3月30日。高尾山方面の2回目(小仏城山~高尾山)です。
一丁平では桜がほぼ満開で思いがけず2日連続の花見になりました。
今日出あったスミレ達。まず日影沢沿いでは
マルバスミレ(丸葉菫):あちこちで咲いていました。別名ケマルバスミレ(毛丸葉菫)ということもある。
ナガバノスミレサイシン(長葉菫細辛):白色から青色まで色の変化がある。今日一番多かったのはこれとエイザンスミレでした。共に小仏城山からの尾根筋にも沢山咲いていました。
白っぽいもの
青っぽいもの
エイザンスミレ(叡山菫):京都の比叡山に生育するスミレに由来する。別名エゾスミレ(蝦夷菫)。ヒゴスミレ(肥後菫)と共に葉に大きな切れ込みがある複葉です。これも白色から濃い桃色まで変化がある。
白いもの
桃色のもの
タカオスミレはもっと多く咲いているかと思ったのですが、意外に少なかった日影沢の上流に少しだけ咲いていました。ヒカゲスミレ(日陰菫)の仲間で葉が赤褐色なのが特徴。高尾山で発見された。
山頂近くにフイリヒナスミレ(斑入り雛菫)が多く咲いていました。ヒナスミレのうち葉に白い斑が入るものをいう。
ヒナスミレ(雛菫):もう終盤で綺麗に咲いているものが少なかった。
オカスミレ(丘菫):アカネスミレ(茜菫)の変種でアカネスミレの葉や茎に毛が生えるのに対し毛のないものをいう。
菫の仲間はこれからもっと沢山見られるでしょう。
菫以外の花達
ヒトリシズカ(一人静):片倉城跡公園でも咲いていましたがここでは一塊で咲いていました。
シュンラン(春蘭):綺麗に咲いているものがなく数も大分減ったように感じました。
ツクバキンモンソウ(筑波金紋草):キンモンソウの別名を持つニシキゴロモ(錦衣)の変種でシソ科の多年草。最初筑波で発見された。葉の裏側や葉脈が柴褐色。
1号路にニワトコが咲いていました。
ケーブル高尾山駅前にあるイヌブナに少ないですが雄花が咲いていました。
以上