おすすめの本をば。
20年位前、図書館で借りて内容の濃さに読み終わらず、ゆっくり読みたいと購入した本。 当時本屋では絶版、出版社に直接電話、最後の一冊だったらしく。
(最近、Amazonで時々販売されているのを見かけます)
書の精神性についてというところにある一文をば。
前略) いかに高い技法が備わっても、手先だけの表現では形骸に等しい。 書が、観るものに深い感銘を与えるのは、線に宿った、筆者の深い精神の働きである。 筆者の心や気力や生命が書線に充満してこそ、初めて観者に訴えるのである。
ふいに込み上げる思いがあり、涙がほろりほろり。 その思いについてはまたの機会に。