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心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

遠観山里色

2025-03-30 | 禅語・般若心経

禅語の「遠観山里色」
とおくさんりのしきをみる

ものごとは、遠くからでないと見えないものがあるぞなもし、の意。

そしてまた、その逆もあるけれど。

 

現代は、SNSの中の近くのようで遠い、知らない誰かの情報に振り回されて、                                                     更にその中にいると、それが正しいと錯覚することもあったり。                                              

だから時々、自分を俯瞰して眺める時間も大事ですよね。

                    

 

どちらもいつもの筆、雅で。

1枚目系は時々、筆がかわいそうと言われるけど、紙に押しつけているのではなく                                        リズムよく弾力を使っているので、気持ちよさそうと思うのはわたしだけ?

2枚目のはこうしてみると、里をもう少し小さくした方がよかったな。。                                            ここで終わりではなく、また一枚、もう一枚と終わりはないのでした。

 

今日の一曲と♪ Rie Nemoto - ibuki

 

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幽閑少是非

2025-03-26 | 禅語・般若心経

                    「幽閑少是非」   

 


幽閑是非に少なし

閑居していると世俗の是非(良し悪し)から遠ざかることができて楽しいのぉ、という意味。

 

1月末、プチ旅をしたのですが、その時、思いがけず嬉しい出会いがありました。

81才の女性。画家。大作も描かれている。
陽気で自由、お肌すべすべ、パワフルで忘れられない穏やかな笑顔。

今やりたいことは、自分の人生の本かドキュメンタリーを作ることなんだけど、                                        あなた、手伝ってくれる?と。                                                                 いきなりの展開に、ん?ん?となりつつも、ちょっと面白そうかもと名刺を頂き。

更にびっくりなことに、娘さんのご主人様は、元職場のよく存じ上げている素敵な方。                                      世の中広いようで狭いというか、ご縁の不思議。                              

その後、わたしもなんだか忙しくてご連絡もできていないのですが、                                              またお会いできたらいいなぁ。                                 

 

そうそう、この言葉を検索していたら '09年の拙ブログ を見っけ。懐かしや。
お時間ありましたら、のぞいてやってください↑クリック

 

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紅炉上一点雪

2025-03-14 | 禅語・般若心経

 

禅語から。

このあたりは春めいてきたけれど。

紅炉上一点雪
こうろじょう いってんのゆき

赤く燃る炉に一点の雪が舞い落ち、その雪が一瞬で消え去るさま。

 

上杉謙信に一太刀を浴びせられそうになった武田信玄が、                           この句「紅い炉に降り落ちる一点の雪のように、運命に任せて生き切る」と                  発したとか。

死を目の前にしても生きることに執着をしない、このような大事でも                         あれこれ分別せず運命に任せ、今を生き切るのだ、と。

 

調べると色々な解釈もあるようですが、さて、どんな思いを感じますかえ?                       受け取る思いも人それぞれ、信じる道をってことかな。

 

そうそう、何かで読んだことがあるけど                                    「宿命は変えられないけど、運命は変えられる。」と。

たとえば、目の前に潔さを見せられた時、運命が変わることもあるような。

 

今日の一曲と♬
当真伊都子 -Row,Row


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古今無二路

2025-03-12 | 禅語・般若心経

 

 

禅語の「古今無二路」
ここん にろ なし

今も昔も道はひとつ、黙々と、みたいな。

気づいたときはいい年になっていた、のだけど、ね。

道に迷って道をおぼえる
という言葉もあるからに。

何もいらねど好きなことがあることのしあわせ。
それぞれに☘️

 

何で禅語ばかり?と思われるかもですが(笑) 

このブログを始めるきっかけは、当時いろいろあった父母が                              少しでも元気になるといいなぁと、禅語の本を読んで自分なりに受け取ったものを                     伝えたかったからでした。

禅語を知ることで、心の免疫力がつけられたらなぁ、と。                  もちろん、わたし自身にとっても水を得た魚のように、禅語は心の支えになりました。

そんなわけで、このブログのタイトルは「心の免疫力~書とことばから」に。                   2007年8月1日からスタートして、2018年2月頃までは毎日欠かさずの記録。                      父母の病院通いが始まった頃から、お休みしたりでしたが                             またぼちぼちおつきあい頂けましたら嬉しいです。                                

 

因みに、石飛博光先生の書籍「続 ほっとする禅語」にある禅語を                        順番に自分なりに書いています。 

第一弾のほっとする禅語もあります(^^)

 

 

                          

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快なり!と。

2025-03-07 | 禅語・般若心経

 

禅語の「快哉」 (かいさい)

愉快、たのしきかな、という意味だけど、美味しいものを食べてうれし〜い

って簡単なことではないようで。



快哉り!という達成感を得るには、清廉なる修養あってこそ、とな。

人生そんな瞬間を、何度も味わいたいものですぅ。



1枚目の筆はいつもの仿古堂の雅、2枚目は羊毛長鋒 暖心。
https://houkodou.com/?pid=96456466

書家石飛博光先生の「続 ほっとする禅語」を参考に

自分なりに筆や縦横、書風を変えて順番に書くチャレンジ中。

 

羊毛長鋒で。

 

横書き。

 

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しみじみと。

2025-03-04 | 禅語・般若心経

                   「自灯明」

 

お目汚しだけど、久々の書。禅語から。

 

 


お釈迦さま曰く、自らを灯火とし、人任せでも物任せの人生でもなく                             

自分の人生は自分自身で歩むこと、とな。

生きている間に出会うあれこれは、実際に経験しないとわからないことだらけ。                        

それを体感することが、このところ続きまして。

 

わかったつもりでいたことが、当事者になって初めて知ることのありがたさ。                            

辛いことも悲しいことも、もちろん嬉しいことも感激も。


そこには正解も優位もなく、それぞれが得た試練や喜びから感じるものを                          

信じればいいのだと今、自分に伝えています。

どちらもがあるから、より人生は豊かになるのだなぁと。                                

しみじみと。
しみじみと。

穏やかな気持ちで。

 

 

 

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無苦集滅道

2021-07-05 | 禅語・般若心経
                 はがきサイズ
 

    

   般若心経の一節の「無苦集滅道」(むくしゅうめつどう)

   苦は 迷いや苦しみ
   集は 集まった苦の原因
   滅は 原因を滅する
   道は 幸福への道

    
   人生には「苦」がいっぱい。
   ならばその「苦」を滅せねば。
   そのためには、正しい道、仏教でいうところの「八正道」を歩むことなり、とな。
 
   
 
   閑話休題。
 
   昨日は東京都議会議員選挙投票日でした。
 
   ここ数日の低気圧の影響もあるのか、腰痛がひどく立つのもやっとな89才の父が
   今回は何としても投票に行きたい!と言うので、付き添いで行ってきました。
   
   雨模様の中、投票会場に着くと、投票者は父の他1名。
   車椅子の音が体育館に響くほど、ひっそりとしていました。
 
 
   これだけの不条理な混沌混乱の中、今ひとりひとりができることは何なのか
   父の強い思いから、考えさせられました。
 
      
   無苦集滅道。
   ー苦しいことから逃れるためには、正しい道を歩きましょうー
 
   個人個人が努力や忍耐の中にある今、少し虚しく感じる部分もあります。
   政治を担う、安全安心を担う方々にも、この言葉が届きますように。
 
 
   
    
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大道無門

2021-05-16 | 禅語・般若心経
 
        久々に書。
        以前、半紙に描いた禅語の「大道無門」の部分ー「無門」。
 
 
        大道には門がなく悟りの道は広く開かれている、から転じて
        何でも受け入れる懐の深さをいう。
 
        ないものねだりゆえの、好きなことばのひとつです。
 
 
        2007年8月にこのブログを始めた頃と、2021年の今と
        14年の間に、世の中も、人と人の関わり方や考え方も
        様変わりしたなぁと感じています。
  
        1秒1分と、流れる時間の長さ(骨)は太古の昔から同じだけど
        時間の中にある血と肉は、どん欲にうごめき
        自らをも浸食する勢い。
 
        どの時代も、変化に驚き溜息をついてきたのかもしれないけれど。
 
        さて。
        こんなわたしにもできること、探しています。
 
   
 
 
            
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自然体で生きるというのは

2017-12-23 | 禅語・般若心経


至道無為(しどうむい)

老荘思想の根本でもあるこの言葉の意味は
もっともよい道は無為自然であるということ。
無為自然とは、作為がなく自然のままであること、とな。

自然体で生きるというのは、自分勝手に生きる、とは違う。

自然体で生きるというのは、大空をゆく雲のごとく
晴天も荒天も、善も悪も、嬉しいも悲しいも、生きるも死ぬも
ありがとう、と思えることかなって、ふと。

久々に今日の1曲は、Haruka Nakamura - Light


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喝は喝でも

2017-12-13 | 禅語・般若心経


前回の書道教室で、久保田さんが選んだ言葉を書いてみました。

わたし的には、問答無用のそれではなく、
どこか愛嬌と愛情のある「喝」と思って書いてみたなり。
(口が日にも見えますが、筆の遊びですのでご容赦を)

こちらは、口を画面下に持って行って腹の底から来る「喝」のイメージで。



この時は時間がなくて2枚だけしか書けなかったけど、
いろんな場面の、いろんな思いの「喝」は無限なわけで。

気持ちいいこと悪いこと、善悪、苦楽等々、二極のそれらを
日々なるべくなら体感しつつ、自分の中に感じる「喝」を探してみたいです。

なんていうか、日々を生きるという味わいを、
文字-書を通して体現していけたらしあわせ 



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