明日晴れたら、、、

今日は雨だから、ゆっくり過ごそう。
明日晴れたら、、、ちょっとだけ頑張るかなぁ。

集団リハビリ。

2006年04月23日 | 福祉・手続きのお話。
バーちんが大事にしていたる我が家のゼラニューム。本当はこんなに満開になるはずだったんだねぇ・・などと、話しをしながらお散歩。
とりとめない話しをしながら・・今日のバーちんは涙もろくて泣いてばかり。
お散歩中も、ハンカチ放せず・・鼻水すすりながら泣いていた。
「どうしてこんなことになってしまったんだろう・・そう思っちゃうと悲しくて・・。」
バーちんがそう言った。
バーちん・・わかってきたのかな?
「歩くから、車椅子止めて・・。」
わかってることと、わからないことが半々なのかな。

イロンナ事をリアルに解ってしまう辛さ・・わからなくなる辛さ・・比べることは出来ない辛さ。どちらも悲しくて・・切なくて。
孫一号に車椅子押させて・・私はデジカメ写しながら泣いてしまった。

30分位歩いて、そろそろ疲れてきたバーちん。
病室に戻ることにして、2階へ上ると・・談話室兼食堂に患者さんが集まっていた。
どうやら「集団リハビリ」が始まるところに戻ってきたみたい。

今日は「集団リハビリ」やりますよぉ・・って、お知らせはないのね

後から入った都合上、はみ出る形で一番前。
これで全部の患者さん?ってくらい・・少なかったから、おそらく参加していない方もいらっしゃるんだろうな。

なんだか不慣れな男性看護士さんが、貼られた模造紙に書いてあるリハビリ体操を前に出て始めた。
両足を順番に持ち上げたり、回したり・・。
完全に装具に守られている左足・・じっと固まって動かない。
やっぱり・・バーちんが、誰より切ない状態のような気がして・・。
でも、バーちんは一生懸命看護士さんのマネをして運動してる。
私がメソメソしてどうすんだ!!私も一生懸命頭の中にインプット。

時々、同室の95歳のおばぁちゃんが、看護士さんに声をかける。
可愛らしいおばーちゃんで、車椅子に固定されて楽しげに他の患者さんを応援してくれる。
車椅子のステップを上げて、足首を回す運動。つま先をつけて・・。
左足の番になると、バーちんの顔が見れない私。本当に情けない私だ。

「看護士さーん!足が届きませ~ん」
95歳のおばーちゃんの声に皆が笑い声をあげる。
なんとも、微笑ましい声。
「皆さ~ん、頑張ってくださいよぉ~」
とっても可愛いおばーちゃん、ありがとうね。

私の母を、バーちんなんて呼んでる私。まだ71歳なんだよね。
いつも、あんたの祖母ではない!!って、怒られるんだけど・・遂、いつのまにか「バーちん」になってしまったぁ・・・。
だって・・「ママ」って呼んでた私に、今更「お母さん」なんて言えないもん。

一通り体操が終わると、今度はカラオケをすることになって。
70歳前後の方が多いせいか・・こういう時は「美空ひばり」なんだそうだ。

「川の流れのように」これを皆で合唱。
イントロからバーちんは泣き始めた。
大学病院のリハビリでもカラオケをよくやって頂いていたんだけど・・歌うのが大好きなバーちんは、この「川の流れのように」が十八番。
必ず歌いながら泣いていた。

もう・・泣かないでよぉ・・って、言いながら・・私もやっぱり涙が出て・・リハビリしながら泣くなんて・・これが最後だよ!って、自分に約束した。

時間があっという間に過ぎてしまった日曜日。

心が痛くて・・迎えに来てもらった車の中でも涙が一杯出てしまった。

最近、現実だか何なんだかわからない時がある。
現実逃避・・で、ブログに逃げてるみたいな私。
今日あったことを・・冷静に振り返ることが出来るのが次の日。
だから、私の日記は一日ずれてしまうんだぁ・・。

クヨクヨしたって仕方ないから、今出来ることを考えて。現実をちゃんと見なかったら、何も始められない。
わかっているけど・・いろいろわかっているけど・・。

この6ヶ月・・夢ならどんなにいいかしら・・。
なんてことをやっぱり思う私です。

でも・・最近、涙はグーンと減りました。頑張ってるんだよこれでも。

お散歩。

2006年04月23日 | 福祉・手続きのお話。
曇り空ではあったけれど、孫一号とバーちんを車椅子に乗せて病院の外にお散歩。
面会時間は何をしても大丈夫ってとこが、リハビリ病院の凄いところかもしれないなぁ・・。このままタクシーに乗せて家に連れて帰りたい衝動にかられちゃった。
もちろん、それは本意ではございませんが。

病院の近くには大きな団地があって、遠くから見ても色とりどりの花が見える。
お花の大好きなバーちんに、少し春のお裾分けをしなきゃ~で、団地の側まで行って見る事にしたのでした。
あちこちに八重桜が咲いていて、バーちんに家の様子を見せるべく持参したデジカメでちょっと撮ってみたけれど・・下手

家にある緑の植物・・咲くべき花はここにありとっくに先時が来てる事を再確認してしまって、ちょっとショックでした・・・。

バーちんの装具。

2006年04月23日 | 福祉・手続きのお話。
日曜日・・少しだけ寝坊をしたばっかりに、またまた要領の悪い私はテンテコマイ。
孫1号とバスに揺られてイザ出発。
今日は旦那は駐車場の後片付け・・ジィーは休養日。

二日置いての病院。
この半年近くで、バーちんに会わない日が二日続いたのは、始めてかもしれない。
会いに行かずとも・・何故だか見えてる私の姿があるらしいし、もしかしたら呼んでも無視したって怒りモードになってるかも・・
何てこと考えながら、病室に入ったら、昼ご飯後のバーちんは、ウトウトお昼寝中でした。
気配に目を覚ました時は、いつものバーちんだったので一安心。

車椅子に乗る?って言葉に首を振りつつ・・結局、トイレに行きたくなって移乗。
今日は見慣れない看護師さんとヘルパーさんばかり。
誰が誰なんだか全くわからない。大学病院の時は、看護士交代の度に、ベットに挨拶に来てくれて・・担当看護師さんのプレートも病室前に貼ってあったけど・・この病院はそれもなし。
ヘルパーさんに至っては、制服の胸にネームプレートもないから・・とっても不思議。

バーちんが小声で「午前中にトイレに行ったとき・・乱暴に扱われて、足が物凄く痛かったの。だから、ちょっと喧嘩しちゃったの・・。」って、言い出して・・。
「どの人?」って聞いたけど・・「名前を教えてくれなかったから誰だかわかんないし、名札もないの」って。
ナースステーションにさりげなく聞いたけれど・・何もそれらしい事、なかったみたい?
「もし患者さんに不快な想いをさせてしまったなら、申し訳なかったです」って看護士さんが言ってくださったので・・私も「とんでもないです・・。」って言うしかなかったのでした。
大体・・バーちんが、喧嘩するはずないもんなぁ~。遠慮ばっかりしてて、悲しくなるくらいの人だから。
ひょっとすると、喧嘩したかった位・・痛かったのかもしれない。

それにしても・・本当に履きにくい装具です。履かせ難い装具です。
まるでサッカーのキーパーのサポーター(・・て言うのか?)みたいな重装備。
留める部分が多くて、マジックテープなんだけど・・。
膝の上10センチ位から、つま先除いてスッポリ。
バーちんの大切な左足を保護するわけだから、仕方ないのだけれど・・。
毎回時間がかかって、トイレの我慢は辛くない??
要領を把握してない看護師さんだと、軽く何分もかかってる。
いずれ私がやることになった暁には・・ノロマの亀ちゃんどうしよう・・だわ。

バーちんはいつも、文句も言わず待っている。
本来せっかちバーちん、本当は「早く!」って心の中で思ってるんじゃないかしら?
ぜったいにそんなことを口に出して言ったりしないバーちん。
どんなに手荒?に扱われても・・「ごめんなさいね・・忙しいのに時間を取らせて・・どうもありがとうございます。」毎回毎回きちんとお礼を言うバーちん。
サッサと出て行く看護士さんが、そこにはいなくなっていても・・。

隣の患者さんなんて・・いつもいつも文句ばっかり言っている。
バーちんより一つ年上のその方は、バーちんより一ヶ月位早く入院されている。
車椅子を使用していてもご自分で起き上がれて移乗ができる。歩くことも出来るのだけれど、まだ一人歩きの許可は頂けてないらしい。それでも毎日何かしら文句を言ってる。
今日も今日とて「迎えが遅い!」「自分でトイレに行く!」と怒ってる。
バーちんには二人介助の方が来ているから・・バーちんは申し訳なさそうな顔で・・。
私のほうが、泣きたくなったよ

同じように病気になられて、病状はイロイロだけれど・・気持ちも性格も違うけれど・・お願いだから、これ以上バーちんに遠慮させないで!
私はいっつも、バーちんにもっと我儘言っていいんだよって言っている。
但し・・それは病院だからで、帰ってきたら少しは遠慮願いたいけどね。

それにしても・・バーちんの装具・・なんとか改善出来ないもんなのだろうか?