心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

反骨の画家 利根山光人展のご案内

2013-06-28 | 書展・展覧会情報
                       (半紙・部分)


すっきりしないお天気が続いていますね。
大雨の被害があった地域もあったり、それは国内ばかりでもなく。


この時期、紙も湿気が多く、墨の色が思うように出なかったり
思いがけず滲んだ墨を眺めたり。

今までは濃墨ばかりを追い、淡墨は生ぬるいという偏った世界にいましたが
今はどちらも、その時の表現に必要であれば、またよろし、と思うのでして。

でも、淡墨の世界も奥深く、研究と挑戦をしていかねば、です 

さて、今日は大好きな画家、利根山光人の展覧会のご案内をば。
なんと、地元で開催ということで、何度も通っちゃいそうです。


シリーズ<現代の作家>
反骨の画家 利根山光人展  ―バイタリティーを求めて―



ちらしから拝借 

入場時間:
平日 10 :00~17 :00(入場は16 :30まで)
土・日・祝 10 :00~17 :30(入場は17 :00まで)

会場:
町田市立国際版画美術館
〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 ℡:042-726-2771

6/30には館長によるギャラリートークもあるそうです。

詳細は美術館HP へ。

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絵手紙講習会~山頭火の句を書く レポート

2013-06-25 | 山頭火・放哉・良寛

先週土曜日、越智先生より「絵手紙講習会~山頭火の句を書く」の講師を~という
貴重な機会を頂きまして。 この日は13名の方がご参加下さり、和気藹々と 

昨夏、暑中見舞いの絵手紙教室(その1その2)の講師をさせて頂いた時も
ご参加下さった方々が、今回も~とお越し下さり感激でした。

まずは参考に書いてきたものを、ささっと画いてみまして。
私はどうもこんなところでも、1つ2つに絞るということができず、
あれもこれも~とたくさん広げてしまうので、
特に初参加の皆さまは戸惑ってしまわれたかも、と反省しとります。

でもね、1つ2つの参考作品だったら、もしそのどちらもお好みでなかったら・・と思うと
色んな山頭火を書いてみたりなんかするのでして 

でもって、そんな私の進め方を、越智先生のブログでこんな風にご紹介下さっていて、
つい、くっくっく・・と笑ってしまいました。
忘己利他

  >先生のご指導がとてもユニークで
   「ベンベン」と書いてとか
   「シャー」とか
   「チョンチョン」とか
   書き方を、面白い擬音にて表現されます。


これ、よく言われるのでして 

そんな感じの中、皆さまの楽しい作品は次から次へと~。








前回のハガキより大きい半紙に書くということで、大胆に伸び伸び書けたのでは、と越智先生。
お地蔵さまのお顔は、不思議と描かれたご本人に似ていて、いとおかし 

あっという間の2時間でした~。最後に皆さまと記念写真 
ありがとうございました 




次回は29日に、横浜・上大岡と新杉田で開催です。
詳細は→ここをクリック

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絵手紙講習会~山頭火の句を書く

2013-06-22 | つれづれ
                 みんな達者でかぼちゃの花も (半紙1/2)


今日は横浜で絵手紙講習会があります。
いつも書TENだけではなく、日々お世話になりっぱなしの越智先生が、
この機会を下さいまして 

テーマは「山頭火の句を書く」
半紙を中心に、顔彩を使って絵と句を書きます。

前もって書く予定の句を練習して下さっているのですが、
いつものことながら、書いてるうちに楽しくなってしまって、
2時間の教室だというのに、参考にと書いたのは19枚。

その中から、書いてみたいと思って頂けるものが1枚でもあれば~と思います

明日の他に、来週29日は3回続けてあります。
詳細はこちらへ→麗川先生のブログ絵手紙講習会

楽しいひと時をご一緒させて頂ければ幸いです 

日程です↓ 初心者の方も大歓迎♪ 

①6月22日(土) 午後3~5時   神奈川県地域労働文化会館2階会議室
                    横浜市営地下鉄 坂東橋下車 1A出口より徒歩3分

②6月29日(土) 午前10~12時  港南区民文化センターひまわりの郷
                    京浜急行・横浜市営地下鉄 上大岡駅下車
                     ウィング(ゆめおおおか中央棟)4階
                        
③6月29日(土) 午後1時~3時  磯子区民文化センター杉田劇場会議室
                    JR新杉田駅前 ラビスタ4階
                    新杉田駅側のエレベータにて4階へ上がってください。

④6月29日(土) 午後3時~5時  磯子区民文化センター杉田劇場会議室
                    JR新杉田駅前 ラビスタ4階
                    新杉田駅側のエレベータにて4階へ上がってください。



半紙、筆、顔彩などの用具用材は、すでに持っている物があったら、お持ちください

【その他 準備いただくもの】
① 水入れ(ブルガリアヨーグルトの容器などでもOK)
② ぞうきん
③ 墨汁
④ 墨汁用の入れ物(ヨーグルトの蓋でもOK)
⑤ 半紙用の下敷き
⑥ 新聞紙
⑦ はがきに押す雅印(持っている方は印泥)

【お問合せ・お申込】  

 麗川会のメール reisenkai★goo.jp
沙於里宛メール a1019★mail.goo.ne.jp  (問い合わせは、★を@に変えてください。)
 このブログのコメント欄か、左バーにあるメッセージを送るからもお気軽に♪ 

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美しいものは

2013-06-19 | 禅語・般若心経
                             「観自在菩薩」 (半紙)


またまた般若心経ですが。
画像がぼやけているのではなくて、墨を紙で拭ってから、
ぼんやりとした感じに書いてみたのでして。

こんな風に書くと、信仰の篤い叔父からはバチが当たる・・みたいなことを

ちゃんと供養をしていないと、ご先祖様の祟りが・・なんて話も聞いたりするけれど
仏さまになったら「無」の世界、ほんとにそんなことがあるのかいなと
うがった見方をしたりして 

もちろん畏敬の念や、感謝の気持ちもあって、
私なりの表現を探すことで、ご恩返しができたら・・と思っています。

答はひとつじゃないし、正しいこともひとつじゃない、
けれど、美しいものはひとつなんじゃないかなって思ふというか 


見えないところに、泥まみれの感情や痛みを知るもの、
きれいなものより美しいものに寄り添いたいなぁって思ふなり 

久々の今日の1曲は、さっきまで別の曲だったけど、やっぱりTom Waitsが聴きたくなって。

If i have to go

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それぞれに思いを込めた写経に

2013-06-17 | 禅語・般若心経
                       般若心経一節 顔彩・爪楊枝で (はがき)


先週、東京新聞ショッパー社主催の春秋恒例の写経会のお手伝いに。

もう顔なじみの方や初めての方、午前午後で52名。
60代以降の方が多い中、この日は珍しく20代の今風の青年が一人で参加されていて。

写経が終わると、一服のお茶と和菓子でお疲れさまでした、とご住職とひと時を。
私はその時に、美味しいお茶を入れて差し上げるのがお役目で、
その時さりげなく聞いてみたのでして 

「初めてのお写経はいかがでしたか?」
「気持ちよかったです。」
「そうでしたか  」

「あの、僕、去年の7月にバイクで事故って、一時植物人間だったんです。
 医者からはもうこのまま回復の見込みはないと言われていたんですが、
 奇跡的に回復をして、今ここにいるんです。
 
 それで、僕は何かに守られているんだ、生かされたんだと思って、
 高野山や恐山に行ったり、今回は記事を見て、お写経は
 高野山に納められると知り参加しました。」


坊主頭に口髭、美しい目が印象的で、既にお坊さんの様にも見えますねと申し上げたら、
よく言われます、って 

すると、物腰のやわらかい女性が、静かにお話を始められて。

お孫さんを抱いたままご主人が転んでしまい、小さなお孫さんは脳血栓で
回復の見込みがなく絶望の淵におられたと。
その後ご縁があって別の病院で、無事手術をして回復された、と。

それぞれに事情や思いを持って、お写経をされているんだということを知り、
改めて、お手伝いをさせて頂いていることに感謝の気持ちで一杯になりました

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練馬放送インターネットラジオに出演♪

2013-06-15 | つれづれ
                      ベランダの小径をゆく~ぷくぷく


今週は梅雨らしい雨続きでしたが、今日は晴れ間も見えて。
そのかわり、いきなりの蒸し暑さ。

雨に打たれてちょっと色が落ちたようにも見える我が家の紫陽花。
七変化とも言われる紫陽花、よく見るとこんなに変化してました。
最後はブルーに変わるのでして。




さて、今日はブログつながりの ichiiさん とchar312さんから、嬉しいお知らせが

最近、Breathというユニット名で、音楽活動に力を入れていらっしゃり、
You tubeや音楽投稿サイトmuzie で、オリジナルソングを次々に発表されていて 

そしてこのたび~

練馬放送インターネットラジオ で、Breathの曲が放送されることになったそうです 



HPの「Windows Media Playerで聴く」か「Ustreamで聴く」をクリックでラジオが聴けます。

 ◆放送時間

  初回放送   :6月16日(日)15時~ ←明日です
  リピート放送1:同日21時~
  リピート放送2:水曜日22時~

その曲はこちら→You tube 空色のレター



詳細は→ ichiiさんブログ 嬉しいご報告(*^^*) へ 

明日15時~♪楽しみです 携帯からも聴けるそうです。
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臨書をしてからの創作

2013-06-13 | 木簡
                               「漢亭吏逮」  (半紙×4)


久々に木簡。

二玄社の中国法書選10 木簡・竹簡・帛書の53頁No.68 の初めの四文字、四種。

原本は、伸び伸びとした割と素直な線。

う~ん。あれ・・?
初めの文字は「漢」ということは、草冠に口書いて・・とも考えられるけど
原本はこれ↓を見ると、こんな風にも見えたりしたのだけど。。。



木簡だけの辞書を持ってないので、なんとも・・だけど
・・・大五郎先生、どこかで見ててくれないかしらん 

ともかくも、臨書をしてからの、創作。
どれもちょっと遊び過ぎで、酔っ払いみたいだけど。

たった四文字の臨書から、たとえば半紙の中でどう変化をつけられるか、
線、表情、空間、その組み合わせで、どれくらいの個性を表現できるかという作業は、
なかなか思うように書けないだけに夢中になるのでして 

たとえば、これも。
右は仿古堂の雅という筆、左は同じく仿古堂の羊毛の小筆、沙月で。





これを今度は8文字にしたり、12文字にしたり、紙の質、大きさを変えたりを繰り返しながら
自分にしっくりくる書の景色を探しているのでして。
まさに書の創作は、自分探しなんだと思うのでして 

自分らしい表現はまだまだ探索中なり 


追伸:やっぱり最初の文字は普通に「漢」を書いている、と思うので、間違い。後日改めて
  
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岩合光昭写真展~ねこ歩き 

2013-06-09 | 

昨日のつづき~で、行きの車内でたまたま見かけた、岩合光昭さんの猫写真展にも行こう♪って。


にゃ~。 チケットはこんなかわいいの。
画像では白く見えるけど、猫の形に切り抜いてあります。
嬉しそうに、胸ポケットからこの猫ちゃんを覗かせてる人がそこここに~

昨日は土曜日、サイン会もあるとのことで会場はすごい混雑でしたが、
世界のあちこちで撮られた猫たちの写真はどれもいい表情で
そこにそれぞれに添えられた岩合さんのひとことコメントと相まって
心がほっこりして、気がつくと目頭が熱くなっちゃいまして。

会場で上映されていた5分間の動画の中で
「僕が猫の写真を撮っているのは、まだまだ虐げられている猫の味方になりたいからです。
 そのためには、もっと猫のことを知ってもらいたいんです」って。

あ、でも、写真の中の猫たちは、虐げられているような子は1匹もいなくて、
ギリシャの海辺だったり、日本の田舎だったり、そこに暮らす人々とうまく共存しつつ、
食べる、遊ぶ、寝る、育てる、時々怒るっていう日々をごく普通に、気ままに、
起こる全てを当たり前に生きるたくましさは、な~んかね、応援したくなるっていうか

「猫は人の顔だけじゃなくて、背中や全身からその人がどんな人なのかを見てるんです」

猫の写真もよかったけど、岩合さんがどうやって猫の写真を撮ってるか、
これを見たら、すごーく納得 



岩合さんの写真の人気の理由がわかるような気がしました。
でもって、益々、猫さまにお仕えしたい気持ちになりましたとさ

写真展は6月10日(月)まで、日本橋三越新館7階ギャラリーにて。


 デジタル岩合

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上木淳吉氏の作品

2013-06-08 | 書展・展覧会情報
                         「夢の中で」 上木淳吉氏


今日は、京橋のギャルリー ソレイユで今日8日まで開催中だった
「見ることについて考える」という54人による展覧会へ。



その中のお一人上木淳吉氏は、同じ書道団体の大先輩でいらはり、
作品はもちろん、お人柄にもいつも刺激を頂いているのでして。

現代書から抽象まで作品の幅は広く、常に進化をされていると言う印象で
毎回意外性、発見があり、楽しませて頂いています。
昨年の作品は→こちら

今回はこのほかに、2点、計3点。どれもパネル作品。


「生きる」

書を連想させながら、白と黒のせめぎ合いに「生きる」エネルギーの
ぶつかり合いのようなものを感じたなり。



「無題」

白地に黒で画き、また白を塗る、けれどどのシーンも完全には消えずに残像が。
私なら何色の地に、どれくらいの黒と白を残すか、全部消すのか・・などと考えたりしつつ。

たくさんある作品をゆっくり拝見して、私も何か創りたくなりました。

このあと、てくてく歩いて日本橋三越で10日まで開催中の岩合光昭さんの猫写真展へ。

途中、ちょうど上木さんからメールを頂き~。
「グリーンと赤の作品は夢の中に出てきました。くっきりと・・」と




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金沢市内 町家カフェ ギャラリー椋での四人展

2013-06-07 | 書展・展覧会情報


さてと。
今日から始まる四人展のご案内をば

その中のお一人は、昨年の京都うつわ屋めなみさんでの二人展、富山での二人展
2010年の加賀での三人展でご一緒させて頂いた、加賀在住の陶芸家、藤澤重夫さん。

  四人展~奥田きく子(洋画)・藤井 肇(洋画)・藤澤重夫(陶磁)・角 有伊(漆芸)

  2013年6月7日(金)~12日(水) 11:00~17:00


 
会場は、明治30年に建築された築100年を越える旧材木店を改修されたという
金沢にある町家カフェ ギャラリー椋さん。

残念ながら私はお邪魔できそうにないのですが・・
お出かけの機会がありましたら、是非お立ち寄りくださいませ~

詳細、展覧会の模様はたぶん藤澤さんのブログでもご覧になれると思います♪



写真は藤澤さんのところからご了承を得て拝借。
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