心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

プラス思考へのヒント

2008-06-30 | つれづれ
               赤ピーマンと青ピーマン (クレヨン・顔彩・はがき)




子供はピーマンがキライっていうのが常だったような。
まあ確かに青臭いし苦いし、どうしてもピーマンが食べたい!って人は少ない?

でも私は結構ピーマン好き。いつも冷蔵庫に入ってる。
今日はどう料理しようかなと眺めていると、ただの食材としてではなく
その存在が、意味とか、なんだか力をビ~ンと発してくる。

赤は情熱的、行動的なエネルギーを与えてくれる。
手にとってじっくり見ていると、不思議と元気になって笑顔になる

いつもの緑のピーマンは、実は一色ではないんだ~と改めて気づくと
料理するのも益々楽しくなったり

何気なく使っているものも、ぼんやり歩いている散歩道も、
当たり前のように共に暮らす家族も、ほんの少しだけ視点を変えたり興味を持つと
違う感覚や発見や、ありがとうって気持ちにも出会えるってもんですね~

社会で生きていく中で、一番大変なのは人間関係だって誰かが言ってました。
でも、人は人の中で生きているわけで。

たとえば、何か悩みを抱えたとき。
ピーマンはピーマン、それ以外の何でもないって思わないで、
たまには穴があく位眺めていると、何かヒントが見つかるかもしれないです~。

人の思い込みって、案外マイナスに捕らえていることも多いような・・?
ものごとをプラス思考にするには、発想の転換!これ、大事あるよ

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好文会展へ 

2008-06-29 | 書展・展覧会情報
                  好文会展 7/5まで 好文画廊にて
                  


昨日は書の敬愛する先輩、桃太郎さんも参加する、好文会展に出かけた。

上の写真、中央が桃太郎さんの作品。
メインは作品の前にある孟宗竹なんだそう。
桃太郎さんは鹿児島出身で、ご実家に帰られたときに取ってきたとか。
見るとかなり古竹で、繊維がむき出しになっていて、引っ張るとす~っと抜けるらしい。
それを筆にしても良さそう?
いつになく力強い、けれど文字の表情はどこか愛嬌があって温かく。

ちょうどオープニングパーティーも行われていて、会場は賑やかだった。
31名の、書、絵画、立体、インスタレーションなどさまざまな作品が会場を飾っていて。


          既に宴たけなわでした 


 






書を学ぶ者としては、やはり気になるのは墨の作品。
コットンに書かれたこの作品(↓)、輪郭がはっきりしていて黒の占める面積が
広いのに圧迫感や威圧感がなくて、淡墨や滲み、浮遊する造形たちの静かな
響き合いが、いいなぁって 

きっと作者は女性だろうなぁって思っていた。

 
 写っている方は別の人です           宇宙のよう・・


一通り拝見したところで、桃さんが 石田象童さん という方を紹介して下さった。
そしたら偶然、いいなぁって思ったこの作品の作家さんで、男性だった。

なんだかうれしくなってあれこれ質問してたら、布に描く方法や墨の選び方、仕立て方なども
教えて下さったり、意外なところでご縁があったりして、たくさんたくさんお話も伺えて


石田さんの作品はこちらでもご覧になれます。→ すどう美術館

来る7月7日~13日まで、横浜桜木町で個展をされるとのことなので、
上のHPの作品をご覧になってみて、ぜひ~

併せて、脳梗塞などで右半身が不自由になられた方のためのリハビリにと、
左手で文字を書いたりことばに出したりという「左手で墨と遊ぶ会」もされているとのことで、
その方々の作品も展示されるそうです。








好文展 好文画廊 電話:03-3669-1957



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいものとは・・?

2008-06-28 | つれづれ
                         「雨雨」 (半紙)



昨日は久々に職場関係の飲み会。
笑いすぎて喉が痛い。。

またもやS先生は、面倒な漢字なんかなんであるの?攻撃。
その話は長くなるから・・と、先生が書かれた数式の美しさについて語り合った。
(職場は研究所なので、周りは先生と呼ばれる方ばかり。。)

見たこともないような記号と、それらを組み合わせた数式や
それをもとにできたグラフ、断面図の画像は抽象的で、アートのよう。

万華鏡のように美しい図を見ながら、聞いてみた。
私:「やっぱり美しいなぁと思うものは、理に叶ってるとか・・ですか?」

先生:「そういうことです」

どんなものでも美しいものというのは、見えないデータに裏づけされた
理屈というか意味・・美の法則があるんだ
(・・っておえかき先生のとこでかいてあった気がする)

つ・・つまり! たとえば書も。
見えないところで臨書に励んでいると、自ずと美しいものが出来上がる!
ということなのかも~


私にとって、美しいとは・・?
理屈ぬきに心地いいものってことかな

・・・あ。おえかき先生。
ほんとはそこには理屈があるんですよね?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書する 書すれば 書するとき

2008-06-27 | 木簡

                       「見月」   (半紙)




もともとは(↓)木簡の臨書「見月在不」


    
      原本                      臨書(半紙)



原本は小さいし不鮮明だから、釈文を見ながら想像、妄想、空想、連想して書く。
一字一字と対話しながら。

ぱっと見た瞬間、この「見」と「月」さんに一目惚れ。
で、半紙に二文字書いてみる。

「見」と「月」が見つめあって、対話している風にしてみたかった。
(書き終えて、図々しくもまた言っちゃった・・「かわいい・・!」)

ところで。
人は人と関わって生きているわけで。
人の中で生きているわけで。

だから仕事にしても、家族や友達にしても、その必然性をどこかで手繰り寄せながら
なるべくならよい方向、よい方法を見つけたいなぁ・・・と、
この「見」と「月」の見つめ合う姿を眺めていてふと、思った。

書は、ただ文字を書けばそれでいい・・なんて、もったいないもったいない。
書を学ぶこと、書することには、たくさんの人生のヒントが隠れているんだなぁ~これが


コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

でんでんむしを探して

2008-06-26 | つれづれ
                         (半紙大 和紙)



梅雨なのにあまり雨の少ない毎日 

近所では色々な種類の紫陽花が楽しい季節なのに、
うちのベランダの紫陽花は日当たりが悪いせいか、まだ蕾もつけてない。

そういえば子供の頃、大きいの小さいのと並べて集めて遊んだ
かたつむりも最近見なくなったなぁ。。
(なめくじは見かけるのに・・)

ところで、かたつむりには「でんでんむし」なんてかわいい異名もある。

でんでんむしの語源は、語源由来事典によると・・

「出出出(でででむし)」が変化したもの。
「出る」の命令形の「出よ」「出ろ」の意味。
子供たちが、殻から出てくるように「出ろ出ろ」と口拍子に言っているうちに
でんでんむしとなったらしい。

雨降る日も車に乗らずのんびり歩けば、でんでんむしにも出会えるかな。。

まだなんとか続いてます。歩いて出勤


写真は、以前子供教室で作った時計の台紙。
ダンボールに和紙を貼って、好きな絵と時計の文字盤を書いて、
100円ショップで買った時計を分解して、組み込んで。 
(時計は他のに使うので、はずしちゃったけど


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またてくてく登れば 

2008-06-25 | つれづれ
                      (30cm×40cm)      



人間は大いに失敗すべきである。
どんどんしくじってしまえ。
しまったと思え。
もうこれで終わりだと感じた時、
その心の中にあるものをおまえはどうする。


大好きな 日比野克彦氏 のことば。
何度元気をもらったことか。。

人間、どんな状況に置かれても
きっとすべては選択によるもの。

固執する心、こだわる心を断ち切って・・手放して
起きていることを受け容れられたら。

行雲流水。
雲のように。水のように。あっけらかんと。

失敗した・・と思ったら、新しい門出のときと思えばいい。
目の前の階段を、またてくてく登ればいいやって思えたら
新しき出発に変わるってもんさ。

教室に行くには、駐車場の関係でこの階段を登る日もある。
結構長くてしんどい階段。





でも今の季節、穏やかな緑がわたしを包んでくれて、
なんだか許されてる気がして、しあわせ。


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手描きのコースターでおもてなし

2008-06-24 | 
                         (コースター)



世間の絵手紙ブームは一時の勢いはないけれど、まだその人気はあるようで、
書道具屋さんや画材屋さんでは、はがき以外のものも売っている。

このコースターも、多分牛乳パックの再生紙による耳付き和紙風のもの。
5枚セットで・・いくらだっけな・・200円位? 正方形もある。

ただ、コースターとして使うには防水でないので、パウチをするか
防水スプレーでもしないと滲んでしまう。。
でも・・・パウチやスプレーすると、この和紙風の風合いが薄れちゃう。。
なので、何枚かセットにして額に入れてもよいかもです 

たとえば絵ではなくて、好きなことば・・「行雲流水」とか書いて
お気に入りの色や柄の紙を台紙にして額に入れるとか。
「笑」「福」と書いて、真ん中の1枚に笑顔を描いて3枚セットにしてみるとか。

一発勝負だから・・と敬遠しないで、逆に「えいっ や~」って感じで自由に 
何枚も書くより、いいものができること多々ありあり。
言い訳もなく、潔く。そのかわり集中して。

うちでは友達が遊びにくる日には、こんなコースターやランチョンマットを作って。
たまにもらってくれる人もいて、そんなこともうれしいですね 


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生はただ一生懸命生きていくだけ

2008-06-23 | つれづれ
                          (15cm×25cm)



昨日行ってきました~ エミリー・ウングワレー展

いやぁ。。。。。
日々迷うばかりの私には、救いのような展覧会でした。

私は何を表現したいのか、なぜ書を学んでいるのか・・・
なぜ、何を・・と立ち止まるくらいなら、やめちゃえばいいのに・・って思っちゃった。

80歳を目前にして、止むに止まれぬ思いで描き始め、86歳で亡くなるまでに
3千とも4千とも言われる作品を残したエミリーの湧き出る情熱に圧倒されっぱなし。

点画、線画の抽象作品は、彼女が生きたオーストラリアの大地の全てのものをモチーフに。
ほとんどが超大作ばかり。その色彩はどれもこれも、もう抱きしめたいくらい

写真(図録より)の線画は、儀礼の際女性が身体に描くボディ・ペインティングに由来すると。





初めは白地に黒の作品だったのが、だんだん色が増え。
1本1本が簡潔で、重なり合い、ぶつかり合い、色と色が響きあい、表情豊かな筆致に
淡々と「生きる」エネルギーを感じて、ふぁぁ・・いい!って何度も何度もため息。

線と点と色だけで、こんなにも表現できるなんて。
う~ん。。よかったです!!

そして丁度、オーストラリア先住民の民族楽器ディジュリドゥのミニコンサートがあり鑑賞。
蟻が中身を食べて空洞になったユーカリの木でできているという楽器。



         出演は哲Jさん、小林 弌さん(写真は哲Jさん)


お二人は、プロジェクト和豪というユニットでも、ディジュリドゥ、津軽三味線、尺八、
パーカッション、ギターの5名で活動されているそう。

時に即興的という曲は、どこまでも永遠に続きそうな。単調なようでてリズミカル。
エミリーの絵と共通するものがあるような。。

こらからの、大きなヒントをもらって元気になれた時間でした



哲Jさん HP  (視聴も有)
プロジェクト和豪 (こちらも視聴有)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨もまた楽しや 

2008-06-22 | つれづれ
                          (はがき)




梅雨入りしてからあまり雨のない日が続いたけど、今日からしばらく雨みたい

この前絵手紙教室では、宿題が「雨」の字。それぞれに楽しんだ作品がたくさん。


  
    雨の点々も雨の字に              番傘をさした雨やら 


    仲良く歩く雨も 


雨の話から、話が弾み。
子供の頃、雨が降るとお母さんが学校まで傘を持って迎えに来てくれたね、と。
いつも素朴であったかい作品を描かれるUさんが、「うれしかったよぉ」としみじみ

そのことばを聞いただけで、なんだか目頭が熱くなっちゃった
私も母が迎えに来てくれたなぁって思い出して。

「でも今の子は、コンビニとかで安いビニール傘買うのかな」と誰かが。

ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン 
そんな歌声が聞こえた時代は遠い昔?

学校や駅に、傘を持って(しかも昔は歩いて)迎えに来てくれるという何でもないことが、
誰かとつながっているという安心感や、しあわせ感を与えてくれていたのかな

昨夜は家でろうそくの灯りで過ごしました。
BGMは大好きなEric Clapton。♪'River of Tears' (←You Tubeで視聴できます。映像もgood!)
映像を見ているとブックマークにもある まつこさんの世界 を同時に見ているような。。

ろうそくの灯りは気持ちも落ち着いて、フワフワ彷徨っている心がユルユルと自分の中へ
降りてくるような気がしました。

たまにはいいものですね。 
これから週末はキャンドルナイトにしようと思います



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜は100万人のキャンドルナイト

2008-06-21 | つれづれ
                          (半紙)



またまた いろはにほへと。
白い紙に向かうと、あれこれ書きたくなるもので。。

たった七文字なのに、その響きとひらがなの姿からいろんな世界が見えてくる。
今日は星空のイメージで。

背景の黒は、画像処理のときいつもはポツポツを消すんだけど、
わざと残してみたら宇宙みたい って思って、そのままに。
先日のいろは も同じ。でも背景の色によって印象も変わってきますね~。

ところで。
100万人のキャンドルナイト ってご存じですか?
みんなで一斉に電気を消して、ロウソクの灯りでスローな夜を~という全国規模の
イベント。韓国、北京、台湾、香港でも。







夏至の今日から7月7日(月)までの間行われている。
今夜8時から10時までの2時間は全国各地でイベントが行われるみたいです。
詳細は上のHPをご覧下さいね。

私はお風呂に入る時はいつもロウソクの灯りで入ってます。
拾ってきた枝や、石ころもあっったりして、気持ちは露天風呂。。(狭いけど) 
時には猫も一緒にお風呂のふたの上でリラックス。気持ちよか~。

ロウソクの灯りや和紙を通した灯りは、不思議とそれだけで心が和みますよね

明るい中では言えなかった・見えなかった・感じなかった、自分の気持ち、
相手の気持ちに気づくこともあるかもしれないし。

今宵は大切な方と、もちろん一人静かにでも。
たまには空っぽの時間の中で「闇の中の明るさ」を見つけに・・
よろしければご一緒にいかがですか~。




         写真は100万人のキャンドルライトのHPより



イベントHPにあったメッセージのいくつか・・メモ書き。

*一本では頼りないはなないろうそくの火も百万本集まると衝撃波になる。
*闇の静寂の中に、いのちのざわめきを聞き取りたい。
*消すのはあかりじゃなくてエゴ。見えなくなっていたことに気づく夜を。
*地球に感謝し 自然のリズムに合わせたゆっくりとした時間を過ごそう
*一灯照隅。万灯照国。まずは足元を照らす小さなともしびから。
*真っ暗の体験は、生物としての自分を自覚する第1歩です。
*暗闇を照らすのはエネルギーではありません、人の心です。
*たまにはゆっくり。ほのかな灯りの元で
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする