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80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
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トンネルズ&トロールズ・社会思想社

2006-11-26 21:38:53 | ゲームブック

 トンネルズ&トロールズは、1975年に米フライング・バッファロー社により発表され、日本では1987年に社会思想社より発売されたTRPG(テーブルトークRPG)です。ゲームブックと同じような装丁で発売されたので、同じシリーズにも思われがちですが、こちらはD&Dなどと同じく、本格的なテーブルトークRPG用のルールブックです。




 これの一番の特徴としては、キャラ作成や戦闘ルールなどがかなり簡素化されていて、初心者でも遊びやすくなっている点でしょうか。(ゲームブックより、多少複雑な程度)。D&DなどTRPGは、基本セットでも5,000円~位しますので、結構高価な遊びなのですが、これは文庫本という形式で発売されていて、その意味でも入門用に向いていました。そのほかには、一人でも遊べるソロシナリオが多かった事でも同様ですね。また独特な日本語訳がついていて、魔法名の『これでもくらえ』、『まぬけ』、『猫目』など、こういった部分も(日本版)T&Tの特徴だったと言えるでしょう。


 T&TのRPGシナリオベア・ダンジョン


 追加ルールを収めたT&TのRPGシナリオ、モンスター!モンスター! 


 T&TのRPGシナリオ魔術師の島


 ソロ・アドベンチャー傭兵剣士


 ソロ・アドベンチャーカザンの闘技場


 ソロ・アドベンチャーデストラップ


 ソロ・アドベンチャー鏡の国ダンジョン

 当時周りにTRPGをするような人がいなかったため、私は本格的には遊んだ事はなかったのですが、ソロシナリオをゲームブック的な感じで少しだけ遊びました。ゲームブックからの流れで、ブーム末期には上級者がこのようなTRPGに流れたようです。『ハイパートンネルズ&トロールズ』という拡張ルールが、日本で開発されて独自の進化を遂げたり、リプレイ集なども数多く出版されていますから、根強い人気があったのでしょう。


 日本で作られたガイドブックT&Tがよくわかる本。


 こちらも日本で作られたハイパーT&Tのルールブック。

 また90年前後には、古本屋の100円コーナーにごろごろ転がっているような感じでしたので、一般的にも結構売れたのではないかと思います。(ほんとに良く見かけました)。90年前後は(今からは想像もできませんが)デパートのホビーショップでも、D&Dのルールブックやメタルフィギュアを見かけましたので、今と比べてもRPGに対する関心が高かったのだろうと思います。(アオシマ社からも、末弥ウィーザードリィのフィギュア等が出ていましたね)。




 今でもわりとブックオフなどの100円コーナーで見かけますから、現在でも入手はそれほど難しくはないと思います。(シリーズを揃えようなどすると、大変ですが)。ただゲームブック等と同じく懐かしいと感じる人も多いのか、最近はあってもすぐなくなってしまうことも多いようです。





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