心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

のどかなひと時

2014-09-27 | 
                 金木犀のいい香りがするにゃ~と、みーにゃ(15才)   
                  


9月も残り4日、過ごしやすい陽気になってきて
猫さまたちは、のんびりまったりの日々。

2匹とも、朝晩と玄関を出て外階段周辺までのお散歩が日課になってます。
あ、お散歩というほどでもないですね。

以前は、玄関を開けると一気に階下まで行ってしまうこともあったみーにゃ。
でも最近は階下をしばらく眺めて、一鼻鳴らして折り返してくるのでして。

でもってそのたびに
「みーにゃは15才のおばあちゃんに見えないくらい毛艶もよくて美人だねぇ」って言うと
ご機嫌良さそうに帰っていくのでして 

一方ぷくぷくは、みーにゃが帰ったあと、掛け声と共に一気に階段を駆け上がり
身をよじってゴロンゴロンするのが大好き。

でもって、一人芝居状態で、でんぐり返ったり奇声を発したり
突然我に返ってポーズを決めたり。

で、その決めポーズの図↓



そろそろ帰ろうかと言うと、階段と一体化するかのごとく、帰りませーんのポーズ↓



でもって私は、のどかなひと時を頂いたところで、
この期に及んでまだ来月の書TENの作品苦戦中 

ベランダのクロデンドロム(ブルーウィング)が咲いてます。実際はもっと青がきれいです。 



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無力で非力でも

2014-09-25 | 山頭火・放哉・良寛
                       (半紙)

「山のしずけさは白い花」

山頭火の中でも好きな句のひとつ。
心穏やかな日も、苦しい日にも、さりげなく心に寄り添ってくれるのでして 

短い言の葉の中にある心象を、それぞれに。


このところ、国内でも世界でも、悲しい悔しい情けない人間の現実がそこここに。
無力で非力。
曇り空でも、雨ばかりでも、人も猫も木々も生きていく。


久々に今日の1曲はSION 曇り空、ふたりで
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抽象絵画の行為は

2014-09-19 | 前衛・抽象

16日、午前中の絵手紙教室を終えたあと、友人と横浜までお出かけ。

東急東横線日吉駅から徒歩5分、住宅街の坂を登ったところにある Casaさかのうえ
9月30日まで開催中のThe Act of paintingへ。

会場は、建築家岸本和彦氏が設計されたそうです。
緑に囲まれ、木のぬくもり、風、意外性のある贅沢な空間、とても心地よかったです。

ギャラリーは、道路から階段を上ったところに、そんなに広い空間ではないのですが
白で統一されていて、低い位置にある窓からは植物の緑が覗きこんでいました。



初日のこの日、キューレーターの加藤義夫氏による「抽象の文化背景について」という
ギャラリートーク&ディスカッションがあり、わくわくしながらお話を伺いました。

  抽象絵画とは、何か。思考や概念、本来抽象的で目に見えないものが、具体的な形をとって
  目に見えるようにされたもの、あるいは、世界の現実と絵画の世界の繋がりを放棄した時、
  絵画を構成するものは、点、線、面、色彩の多様な組み合わせで構成された絵画といえる。
  さらに、精神的な世界を視覚化したものともいえよう。


そして、作家の側からの「絵画における行為について」は、

  私たちが「絵画を制作する」行為の本質は、最もシンプルな言葉で説明すると
  「絵画の中でのみ真実が明らかになる」ということ。私たちにとって真実とは、
  身体性をともなった抽象表現です。(中略)・・そのとき私たち画家が意識を
  昇華させる絵画制作という「行為」と意識と無意識の間を行き来する心の動きは
  呼応しています。

・・と。(当日配られた資料より拝借)

つまり、抽象絵画の行為は、目に見えないものが画面の中にいたり
逆に画面から出てきたりしながら、それを具現化していく作業だ、と。

なるほど~。  
抽象はわからない、という感想をよく耳にしますが、
まぁそう決めつけないで、想像の翼を大きく開いてみてはいかがでせう~ 

今回私が一番拝見したく、お会いしたかった中村眞弥子さん の作品は
ミラクルに私のハートのど真ん中に、ぐぐぐっとくるのでして。

HPにたくさん作品が載っています

眞弥子さん、この日は無地の紺のお着物に、
ご自分用にと手書きされたという素敵な帯をされていて 



会場には、全然違う雰囲気の眞弥子さん製の帯をされた方もいらはいました。

階下のギャラリーでそれぞれの作家さんの作品解説を伺った後、オープニングパーティにも
図々しくもお邪魔してしまい 

繊細で手のこんだお料理の数々でおもてなし下さったのは、日本料理家の豊田恭子さん。
超美人~ お料理も愛情を感じる美味しさでした。
サイトにお顔が載ってたので、載せちゃいましたたた・・NGでしたらご一報下さい 


こちらの会場で以前、陶芸家の方と器と食のイベントをされたそうです。
その模様は⇒こちらから

2時前に到着して、気づくとあたりはうす暗くなり始めていて。
濃密でしあわせ~なひと時に、友人と二人して楽しかったね~と何度も。

新しい発見や刺激を頂けたので、来月の展覧会作品、まだまだがんばりま~す
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変わりたい自分がいるのなら

2014-09-15 | 前衛・抽象
                        (半紙/部分)



ゴルフィーさんのところにお邪魔したら、今の自分に沁みるこんな動画が。

「鷹の選択」


途中からの文面を記しておきます。

  人は誰でも過去よりは成長することを願います
  成長を望みもっと新しい自分を見つけるためには
  心の底から「変化」を期待し行動しなければなりません

  大切な人生の生きる意味に気づき
  「涙」と「笑顔」で成長する自分と向き合うためには
  この鷹が見せてくれたとても苦しい
  「選択」という勇気ある決断が必要なのかもしれません
 
  人生の価値は「速さ」と「広さ」ではなく
  「方向性」と「深さ」にあることを忘れない

  変わりたい自分が「心の扉」をたたく、のであれば
  その気持ちと素直に向き合い
  最も大切なことを選ぶ「勇気」を忘れない
  そして「成長」を求める自分を否定しない


この三連休は、来月の書TEN作品制作に没頭しています。
封印していた抽象作品を、今の自分らしい形で表現できたらと 

先日のLife 2014展で、まだま知らない自分を探す勇気をもらいました。
「成長」を求める自分を否定しないで、今日を重ねていきたいす。

久々に、なんだか楽しくて、眠るのがもったいないくらい~ 

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展覧会情報あれこれ

2014-09-12 | 書展・展覧会情報

10日から開催している岡本光平氏主宰のCACA展。


同時開催のカジュアルアートハンコ展




残念ながら、会場撮影がNGなので、作品のご紹介ができないのですが、
それぞれが個性的で、表具も工夫を凝らして斬新です。

毎年楽しみにしているのですが、来月開催されるTENの作品制作が
まだまだこれからでして。。。

続いては、第36回墨絵展2014 今日の墨表現
こちらも開催中で9月20日まで。好文画廊。
同門の田岡楚香さんも出品されてるとのことなので、楽しみ~。

クリックで拡大→



でもって、あれこれ。それぞれクリックで拡大。
  



そして~今年で5回目の参加となる2014書TEN。

10月14日(火)~10月19日(日)まで、池袋にある東京芸術劇場
アトリエウェストにて。

今年はDMの刷新して、気持ちも新たに。テーマは「探」。



14日14:00~席上揮毫「木原光威の筆遊び」
16日11:00~ワークショップ「筆以外のもので書く by沙於里」

詳細はまた近々。
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細心と放胆とカオスとコスモス

2014-09-10 | 前衛・抽象
                          (半紙/部分)


強いエネルギーと、緩やかな揺らぎ。
曖昧な想いと、固い意志。

細心と放胆。
カオス(混沌)とコスモス(調和)。

そして、光と影と。

人も自然も、相反するものが
バランスとアンバランスの間を行き来しながら、存在している・・

昨日のスーパームーンをボケーっと眺めながら
なんちゃらそんなことを、ふと 

久々に、ベランダでのビールのうまかったこと 


だけど、この国と世界の彼方へ・・・
久々に今日の1曲を・・ OLEDICKFOGGY の ♪月になんて

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秋の気配に

2014-09-07 | 
                       ぷくぷく(♀ 13才)

でへ~な感じに和み中のぷくぷくです。
来月で13才になるということで、今年はぷくぷくにも表彰状がもらえるみたいです。

人間でいうと68才位らしいですが、今も指の隙間も丁寧に身だしなみちゅ~。
でも、太目なので毛づくろいもご苦労がありそうです


時々自分の足に噛みつきながらも入念に。

みーにゃと同じく甲状腺機能亢進症の薬を飲んでますが、
この通り?食欲旺盛、熟女というよりおばさん化してますが、元気で何より 

一方、15才(人間でいうと76才位)のみーにゃさまは、秋の気配を感じつつ
植物に囲まれてのんびり日向ぼっこちう~。
穏やかな表情を見ていると、ありがとうの気持ちが沸々と


少し秋めいてきて、ちょうどいい日差しにゃね。



親ばかなので、追加で4枚 


最近はカメラを向けるとご機嫌斜めになりがちなのに、
この時はお天道様とのおしゃべりが気持ちよかったみたい

左前足がちょっとびっこをひいてるのが気になって、病院では加齢ということで
まずは人と同じグルコサミンのサプリを試しに、って頂きまして。
なかなか思うように飲んでくれないけど、まだまだ元気でいてほしいです。

昨日も今日も明日も、猫さまたちに感謝の日々でござります 
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悦びと葛藤と木簡と

2014-09-05 | 前衛・抽象


拙ブログでも何度かご紹介したシルヴィー・ギエム (←クリックでずずいと下まで)

先月、100年に1度の天才と言われ世界中を魅了し続けた彼女が
来年2015年に現役ダンサーとして引退すると聞いて、
NHKホールでのボレロの追加公演に行きたい!と予約の電話をしたら
お高い席しかなくてちょっと時間を置いたら、うう・・満席になってしまい
残念ながら行けずじまい。。

来年の引退公演があったら、絶対行きたいなぁ 

何度見ても美しすぎ。
単調なリズムが続く中での充実した躍動と緊張には、指の先まで一切の無駄がなく。

Sylvie Guillem シルヴィー・ギエム


肉体はもちろん、存在する空間に響く動と静の中に、
生きる悦びと終わらない葛藤を感じるのでして。

そして、書でいう曲と直、潤と滑、バランスとアンバランス、
そう、まさに私が大好きな木簡の世界を感じるのでして。

表現って、姿かたちは違っても、魂の部分ではつながってるんだと思えてくる。

ここも⇒シルビー・ギエム

そして、こちらも人間とはこんなに美しくもあるのかと思えてくるJorge Donn,の Bolero -1982.

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書と絵画との間

2014-09-01 | 前衛・抽象
                            「Who are you」 (半紙)


↑の画像は、先週まで銀座で開かれていた Life 2014 に出品していた作品です。


(女性は私ではないです

う~ん、サイズも小さめとはいえ、強さもインパクトも負けてる~
白と黒のモノトーンでも、色に負けないこともできるけど、
今の私はこんな感じなのかな~と、客観的に自分を眺めてる気がしました。


今回は動物がテーマ、それぞれの思いが込められた絵画などが87点。
最終日は出品者や関係者が集まって、ワインと共に自己紹介と作品鑑賞。



書では、筆勢、筆圧、潤滑、濃淡、滲みとかすれ、動きと静止、余白の中の白と黒、侘びと寂、
そんな世界を追い求めていますが、絵画はまた違う世界があるのでせう。

私なぞ、絵の鑑賞に出かけることはあっても、全く勉強不足なので
今回作家さんのテーマや作品への思いを聞くと、なるほど~と見方も変わったり、
色々と刺激を頂きました。

この展覧会は、来場者の投票による大賞セレクション展でしたが、
見事大賞になられた作品は、こちら~。点描画で2か月かかったそうです。


西村章人さん「ボクらは望まない・・」

2位は葉月さんの「静観」 
人間からの視線ではなく、窓の向こうから蛙がこちらを見ている、という静観だそうです。


動物愛護協会賞は長 雪恵さんの「今日という日・2014・8・2」
木彫り作品。いつも動物をテーマに作品制作されてるそうです。


今井 彩乃さん 「レクイエム」


清水佳代子さん「Footsteps」 
実際はブルーがとてもきれいで心落ち着きました。


辛 遊理さん うれしいことも嫌なことも、この目で受け止めてくれそうです。



数名の友人に、なんで絵画展に? って聞かれちゃいましたが、
書と絵画との間に何があるのかを知りたかったのと、
まだまだ知らない自分を探してみたいから、かな。

もっともっと恥をかいたり、やられた~って打ちのめされたりしながら
ドキドキわくわくを、らりらりら~と、探していきたいです 
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