人の為と書いて偽り。
う~ん。当たっているような。当たっていないような。。
昨年を表す一字の「偽」。
食品偽造は、消費者の為? 否・・。 つまりは、本当は自分の為。
どこかの求人の広告の文句に、こんな感じのことが書いてあった。
「どんな仕事も常に‘誰かの為に’であるものなのです。
たとえばもっと便利なものを、もっと美味しいものを・・・という願いに応えて
誰かの喜ぶ顔が見たいから、そこに私達の仕事はあるのです。」
なるほど・・・確かに本来はそうなのかもしれない。
きっとそこにある‘誰かの為に’は、純粋で損得考えず夢中になった結果、
あるいはとても自然な行為で、そこには「偽」はないのかもしれない。
土や水や太陽があらゆる生命を育むような自然界の営みには「偽」はないわけで。
ま、「偽」か「真」かと論じるよりも、時々ふと思う。
「~してあげたのに・・」という思いで苦しむのは、実は自分自身なんだってこと。
だからなるべくなら、思いを固執せず、為したものを主張せず・・と
生きたいものですねぇ。。。
それにしても、誰が決めたんでしょうね・・人の為と書いて「偽り」だなんて。
人の為は実は自分の為・・と、既に悟られた方だったのかな・・なんて。
昔から性分で人の為に何かをすることが、すっかり「してあげたのに」に陥ることが多々です。
人の為を自分の為にしないと、ほんと「偽」になっちゃいますね。
そういう部分が私にあるから、この沙於里さんの「偽」の字は
バッサリ私の心の「偽」を「成敗」って感じで切られるような緊迫感と切実な感じを受けてました!(笑)
愛情ある厳しい先生みたいな字だと思いました。
自分でもお~って思っちゃいました。
つい思っちゃいますよね、「~してあげたのにぃ・・」って。
でもことばには出せない、だから余計にストレスになったりして。。
だったら、そう思わないようにすればいいんじゃんって、言い聞かせる日々です。
ほんと成敗!って気持ちで書いたので、まつこさんのお目の高さに ですう。