画は拙作にて、
「親鸞聖人熊皮の御影 謹写其の一」です。
油彩F6号
☆曇り、桃の節句なれどハラハラと雪が舞う蝦夷ヶ島です。
さて、新聞連載中の五木寛之「親鸞」面白いですなぁ。
予想どうりこの人の代表作(長く読まれる作品)になりそう。
今日が序盤のハイライト、「六角堂の夢告」でした。
*御伝鈔
建仁三年 辛酉四月五日夜寅時、聖人夢想の告ましましき。
彼の『記』にいわく、六角堂の救世菩薩、
顔容端厳の聖僧の形を示現して、
白衲の袈裟を着服せしめ、広大の白蓮華に端坐して、
善信に告命してのたまわく、
「行者宿報設女犯 我成玉女身被犯
一生之間能荘厳 臨終引導生極楽」文。*注
救世菩薩、善信にのたまわく、
「此は是我が誓願なり、善信この誓願の旨趣を宣説して、
一切群生にきかしむべし」と云々爾時、夢中にありながら、
御堂の正面にして、東方をみれば峨峨たる岳山あり、
その高山に数千万億の有情群集せりとみゆ。そのとき告命のごとく、
此の文のこころを、かの山にあつまれる有情に対して、
説ききかしめおわるとおぼえて、夢悟おわりぬと云々 ・・・
*注「行者がこれまでの因縁によって
たとい女犯があっても私(観音)が
玉女と身となって、肉体の交わりを受けよう。
一生の間、能く荘厳して
その死に際して引き導いて極楽に生ぜさせよう。」
今日の拙作、最初に描いた「熊皮の御影」です。
右上にこの偈文、「女犯偈」といいますが貼られています。
五木寛之「親鸞」、回数を区切らず続けたらよいのにね。
大河小説になるのではないかな?
吉川英治「親鸞」が定番ですかね、あと、
丹羽文雄「親鸞 全6巻」、津本陽「弥陀の橋は」、
倉田百三の「出家とその弟子」、
吉本隆明「最後の親鸞」というのもありますな。
江戸時代までは坊主の妻帯は一向宗(浄土真宗)以外厳禁。
寺社奉行の取締りを受けたそうです。
解禁になるのは明治維新後ですね、何だかなぁとは思います。
とりわけ出家仏教の宗派の坊さんにはね。
「親鸞聖人熊皮の御影 謹写其の一」です。
油彩F6号
☆曇り、桃の節句なれどハラハラと雪が舞う蝦夷ヶ島です。
さて、新聞連載中の五木寛之「親鸞」面白いですなぁ。
予想どうりこの人の代表作(長く読まれる作品)になりそう。
今日が序盤のハイライト、「六角堂の夢告」でした。
*御伝鈔
建仁三年 辛酉四月五日夜寅時、聖人夢想の告ましましき。
彼の『記』にいわく、六角堂の救世菩薩、
顔容端厳の聖僧の形を示現して、
白衲の袈裟を着服せしめ、広大の白蓮華に端坐して、
善信に告命してのたまわく、
「行者宿報設女犯 我成玉女身被犯
一生之間能荘厳 臨終引導生極楽」文。*注
救世菩薩、善信にのたまわく、
「此は是我が誓願なり、善信この誓願の旨趣を宣説して、
一切群生にきかしむべし」と云々爾時、夢中にありながら、
御堂の正面にして、東方をみれば峨峨たる岳山あり、
その高山に数千万億の有情群集せりとみゆ。そのとき告命のごとく、
此の文のこころを、かの山にあつまれる有情に対して、
説ききかしめおわるとおぼえて、夢悟おわりぬと云々 ・・・
*注「行者がこれまでの因縁によって
たとい女犯があっても私(観音)が
玉女と身となって、肉体の交わりを受けよう。
一生の間、能く荘厳して
その死に際して引き導いて極楽に生ぜさせよう。」
今日の拙作、最初に描いた「熊皮の御影」です。
右上にこの偈文、「女犯偈」といいますが貼られています。
五木寛之「親鸞」、回数を区切らず続けたらよいのにね。
大河小説になるのではないかな?
吉川英治「親鸞」が定番ですかね、あと、
丹羽文雄「親鸞 全6巻」、津本陽「弥陀の橋は」、
倉田百三の「出家とその弟子」、
吉本隆明「最後の親鸞」というのもありますな。
江戸時代までは坊主の妻帯は一向宗(浄土真宗)以外厳禁。
寺社奉行の取締りを受けたそうです。
解禁になるのは明治維新後ですね、何だかなぁとは思います。
とりわけ出家仏教の宗派の坊さんにはね。
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