心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

‘栗ご飯の素’が入っていた籠の一閑張り

2008-01-26 | つれづれ
                


いつか何かに使えるかも・・と、なかなか捨てられない私です。
お土産に頂いた、‘栗ご飯の素’のパッケージだった籠も、そのひとつ。

以前Eさんから頂いた一閑張り(←作り方が紹介されています)に感激し、
私も作ってみたくなりました。

一閑張りとは、竹篭などに和紙をちぎって何度もはり合わせ、その上から
柿渋を塗り重ねていくもの。 その後天日干しして出来上がり。
 

 ←こんな籠が→  
 
   左は以前「めかいの会」で習って作った竹篭。
   右は使い終わったネパール紙のカレンダーを使って作ったEさんの一閑張り。
   お盆として使ったり、お茶菓子や冬はミカンを入れたりしています。



水にぬれても安心で丈夫、味わい深く、柿渋は防虫効果もあるんです。
昔の人の知恵なんですね。

ただ、柿渋をたくさん塗ると黒っぽくなって、模様が見えなくなるので、
私は柿渋や塗らず、和紙をちぎって貼り、好きな中国は高啓の詩を。


「(渡水復渡水 看花還看花) 春風江上路 不覚到君家」

 水(川)を渡り、復(また)水(川)を渡り 
 花を看(見)、還(また)花を看(見)
 春風のそよ吹く川沿いの路を歩くうちに
 いつの間にかあなたの家に着きました


捨ててしまえばそれまでだけど、こんな風に生まれ変わって、生活の中でまた
使えるのも、なかなかいいものです 

そういえばこれ、あの方のお土産の・・なんてことも思い出したり。
ありがたいなぁって気持ちが、いくつも増える感じです。

わりと簡単にできるので、この週末にでもいかがですか~?
籠は100円ショップでも、和紙はちょっと大き目の文具店ならあるかも。

柿渋は、ホームセンターのペンキ売り場あたりでも売っています。
独特のニオイがしますけど。 500mlで1000円はしなかったと思います。


コメント
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