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『妖怪道中記』(海外版Shadow Land)は、1987年にナムコより発表されたアーケードゲーム。翌88年にはPCエンジン版とFC版も登場しました。アクションゲームですがスコアがなく、ルート分岐やマルチエンディングなど、当時のアーケードとしては新機軸が盛り込まれていました。
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物語の設定は、いたずらばかりして村の人を困らせていた少年たろすけが、神様におしおきとして地獄の入り口につれていかれてしまい、地獄巡りをして閻魔様の裁きを受ける・・というものです。前年87年登場の“源平討魔伝”にも似た雰囲気を持っていますが、道中の途中で買い物をしたり、ガマの賭場で賭け事をしたりと、こちらはもっとコミカルになってます。地獄巡りといいつつ、鬼退治をしたり(お助けキャラとして犬や猫がいる)、天女に助けてもらったり、亀を助けて竜宮城にゆき玉手箱をもらったりと、昔話のモチーフがちりばめられていました。
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ゲームの流れとしては、3人の鬼を退治して3種の神器を入手することにより、地獄の門番を通過する事ができるようになります。最後は輪廻界と呼ばれるステージでの行動によって、天界、人間界、畜生界、餓鬼界、地獄界と5種類のマルチエンディングを迎える事になります。写真は、途中で購入できるお助けアイテム。
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アーケード版は、コミカルな雰囲気とは裏腹に、1コインクリアは難しいと言われるほどハードな難易度を誇っていました。そのため雑誌などでも攻略が盛り上がったようです。私は、当時何度かコンティニューをして下から2~3番目のエンディングを見た程度でした。PCエンジン版は、PCエンジン初期にアーケードの雰囲気を再現した見事な移植で登場しましたので、こちらの印象も結構強いですが、これはFC版ともども難易度が調整されて遊びやすくなっています。最近では、『ゲームセンターCX』でも有野課長が挑戦していましたが、ネットでも、最短クリアなどの動画が公開されているようです。攻略するのに向いている(燃える)ゲームだったのかもしれません。(個人的には攻略というより、のん気な音楽と不思議な世界感など、独特の雰囲気を楽しむのが好きでしたが)
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80年代ナムコゲームの中でも、そこそこ有名な作品だと思うのですが、なぜかPSの『ナムコミュージアム』には収録されませんでした。そのため、今だにPCエンジン版の印象が強いです。現在遊ぶ場合には、PCエンジン版がWiiのバーチャルコンソールで配信されているようですから、それが一番簡単だと思います。
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2007年4月11日の記事を修正して再構成
参考:Wiki 妖怪道中記の項、PC-エンジン版/妖怪道中記 取り扱い説明書
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