回たくさん書いた中の1枚。
はてさて、皆様・・・どんな印象でせうか?





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幸福の木の花のほんとうの話

2009-04-29 | 植物・畑・公園
                  「閉」  閉ざされた?感じに書いてみた
     



今日はみどりの日 
ここいら辺は清々しい快晴~ 


空を見上げて太陽に照らされてる植物たちを見ていると、元気になる
でも心が折れているときは、そんな姿さえ切なくなったこともある。

心を閉ざすと、そんなごくごく当たり前のことまでも受け入れられなくなるわけで。

先日咲いた幸福の木の花。
これはいいことがありそうな~って、いいことあった~って思って喜んでいたんだけど。

職場のMちゃんがよくよくネットで調べたら。
実は花が咲くのは、鉢が小さいとかで根詰まりしていて
助けて~って断末魔の叫びなんだとか。 

おぎょ。。

そういえば植え替えなきゃって思いつつ、大鉢は買って置いてあるのにそのままで。
確かに、身長の割りに鉢は小さい。。

つまり、枯れる前に最後の力を振り絞って花を咲かせているのだと。
すると、あの樹液の雫も涙に見えてきたりして。。
昨日もまた、夕方からすごい香りを放ち開花。

すごいなぁ・・・

暢気に、なんかいいことあるかも~って喜んでたけど
幸福の木の本当の幸福の素を見たような気がした。

もちろん、GWにおっきな鉢に植え替えますよん。
みどりの日のおまけに、近所の新緑を~






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5月の書展情報

2009-04-28 | 書展・展覧会情報
            


また作品作り中で、少々時間がなく・・と言い訳 
ブログ用画像がないってこともあり、久々に展覧会情報ってことで 


まずは 4/20のブログ でも書いた龍門造像二十品の不折コレクション展が
7月26日まで 書道博物館 で。


そして港区麻布台にある吉田苞竹記念会館で7月11日まで開催中の
「中国新出土 新発見の書 拓本展<Ⅱ>」~墓誌・造像・刻石~





書壇院 の創設者である吉田苞竹の記念会館はちょっと興味あり。
GWにでも・・と思ったら、日曜・祝日・振替休日は休館だって・・
でも7月までやってるので、ぜひ~。

また 日本書道美術館 では5月6日(祝)まで、論語名句選の春季特別展開催中。
出品作家陣はそうそうたる方々。

明石春浦、野口白汀、浅見錦龍、城所湖舟、小木太法、戸田提山、貞政少登、
中平南谿、高木聖鶴、金子聴松、町春草、種谷扇舟、石飛博光、國井誠海、
植村和堂、殿村藍田、中野北溟、日比野五鳳、日比野光鳳・・



楽しいところでは、松屋銀座 遊びのギャラリーで5月12日~18日まで
もぐら庵遊びの印展。

もぐら庵は、遊印家 池田耕治さん のこと。 (←HPも更新画面です
楽しい印だけではなく、あったかくてほのぼのとした書画もたくさん描かれる。
見たらついつい欲しくなっちゃいますよん。

↓はがきの絵文字を解いて5/8までに銀座松屋「もぐら庵・クイズ」係に送ると
正解者の中から5名、名前を彫って下さるそうですので、チャレンジしてみては~



すみませ~ん 

もぐら庵さんに掲載していいですか?ってメールしたら、早速お返事下さり。
そしたらなんと、さっきまで載せていたはがきはHPから拝借したもので
’07年のご案内でした~! 
・・ってことで、今年ちゃんと郵便で届いたはがきをスキャナで読んだもの
改めてご案内しますです。

もぐら庵さま、よかったです。。すみませんでした 
ありがとうございました。



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「雲」という漢字の起源は?

2009-04-27 | つれづれ
                         (半紙)



もうGWに入った方もいらはるのかしらん。
私はたぶんカレンダー通りにお仕事。

ふと気づくともう五月もすぐそこ。
空を見上げると、時々夏に近づいた感のある雲もある。

雲も生きてるんだなぁ。。

前回の絵手紙教室でのお題「雲」に、Nさんが書かれた作品を参考に書いてみる。
意外とむずかしく、こうしてみるとどれも頭でっかちな雲ばかり。

一昨日テレビで、武田鉄也が漢字の起源の授業をやっていて。
なかなか興味深いお話で。

書を学んでいるのに、文字の起源までは詳しくなく。
「雲」という文字、「雨」はわかるけどその下の「云」にはどんな意味があるのやら。

白川静さんの本でも買ってみようかな・・。
それにしても著書が多い。

うん、どれか購入して調べてみよっと 








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幸福の木のご利益?

2009-04-26 | つれづれ
                          2×6尺



今日は某展覧会に出品しようか迷いつつも、作品製作。
でも締め切りは30日必着。間に合うのか 

昨日の風雨とうって変わっての快晴に、つい近所に買い物に出かけたり。
まだ夜はこれからじゃ。。


おとといの数年に一度?咲く幸福の木のご利益か
昨日はすごくいいことがあり 

それまで悶々としていたものが全部吹っ飛んだ感じで
心穏やかな時間を過ごしとります。
 
ん? なにって・・・?
ま、いいことがあったのねって感じで
皆さまにもいいことがたくさんありますように 

やっぱり幸福の木の花のお蔭かな。




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幸福の香り

2009-04-25 | 植物・畑・公園
            
             

今日は朝から冷たい雨 
先週半袖でもいいくらいの陽気だったのに、今日は今季の灯油を使い切らなきゃって
こともあり、ストーブたいてます 

でも、急に増えた新緑はこの雨のあと、また一層茂るのかなと楽しみ 


そしてそして。
昨日家では大きすぎるからと職場に置かせてもらっている幸福の木に、
初めて花が咲きました! 

18年前に頂いたこの木、背丈は天井近くまでになり、途中2ヶ所伐って
別の鉢でもすくすく育ってます。

毎日見ていたのに全然気づかぬうちに、先週、花の茎?が伸びていて
一昨日あたりからなんとなくいい香りが漂い、昨日のお昼にはまだ蕾だったのが、
夕方にはフロア全体がむせるほどの甘い香りに包まれ、開花。

ネットで調べたら 花が咲くのは数年に一度とか、珍しいことらしく。

ジャスミンのような香り。
香りも写真に閉じ込められたらいいのに~
夜咲いて、朝はまた閉じて、5日間位咲くって書いてあります。

なんかいいことありそうな 


花好きな人を呼んで写真を撮ったり、ひと茎づつ持ち帰り。
今家でも、しあわせな香り漂わせてます。

この週末は、誰もいない部屋でひっそり咲いて香っていることでしょう。




   ↑ 蕾の頃 ベタベタとした樹液みたいなのもたっぷり
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だんだんと宝物になっていくような

2009-04-24 | 木簡

                  「寶」 集字木簡千字文より (部分)



何かを好きで好きでたまらないって思いは
怖いものもなくなるような。

誰かを好きで好きでたまらないって思いは
たいていの事は許せるようになるような。

「好き」の気持ちには
底なしのエナジーとパッションが秘められているような。

「好き」の気持ちは、人生の最もシンプルで大切な宝物 

しあわせを探しているのなら、まずはそれぞれの宝物を探そう。
そして宝物が見つかったら、臆せず、しまい込まずに育てよう。

なかなか見つからないときは、「ちょっと好き」を続けていると
いつか「大好き」に変わるかも。

初めから宝物なんてないのかもしれない。
だんだんと、だんだんと、宝物になっていくものなのかもしれない 




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副島種臣(蒼海)の「雲」

2009-04-23 | 書展・展覧会情報
                        (半紙1/2・・・・)




おとといの絵手紙教室のもうひとつのお題「雲」で、Nさんが新聞記事にあった
 副島種臣の書を見つけて書いてこられて。

これで雲って読むの? こんな字あるの? って、ぴーちくぱーちく
で、楽しくなってずんずん書く。

 
       副島種臣 「帰雲飛雨」 (右から読んでね)

さぁ・・・
それにしても、随分と遊んでいらっしゃる。

文人かと思っていたら、佐賀県の政治家だったようで。
書の本には副島蒼海という号の方でよく見るお名前。

書家からしたら範疇外とされるも、大胆豪放、自由で多種多様な表現からは
彼の人柄を感じるなぁ。。。

そして副島蒼海の友人でもあった 中林梧竹 もまた、書という枠に囚われない
自由な表現を楽しんでいて。


するってえ~と、そうそう中村不折もいる~。結構好き。



中村不折 書道博物館HP より拝借


人には人の乳酸菌。
いろんな味やら楽しみ方があって、書もいと楽しや。










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分け入っても分け入っても

2009-04-22 | 山頭火・放哉・良寛
                         (半紙)



山頭火の句 「分け入っても分け入っても青い山」

昨日の絵手紙教室のお題は、この句と、「雲」の字を6マスに入れて書くというもの。
それぞれにこの句の風景をイメージして書いて来られて。

遠くの山、朝靄の景色、丈の高い草をかき分けるような・・とか。
力強い人は力強く、おおらかな方はゆったりと、山歩きをされる方は遠い山の風景を。

うんうん、○○さんらしいね~とか、なんか意外~とか、ぴーちくぱーちく

私はというと・・木々の中をどこまでも歩いていて、ふと光が差し込む彼方に目をやると
青々とした山並が見える~って風景を思って書いてみたんだけど、どうもうまくいかず。

昨日はずっと上空を、米軍の飛行機が爆音と共に何度も行ったり来たりしていて
全然落ち着かず・・(と言い訳) 

で、↓皆様の作品の一部。




↑今日はお茶と豆大福のおやつ付き 作品はNさんの。


この句はあまりにも有名だけど、どうも書きにくい 
また後日、落ち着いて書いてみようと思ふ。



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人生豊かに生きたければ

2009-04-21 | つれづれ
                        (はがき クレヨン)



うちの近所に、ちょっとドジで人なつこいカラスがいる。

私が朝出勤する時には、どこからともなく飛んできてお見送り。
行って来るね~って言うと、全身で「かぁかぁ~」って返事をする。

ある時大きなくしゃみをしたら、電信柱からずり落ちた・・ような 

これ、嘘じゃなくて 

そのうち腕を伸ばしたら、ちょこんととまったらいいのになぁと
毎朝やってはみるものの、実際とまったらちょっとびびるかも・・

でも、きっと話せばわかるってどこかで思ってる。
黒くて大きいってだけで、ちょっと怖い印象だけど、カラスも見かけによらないのだ~。

ところで昨日のYahooニュースに出てた、イギリスの「Talent」っていう
オーディション番組に現れた新しいヒーローSusan Boyleさん、見ました?

以前 このブログ でもご紹介した Paul Potts の時も感動!だったけど
今回歌った Susan Boyleさん の、なんとも明るくてあっけらかんとしたところと、
審査しているいつもの3人の深くやさしい表情や、
会場の人々の人間くさい素直な心の動きに、なんだか涙が止まらず 
また歌詞がいいだな、これが。。

イギリス人って、ブラックジョークがあるかわり、すごくあったかいのかもって思った。
こんなにも誰かを応援できたり、素直に感動できるなんて、ステキだなって 

まったく何度見ても泣いちゃうよ。

人間なんてきっと大差ないわけで。

ただそのことを、それぞれに認め合えたら、逆にもっと人生豊かになるような気がした。
たった7:06のこのビデオを見ていて、人間っていとおしいじゃんって思えた。

きっとカラスも猫も虫も生きとし生けるものすべて・・・



コメント (4)
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