心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

2016-01-18 | つれづれ
                        「変」 (半紙)

先日の書き初め会で書いた「変」。

昨年は昨年で、色々と変化の年だったけど、
今年はその変化を、変化としてではなく、
特別なことではなくて、生きていることのひとつとして、
日々を重ねていけたらなぁと思ったりしとります。

そんなイメージで書いた「変」。
閃きというか、あっけらかんというか、
あらよ~的な感じ。

あ、泣き笑い的にも見えたりして 

「変」は、音楽では本来の音より半音低いことを示すことば→♭(フラット)

半音低い位がちょうどいいかな。


さて。
今日の1曲は、先日ライブでも歌っていたこの人のこの曲
濱口祐自 Nanimonai うた



こんな風に隣で歌ってくれる人がいたら、しあわせ 
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楽しや~書初め会

2016-01-12 | 季節もの
                    「夢中」 半紙


10日の書初め会は、はじめまして~の方3名もご一緒に
普段はギャラリーの空間に、ビニールシートと毛氈を敷いて。

筆は小学校以来という方も、自分の世界に集中して?
次から次へと湧いてくる文字を書かれて。

まずは「夢中」と書いてみたいとIさん。
ヒントになるかしらん、と私なりの夢中を書いてみました。
こちらは縦バージョン。




はたまた、今年の目標とか好きな一字が浮かばない・・という陽子さん。

じゃあ、陽子ってちょっと書いてみて~ と言われたので
どんな陽子さんがいいですか?
→明るい陽子さん! ってことで、書いてみたのがこちら。全部同じ筆で。

でもって、左の陽子さんは元気がない陽子さん。



じゃ、シャープな陽子さんは?ってことで



ん?書初めってこんなのでいいの?  

「富士山」とか「希望の光」なんて決まりきったことばを書くより
自分自身から湧いてきた文言を書いてほしいなぁって思うなり  

半紙サイズに慣れてきたところで、半切にも挑戦。
ギャラリーの中は、もう紙だらけ~。



日々是好日を何枚も書いているMちゃん。
実は来月、ご結婚されるので、ご両親に色紙を贈りたいそうで。
喜ばれる顔が浮かんできて、ほのぼの~としました。

書は瞬発、一元の世界。一度書いた線や空間は消せないわけで。
でも、たとえば思わぬところに墨がぽとっと落ちたりしても、
さて、それをどう生かすか、それも瞬時に感応するのが楽しいのでして。

路傍に咲く元気のいい「花」が書きたいんだけどってリクエストがあり。
そんな景色をイメージして書いてみたなり~。
右上の点3つは、墨ぽた。 それをどう見るか、語りあってみたかったなぁ。




途中、たまたま通りかかったという方も参加。
和気あいあいとあっという間の3時間でした~

またやりたい~と言って頂けて、私も楽しや嬉し~のひと時でした。
ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました

また機会がありましたら、ご一緒させてくださいませ~。
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「叶」のバリエーション  Variation of  "叶"

2016-01-09 | 個展
                      「叶」


The meaning of the word-叶 is a wish comes true or hope is granted.
If you'd feel the respective dramas, I'm happy.

このブログでは以前アップしたかもしれないけれど、
年初めということで、先日からの「叶」のバリエーションをば。

それぞれのドラマを感じて頂けたら嬉しいです。

































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ブルースな書

2016-01-07 | 書の話
                                「叶」 はがき


空間の中に収めるのではなく、その周りにある空気やエネルギーを
引き寄せるような思いで書いてみました。

たとえば半紙に四文字を書くという時、無意識にお行儀よく
それぞれの居場所に書くのが、お稽古なのかもしれないけれど
作品となったら、線や造形だけはなく、空間処理もその人なりがでるわけで。

私は、大好きな木簡のような、大らかであっけらかんかんとした世界が好き。
強引にはみ出すのではなく、包み込みながら受け入れる、そんな空間が好き。

で、昨日アップしたこちらは。



弾むような、バウンドする「口」から受け取ったエネルギーを
両手を広げて受け止めながら、ジャンプする、そんなイメージ、かな。

書いてる時は、そんなこと意識していないんだけど、
たぶん、そんな感じ。

これも、そんなイメージだけど、十の縦画が直線で弱くて左に流れていることで
上の作品よりも、そっけないというか、響き合いが足りないね。



比べてみると、上の作品は、十の縦画が少し背中が反っていて、終筆が右方向に感じることで
全体のバランスを外へと、導いているような。

って、私の勝手な感想ですけど 

書は、文字を書く、模写する、だけじゃないって思う。
もちろんそこには言葉や意味もあるけれど、
もう、線と空間だけで、自分の世界を表現できたらなぁって、思う。

やっぱり、そう、なんていうか、
色々な出来事に遭遇したお蔭?で、今自分にとって一番必要なものが
何なのか、少し感じられるというか 

ありがたや~。


そうそう、3日から咳風邪をひいているというのに、昨夜は濱口祐自さんのライブに。
ブルースギター。うまい! でもって、トークは楽しかったぁ。

そうそう、私はこんな書を探しているなり~



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やっぱり書が好き

2016-01-06 | つれづれ
                      「叶」 はがき

ここ数年、書TENにご来場下さり、アンケートにお答え下さった方に
メンバーからほんの気持ちのお礼をと、それぞれがはがきに書いた作品を
お贈りしていまして。

そういえば・・と拙ブログを振り返ったら、
今年はバタバタしていて、全然アップしていなかったです

そちらもまた追ってご紹介させてください。

で、この「叶」はその時に書いた作品。
この文字は、金沢の陶芸家、藤澤重夫さんの個展の案内カード用に
100種書いたことがあり→ここくりっく

そこには、藤澤さんの陶板も貼りつけこんな感じに。

















以来、この文字はひとつのテーマみたいによく書いているのでして。
口と十という、単純な形だからこそ、変化を楽しめるのでして。

□にとらわれずに○にしてみるとか、直線と曲線、
紙の中での居場所、余白、余韻、それを探す作業が好き。

それは、自分のあり方、いいところ、悪いところ、苦手なところ、
好きと思えるところ、大事にしたいところ、それらを探す作業にも似ていて。

書は人なり、とよく言うけれど、
書は自分探し、でもあるわけで。

やっぱり、ここへ帰ってきたい。
母が生涯追い続けてきた書の世界、私もまた
書けなくなる日まで、書いて書いて書きまくっていたいなぁ。

こんな私ですが、一緒に書初めやってみっかと思って頂けましたら
1月10日、お待ちしております 

詳細は↓の記事まで~
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新春 書初め会のお知らせ

2016-01-05 | 年賀状・お正月
                    「進」

長年やりたいなぁと思っていた書初め会、
昨年個展でお世話になったギャラリー スペース游さんで
やらせて頂くことになりました~

今年の目標や願い、好きなことばなど、自由に大胆に筆で書けたらと思います。
はがき・半紙・半切程度の紙に、床に大きな下敷きを敷いて書きます。

子どもから大人まで、文字が書けなくても、久々に筆を持つ方でも 
楽しんで頂けるようにと思っています 

一年の始まりに、心もからだも開放したい方、お気軽にご参加くださ~い。


 ◆日 時 :平成28年1月10日(日) 
      午後1時~午後4時の間  受付:12:45~

 ◆場 所 :ギャラリー スペース 游 
      相模原市中央区千代田2-2-15 メイプルビル2F
      電話:042-856-1990 (ギャラリーは19日まで休廊なので当日のみ)

 ◆参加費:1000円+材料費300円 手ぶら参加・筆持参OK
      多少汚れてもいい服装でお越し下さい
     

お問合せ・お申込みは前日までに拙ブログコメント欄(非公開で受け取れます)か
画面左バーのメッセージを送るというところから~お待ちしておりま~す 
(どちらも連絡先アドレスをご記入下さいませ)

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豪徳寺の招き猫群

2016-01-04 | つれづれ

元旦は、老健にいる母と、骨折して圧迫骨折中の父を連れて
しゃぶしゃぶ懐石を頂きにお出かけ。

久々におしゃれをして、うっすらお化粧もすると
母は鏡の前で、きりりとした表情になって 

隣にいる父に向かって、家族にしかわからないようなジョークも飛ばしたりして
楽しいひと時でした。


でもって、2日は、大学時代のアルバイト仲間だったRさんが厄除け祈願に行きたいと
いうので、高校時代の友人も誘って、世田谷にある松陰神社に。
午前中だったのでまだすいていて、ゆっくりお参り。

まだ時間あるね~ってことで、世田谷線に乗って豪徳寺まで。
そこは招き猫発祥の地としても有名なお寺で、いつか行ってみたいと思ってたので
思いがけず、嬉しや楽し~。

山門入口には立派な門、そして大きな松が並んでいて。






境内には三重塔もあって、ここは京都?と思うほど、厳かな佇まい。



そしてそして、なんといってもこの招き猫さま群。







境内で売っている招き猫さまを、そのまま奉納する人や、
願い事が叶ったら奉納する人もいるそうで。 
この猫さまの目には、ありがとうの文字が。 なんだか目が潤んでるみたい~。



ってことで、私も買わせて頂きました~。小さいのは友人が 



なんだか、招き猫パワーたくさんもらってきましたとさ。
今年は初心にかえって、ブログつながりの皆さまから元気をもらえたらと思っています 

そうそう、モノクロ写真の、のぼるさんみたいなのが撮りたくて1枚だけ。
また違う世界に見えますね。



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日々是好日

2016-01-01 | つれづれ
                          「日々是好日」

元旦に思うこと。
それぞれにあることでせう。

私はこのことばを、今年は大事にしたいと思います。
このブログでもよく登場している「日々是好日」。

 一般には「今日も一日よい日でありますように」の意味ですが
 禅語ではちょっと意味合いが違うようで。

 現実はいい日ばかりではなくて、雨の日、風の日、悩み多き日・・と
 いい事も悪い事も、いろんな事が起こるわけで。
 
 けれど、どんな一日であっても、かけがえのない一日。
 それらを全身全霊でもって経験し、向き合えたら、これぞまさに日々是好日とな。

 つまり、好日は待っていてもやってこないし、願うだけでは叶えられないよ~ってこと。

今年は、私にとって変化の年になりそうです。
というか、勇気を持って、信じるものと覚悟を持って、変わりた~い!


皆さま、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


2016年、最初の1曲は、またまたこの方と清志郎の さよならCOLOR



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