『ソフィア・ローレン』 ２０１７年１０月今日も雨が降り続いてるね、秋の長雨っていうやつやね。秋霖（しゅうりん）、すすき梅雨ともいうらしい。
９月の中旬頃から１０月の上旬あたりにかけて訪れる停滞前線がもたらす長雨（ながざめ）か、此の週間予報では、ずっと駄目だね。
シトシト降り続いて道路はピチャピチャ、オレの息抜きのベランダは半分濡れて身の置き所に困ってしまう。
秋雨前線が姿を消したら秋も深まって緑が薄まり赤身を増して紅葉の季節となる。一年の経ち往くことの早いことか。
昨日は、洋服タンスの扉の鏡で老いぼれた我が身に衝撃を受けて全てをゴミ箱に捨ててしまった。「オーバーではないか？」
オーバーに表現して涙を誘ってる。 「笑いだろ？」 くそっ、秋深まり往けば辿りゆく末路は誰しもが訪れて知る侘しさだよ。
朝、洗面の前で頭髪整えたら髪の毛が立ち揃ってるで。おかしいなって合わせ鏡で頭の天辺あたりを見たら確かに隙間は多いんだけど
地肌には薄毛が生い茂って茶瓶ではないぞ。 「前兆だな？」 う～ん、人の不幸が嬉しいか？ 「面白い」
今のうちに散髪屋さんに頼んで短めに刈って貰おうかな？ 頭髪を掌で手早くサッサッと撫でて軽く整える仕草が好きだからね。
少しでも残ってるうちにスティーブ・マックィーンみたいな真似をしてみたいよ。拘らない男の仕草が魅力だったね。
『栄光の丘』 １９６６年公開 アメリカ映画
１９４７年のパレスチナ分割は、ユダヤ人の国イスラエルを生みアラブとの対立を激しくした２０世紀の大きな歴史的事件であった。
其の頃、ジュディス（ソフィア・ローレン）は不法入国の移民としてパレスチナにいた。彼女のただ一つの目的は自分の出世のために、
ユダヤ人として幼ない息子をナチに密告し、ジュディスをも将校慰安所に送りこんだ夫グスタフに復讐する、という物語。
『栄光の丘』 １９６６年公開 アメリカ映画。何処で観たかな？ 千日前のＡ＆Ｐスーパーの２階に在った２番館の弥生座だったかね？
ソフィア・ローレンが丘陵地帯でピーター・フィンチ等とともに戦ってたシーンが、此の映画だったかなと記憶もまばらもまばら。
想い出すシーンが、其れだったかも当てにならない。当時、自分が求める映画ではなかったから忘れてしまったのかな？
『栄光の丘』 １９６６年 アメリカ映画 公開当時のチラシ
『栄光の丘』 １９６６年 アメリカ映画 公開当時のチラシ
『栄光の丘』 １９６６年 アメリカ映画 ピーター・フィンチ ソフィア・ローレン
チラシの裏に同年公開を待つパラマウント映画の作品が紹介されてるね、その中に 『寒い国から帰ったスパイ』ってのが
想い出される。リチャード・バートン、クレア・ブルームが共演してた。東西ベルリンの壁が重たくのしかかるような映画だった。
リチャード・バートンがいい雰囲気出して、此の人の持つ魅力を最大限に発揮してたように記憶するよ。
物語は冷戦が最も緊張化し、ワルシャワ条約機構とＮＡＴＯとの間に戦争が発生する危険性が現実的なものと受け止められていた
１９５０年代から１９６０年代にかけての時代が舞台となってる。冷戦の最前線であったベルリンでは１９６１年にベルリンの壁が築かれた。
東西がともに諜報合戦に明け暮れ、二重スパイの活動も頻繁で互いが騙し騙されて闇に消えたものも数多いらしい。
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画 リチャード・バートン
リチャード・バートンとクレア・ブルームも、そんな状況の中、ハラハラさせられた挙句、西側へ脱出する。
闇夜に乗じって協力者の手引きで二人はベルリンの壁を越えようとするが東側警備兵に発見されクレア・ブルームが射殺される。
サーチライトに煌々と照らし出され、先に壁に登りクレア・ブルームを引き上げようとした瞬間だった。
壁の上で差し伸べる手は空を掴み、リチャード・バートンは壁を降りて彼女の遺体の前に立ち尽くす。銃声が冷えた空気を切り裂き響いて終わる。
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画 リチャード・バートン クレア・ブルーム
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画
『寒い国から帰ったスパイ』 １９６６年アメリカ映画