カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1877 『映画 ワイルドバンチ』 公開当時のチラシ 

2017年10月09日 | 日記





 『ワイルドバンチ』 2017年10月







ベランダに出て椅子に腰掛けて日差しに当たってると顔が焼けるように暑いね。28度はあるかな? 

オレは昔から衣替えは最後まで粘って薄着が当たり前だったけど、お肌に敏感になったのかして肌寒さを感じるのが早まったね。

早々に夏用の白いGぱん仕舞って冬支度してるよ。厚めの紺や黒のGパンが心地よく感じる。しかし、日差しは熱い。





今日は、皆さん、あちこち散らばって行楽日和だよ。オレも、そろそろ電車乗って郊外でもウロウロしておこうかな?

隣の奥さんが朝から訳の解らんヒス起こして付き合ってられないよ。心の中で処理することを覚えろよ。

云っても云わずとも、みんな其々に溜まったものを抱えてる。想いが伝わらない、想いが通じない、そんなのが荷物だろうかね。





あの世で風呂敷広げたら、くっだらない思いを笑って捨てる物ばかりだよ。人は、生きてる間に向き合う時間が修行かね?

解って貰おうなんて捨てちまえ。解って貰わなくても此れ幸いと思えば腹も立たない。されど仲良しであればいい。

人はごまんと居る、気の合う人もおれば合わぬ人も居る、此れ当たり前のお互い様、だから気に病むことはない。





一匹狼は、山の岩の高場から其れを眺めてる。合わねえ奴ばかりだねって、己れを鏡で見ずに決め込んでる。












『ワイルドバンチ』 1969年(昭和44年)アメリカ映画。






『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画。サム・ペキンパー監督による西部劇。時代の波に取り残された無法者たちの滅びの美学を

描いた作品。廃れ往く西部劇に引導を渡したサム・ペキンパー監督の「最後の西部劇」と呼ばれたね。

此の映画は道頓堀松竹座で観たよ。硝煙、粉塵、粉砕、弾け飛ぶ破片や血しぶき、そしてスローモーション、当時は斬新な描写で騒がれた。











『ワイルドバンチ』 1969年(昭和44年)アメリカ映画  当時の公開予告チラシ









『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画  当時の公開予告チラシ









『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画  当時、松竹座で購入したパンフレット







1913年、メキシコは革命で世情不安な状態。パイク・ビショップ(ウィリアム・ホールデン)らの強盗団が

テキサスの町で鉄道会社の金庫を襲うんだけど、其の情報を掴んでデケ・ソーントン(ロバート・ライアン)が賞金稼ぎのメンバーを率いて

待ち伏せ激しい銃撃戦を繰り広げる。1913年と云ったら翌年には第一次世界大戦が勃発した頃になる。











『コルト・ガバメント(Colt Government)」上  『レミントン散弾銃』下







武装してる銃はレミントンの散弾銃、スライドさせて連発が可能な新型、拳銃は、軍隊が採用してるオートマティックコルトガバメントを

使用してる。西部開拓時代から30年程が過ぎ、その間に銃は進化してるね。

テキサスの田舎町は、まだ開拓時代の風情で西部劇って感じではある。パイク・ビショップ(ウィリアム・ホールデン)ら強盗団は





米陸軍の軍服で変装してる。変装ではあるんだけど時代の移り変わりを感じさせるね。昔懐かしい青い軍服に黄色のラインの騎兵隊は、

もう、お役御免で姿を消してる。さて、待ち伏せに遇って、銃撃戦は、凄まじい展開で死傷者が多数出る。

其の上、金庫から奪った銀は偽物でパイク・ビショップ(ウィリアム・ホールデン)らは、逃走、国境を越えてメキシコへ逃げ込む。





生き残ったパイク・ビショップ (ウィリアム・ホールデン)、ダッチ・エングストローム (アーネスト・ボーグナイン)

ライル・ゴーチ (ウォーレン・オーツ)、テクター・ゴーチ(ベン・ジョンソン)、エンジェル(ジェイミー・サンチェス)の

5人は、取敢えずメキシコ人のエンジェル(ジェイミー・サンチェス)の故郷の村に身を潜める。





しかし、メキシコ政府の圧政は、此の村にも影響を及ぼしてエンジェルの恋人は政府軍に拉致されていた。












『ワイルドバンチ』






粗筋は苦手なのに最初から書き始めると疲れるんだね。もう、みんな観てるだろうから余計に辛気臭くなって嫌になるんだね。

デケ・ソーントン(ロバート・ライアン)は賞金稼ぎのメンバーを率いてメキシコへ入り5人を追跡してくる。

パイク・ビショップ (ウィリアム・ホールデン)ら5人は、アグア・ベルデという政府軍の本部がある町へ移動する。





拉致されたエンジェルの恋人は其の将軍の寵愛を受けてベタベタしてんの。その様子を見て腹に据えかねたエンジェルは彼女を射殺。

吃驚こいたマパッチ将軍は、暗殺者と思い込みエンジェルを逮捕。パイク・ビショップ (ウィリアム・ホールデン)が事情を説明して

エンジェルは解放される。兎に角、メキシコ人は、気が荒いのか、汚いのか、臭いのか扱いにくい。 「撃ち殺されるぞ」





マパッチ将軍に見込まれて報酬1万ドルでアメリカ軍の貨物列車から武器を強奪することを依頼される。マパッチ将軍は悪そうな男。

強奪した武器を将軍に渡す交渉の際、エンジェルが反政府軍に武器を流用したことが発覚して捕まってしまう。「こいつは何をしとるんや」

嫉妬で恋人撃ち殺して、反政府軍に武器を与えてバレて拷問されてボロボロにされてる。「こんなの、もう放っとけ」





状況を考えるところ、エンジェルを救わねばならん。4人は安宿で一泊、メキシコ女で命の洗濯をして、武装の身で未明の外に立つ。












『ワイルドバンチ』  ベン・ジョンソン  ウォーレン・オーツ  ウィリアム・ホールデン  アーネスト・ボーグナイン (向かって左から)






遺跡のような広場に兵隊たちがだらしなく群れて二日酔いの為体(ていたらく)壇上には大きなテーブル据えられて下士官らが

同じく酔ったような顔してるけど目つきは悪い。マパッチ将軍も同じくだらしなく椅子にもたれて酒に酔っている。

4人の男たちが寝転ぶ兵隊たちの中を壇上に向かう。「エンジェルを返して貰おう」 エンジェルがボロボロのいでたちで引き出される。





4人の男たちは覚悟の上。マパッチ将軍がエンジェルを立たせて笑いながら顔を反らさせると、いきなり喉をナイフで切り裂く。

瞬間、時間が止まったよう。ビショップ (ウィリアム・ホールデン)のガバメントが火を噴いてマパッチ将軍を撃ち抜く。

軍事顧問のドイツ人将校が素面(しらふ)の顔で呆然、ビショップ のガバメントがバコッバコッと噴いて撃ち殺す。













『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画。







The Wild Bunchって、直訳で「野生の束」ってなるけど、「野生の群れ」と意訳するのかね? どいつもこいつも野生の束なのかね?

二日酔いの兵隊どもは、突然のことに反応が遅れてる。面相の悪い下士官にバコッ、バコッ、片っ端から撃ち殺す。

戦闘態勢に入ってレミントンが唸りを上げる。ドドバコンッ、ドドバコンッ 兵隊たちが銃を手にして臨戦態勢。













『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画。 ウィリアム・ホールデン







もう、寝とぼけてる間などなしに銃撃戦。撃って、撃って、撃ち殺せえっ。バコッ、バコッ、バコッ、バコッ、

ドドバコンッ、ドドバコンッ、ドドバコンッ、ドドバコンッ  「レミントン散弾銃か?」 そう。弾丸雨あられのシュコールだよ。

遺跡のような広場はメキシコの兵隊たちの墓場だぜっ、喰らえっレミントン散弾銃っ ドドバコンッ、ドドバコンッ、ドドバコンッ。





「こんなのばっかし書き続ける気か?」 「シャラップッ」、ドドバコンッ、「サバアナビッチ」 バコッ、バコッ、バコッ、バコッ

「マザーファッカアー」 ドドバコンッ、ドドバコンッ  「シュワッッチィー、オウッノーッ」 「やられたんかっ?」 「イエス」

「モウ、ヤッケクソヨッ」 「あっ日本語」 テーブルに備えられた機関銃を撃ちまくる。「カッムオーン」 ドッドルッルルルルッルルルル 





バンバンバチッバチッ 「オーマイガアット」 バッ、バッ 「ガッッテムウ~」 ドッドルッルルルルッルルルル、ドルッルルルルッルルルル 












『ワイルドバンチ』 1969年アメリカ映画。






オレとしては頻繁に使われるスローモーションの描写は、あまり好みじゃなかったけどね。1967年制作の『俺たちに明日はない』で

1930年代に各地で強盗を繰り返したクライド・バロウとボニー・パーカーの実話を元に映画化したものだけど

此のクライド・バロウとボニー・パーカーが、警察の待ち伏せでハチの巣にされるシーンがある。











『俺たちに明日はない』 1968年日本公開 アメリカ映画  ウォーレン・ベイティ  フェイ・ダナウェイ






取り囲む十数人の警察官にマシンガンで数十発の弾丸を打ち込まれて死ぬシーンがスローモーションで描写されてた。

『ワイルドバンチ』より1~2年制作封切りが早かったね。此の時も、然程、新鮮さを感じなかった。しつこいんだね。

身体ハチの巣にされて血肉が飛んでも一瞬だよ。フワフワ浮いて転んで跳ねてじっくり見れるもんじゃない。残像に執着してんかね?





取り立てて文句云う積りはないんだけど監督のペキンパーの思い入れだろうね、床に倒れるまでが長すぎるし、主役の4人ともに

同じ描写はしつこい。弾丸喰らっても、其処はしぶとく振り絞って闘って血まみれなって、挙句、弾き飛ばされて死ぬから凄いんだよ。

敵はごまんと居てあちらこちらから撃ち込んでくる。視認叶わぬ程の混乱の中で死ぬ、だから、凄いんではないか?





まあ、なんにしてもだね、こんな凄まじい銃撃戦もあんまりないことは確かやね。映画館で観た時は圧倒されたよ。








The Wild Bunch (9/10) Movie CLIP - Battle of Bloody Porch (1969) HD



































カメレオンの独り言