ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

秋天爽風Ⅱ

2015-09-08 10:59:01 | Weblog
 画は 前田 政雄 (まえだ-まさお)

 明治37年(1904年) ~ 昭和49年(1974年)  大正-昭和時代の版画家。

 函館生まれ。上京し川端画学校卒。
 風景版画がおおく、量感のある山岳風景画で知られた。      作


  「美山の秋」です。


☆曇り。

最近、映画を見ることは殆どありませんねぇ、

◆http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-8cb7.html
マスコミに載らない海外記事  2015年9月 6日 (日)
文化帝国主義と認知操作: ハリウッドがアメリカ戦争犯罪をいかに隠蔽しているか


☆http://www.strategic-culture.org/news/2015/09/03/
 cultural-imperialism-and-perception-management-
 how-hollywood-hides-us-war-crimes.html


Mahdi Darius NAZEMROAYA  2015年9月3日


アメリカ外交政策を公然と支持しているハリウッドと、アメリカ政府の、
暗黙ながら、極めて明白なつながりが存在している


アメリカの戦争犯罪を隠蔽し、
NATOが駐屯するアフガニスタンや、英米で占領したイラクや、世界中至る所における
アメリカ軍作戦の不都合な部分を消し去る上で、ハリウッドの映画産業は積極的だ。

しかも、ヨーロッパやそれ以外の世界中における、
文化帝国主義の道具としてのハリウッドの支配的地位のおかげで、
ハリウッド映画は、世界に、ワシントンの考え方を伝え、誤解を招くような説明で、
世界中の観客を鎮静させる為の素晴らしい手段になっている。


文化帝国主義と、認知を操作する為の手段としてのハリウッド

マスコミを除けば、アメリカや他の国々の一般人が戦争に関して持っている
大半の考え方や意見が、映画、テレビ、ラジオ番組、ビデオ・ゲームと、
エンターテインメント産業によるものであるのは驚くべきことではない。

映画とエンタテインメント産業は、観客にとって、役割を特定するには理想的だ。

観客の戦争や紛争に対する見方を作り上げる上で、多くの場合、
映画やエンタテインメント産業の方がマスコミをしのいでいる


映画は、どの人物、集団、国民や国が、英雄なのか、犠牲者か、侵略国か、悪漢かを
特定するのに利用される


この点で、ハリウッドは、イラン、中国、ロシア、キューバや北朝鮮等の国々を悪魔化し、
アメリカ合州国をもてはやす。

ハリウッドは、歴史的叙述を歪曲し、歴史修正主義的叙述を具体化してもいる。

これこそが、歴史的事実や現実から遠く隔たった形で、一体なぜ、
大半のアメリカ国民や多くの西ヨーロッパ人が、ヨーロッパにおける第二次世界大戦の結果が、
ソ連によって、東ヨーロッパと中央アジアでではなく、アメリカによって、
大西洋で、決定されたと信じ込んでいるかという理由なのだ。

アメリカや西ヨーロッパでは、大半の人々の物の見方は、歴史の教科書や学術著作ではなく、
ハリウッドとエンタテインメント産業に影響を受けている。

フランス世論研究所が、フランスで行った、第二次世界大戦に関する世論調査が、
アメリカ文化帝国主義が、ハリウッドの影響力によって、
一体どの様に展開されているかを実証している。

1945年、世論調査を受けたフランス国民の57%が、第二次世界大戦で、
ドイツが打ち負かされたのは、ソ連のおかげだと考え、20%がアメリカのおかげと考え、
12%がイギリスのおかげだと考えていた。

1994年までに、彼らの見解は歪曲され、世論調査を受けたフランス国民の25%が、
ヒトラーが打ち破られたのは、ソ連のおかげだと考えており、
一方49%がアメリカのおかげだと考え、16%がイギリスのおかげだと考えていた。

2004年には、調査対象のフランス国民のわずか20%しか、
ヨーロッパで第二次世界大戦を終わらせた主要部隊がソ連だとは認識しておらず、
58%がアメリカのおかげだと信じ、16%がイギリスのおかげだと思っていた。

より若い世代や、第二次世界大戦を経験していない同時期出生集団は、
彼等の認識が、現代のマスコミ、特に映画とエンタテインメント産業によって形成されている
だろうと推論できる。

これが、一体なぜ、CNNのクリスチャン・アマンポールが、2014年6月6日、
ノルマンディー上陸作戦開始70周年に、フランスのベヌービル城で、
“アメリカの取り組み、第二次世界大戦中アイゼンハワー将軍とルーズベルト大統領指揮下の
アメリカ合州国による、この上なく英雄的な取り組みに、
大陸中[つまり、ヨーロッパ]が過去70年間アメリカに感謝してきた”
と大胆にも宣言できたのかという理由だ。

CNNのアマンポールは、ロシアを批判し、第二次世界大戦における、ソ連の役割を傷つける一方、
フランス政府が“アメリカ合州国に感謝する日だ”
アメリカが“何よりとりわけ、歴史の流れを変えたことに”感謝するとも強調した。


ハリウッドと軍産複合体との垂直統合

ハリウッドとアメリカ政府のつながりは、1927年、無声の戦争映画「つばさ」制作で始まった
のだと認識されている。

この無声映画は、第一次世界大戦に関するもので、アメリカ陸軍航空隊に、大いに依存していた。

1927年の『つばさ』制作以来ずっと、ペンタゴンとハリウッドの密接な関係が続き、
中央情報局(CIA)等、16のアメリカ諜報組織を含む他の政府機関を包括するまで
拡張発展するに至った。

これが、ハリウッドとエンタテインメント産業の軍産複合体への垂直統合をもたらし、
それが本質的に、ハリウッド映画を、文化帝国主義の道具と、
偽装されたアメリカ・プロパガンダへとおとしめた。

アメリカ政府は、益々ハリウッド映画の脚本内容を操り、アメリカ軍を美化し、
その作戦をもてはやす様になっている


ペンタゴンとアメリカ政府は、実際は邪悪なアメリカの戦争の役割を暴露する映画や
テレビ番組制作は支援しない。

財政的・物質的支援は、戦争とアメリカ外交政策を、
英雄的で、高貴な解決策であるかの様に見せる戦争映画にだけ与えられる。

『オペレーション・ハリウッド』の著者、デイヴ・ロブは、
これを実証する素晴らしい仕事をしている。

例えば、ペンタゴンは、1961年『名犬ラッシー』の“ティミーと火星人”編の筋と脚本を
丸ごと変更させた。

この一話は、本来、主人公の「名犬ラッシー」が、ティミーに、
飛行機の墜落を知らせようと吠えるというものになる予定だった。

プロデューサー達は、元々、ラッシーが、設計ミスがあった為の甲高いノイズを感じ、
アメリカ軍の飛行機が墜落した場所を特定できたという番組を作りたかったのだ。

ところが、アメリカ軍は、アメリカの戦闘用機器に、設計ミスが有り得ることを
ほんのわずかでも示唆する様な、いかなる脚本も受け入れようとしなかった。

アメリカ軍にとって、将来の新兵募集の障害になるので、
アメリカ政府とペンタゴンは、アメリカ軍装備品に欠陥が有り得るなどと
子供達に思われたくはないためだ。

そこで、ペンタゴンの支援を得る為、番組の飛行機墜落の状況は、描き直すしかなかった。

この関係は、実際に、ワシントンの外交政策を正当化し、
アメリカの戦争と侵略の好ましくない部分を隠している。

それは歴史的に歪曲された映画の制作をもたらしている。

一方では、ハリウッドが、自主検閲をするようになっており、もう一方では、
政府の補助金を受けるプロパガンダと化している。

ハリウッドの制作予算を大幅に引き下げ、プロデューサーが膨大な金額を節約できる、
ペンタゴンとアメリカ政府からの支援を依頼することになるのを知っているので、
ハリウッドの脚本家達は、自己検閲した映画脚本を書いている

ハリウッドの脚本は、この関係で、常時変更されており、ペンタゴンには、
ロサンゼルスに、映画調整部(Film Liaison Unit)という名称の
ハリウッド監督やプロデューサーに対応する組織まである。


アメリカ戦争犯罪を隠蔽する上でのハリウッドの役割

アメリカは、『トップ・ガン』等を、宣伝・新兵募集用資料として利用し、
『グリーン・べレー』の様な映画を、戦争におけるアメリカの役割を歪曲する為に利用し、
CIAが事実確認をしたと言われている『アルゴ』の様な映画を、
歴史認識を歪曲する為に利用している。

『アイアンマン』や『ローン・サバイバー』等のハリウッド映画は、
アフガニスタンや中央アジアへのアメリカ軍駐留の背後にある状況については決して説明しない。

こうした映画は、アメリカ軍現地駐留を、招かれたものとして描き
現地アメリカ部隊を、単なる平和維持部隊にしてしまっている


『トランスフォーマー』、『G.I.ジョー』や、『ファンタスティック・フォー』
『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』等の映画は、アメリカが、
ロシアと中国を含め世界のどこででも、他の国々の主権を無視し、
アメリカ軍基地を他国に設置までして、何の責任を問われることなく行動する権限がある
ものとして描いている


アメリカ軍には、中国領土に対する管轄権などなく、ペンタゴンも、ロシア領土に基地などない。

これらのハリウッド映画は、他国へのアメリカの干渉を自然なものに見せ、
アメリカ軍は何であれ好きなことをする権利があるという間違った印象を生み出している。

アメリカ外交政策の暗い面には触れないと同時に、『フォレスト・ガンプ』の様な
ハリウッド映画には潜在意識メッセージがある。

アメリカ文化とエンタテイメントに関する雑誌、ローリング・ストーン誌の紹介はこうだ。
“『フォレスト・ガンプ』のメッセージは、もし堅いことを余り考え過ぎると、
AIDSになるか、足を失うかしてしまうことになるということだ。

主人公は、国が彼に何かおかしなことをするよう命じる度に肩をすくめ、
‘はい!’と答える知的障害者だ”。

ローリング・ストーン誌が言っているのは、するように命じられていることに従え」だ。

更に、アメリカ外交政策を、個人的性格という安易な考え方に帰結してしまう
『アメリカン・スナイパー』の様な映画がある。

この映画は、物事や兵士を、もし人がアメリカの戦争を批判すると、
兵士達や彼らの信念を攻撃することになるという方向に向けてしまっている。

映画は、違法な侵略と占領という本当の問題を、兵士達の背後に隠し、注目からそらしている。

アブグレイブや、デタラメな大量破壊兵器のウソについては全く触れない。

ローリング・ストーンの『アメリカン・スナイパー』に関する言い分はこうだ。

“『スナイパー』は、政治的主張が実に馬鹿げていて、愚かしく、
普通の状況であれば、批評に値しない映画だ。

ほぼそっくり似た世界観が、問題の戦争に我々を引きずりこんだ大統領の、
クルミ大の心を奪っているという驚くべき事実だけが、
我々がこの映画を真面目に扱うよう強いている”。

“映画が人気があるのは事実で、実際に、非常に多くの人々が納得できるというのが問題だ”
とも書いている。実際、映画のおかげで、アメリカでは、
憎悪犯罪やアラブ人やイスラム教徒に対する否定的な感情が増えた。

クリス・カイルは、実生活では、ハリウッド映画が描いている様な、
アメリカの生活様式を守る英雄ではなかった。

彼は決してイラクにいるべきではなかった占領軍の一部で、
イラク占領に抵抗すべく出現した、彼が“反乱勢力”と呼ぶものと戦っていたのだ。

カイルは、ニューオリンズで、略奪をしたいたかどで、
30人のアメリカ人を殺害するよう命じられたとも主張していた。

彼はウソつきであることも知られており、著書の中で、
イラク人殺害を楽しんでいたことも認めていた。

ハリウッドは、アメリカ戦争犯罪の都合の悪い部分を消し去り、
偽りのイメージを生み出すのを手助けしている


ハリウッド映画が、諜報工作の一環であっても驚くべきことではない。

映画『アルゴ』の監督で、CIA賛美者で、『アルゴ』制作で彼等と協力したベン・アフレックは、
キャサリン・ショードに、ハリウッドは、CIA工作員だらけなのかと質問された際、

答えはハリウッドは、多分、CIA工作員だらけだと思うだった。

ハリウッドへのCIAの関与に関する、アメリカ上院議員トム・ヘイデンの言葉は紹介に値する。

“考えて頂きたい。ハリウッドが、何か不快な形で、CIAと結託しているのではなく、
CIAが、アメリカで最も人気の高い娯楽を通して、
自らに関する肯定的なイメージ(言い換えれば、プロパガンダ)を植えつけようとしているのだ。

CIAとエンタティメント産業のコネが、余りにも当然のものになってしまい、
法的あるいは道徳的影響を問題にするむきはほとんどない。

これは他に類のない政府機関だ。その活動の真実は国民の審判に委ねられてはいない。

CIAの隠れた説得者達がハリウッド映画に影響を与えて、この組織自体のイメージをできる限り、
魅力的なものへと歪曲するのに利用し、あるいは、少なくとも、
不都合なイメージが定着するのを防いでいる。

もし余りに近親相姦的であれば、こうした関係は、法の精神や条文に違反していると、
ジェンキンズは主張している”。

アメリカ外交政策と戦争の手段としての映画の重要性は無視できない。

アメリカの戦争犯罪や現実を隠蔽すべくる為、
映画はアメリカ合州国国内で検閲までされていることが、その重要性の証明だ。

戦争で精神的外傷を受けたアメリカ兵達の生活に関する、ジョン・ヒューストンが監督した
1946年のドキュメンタリー映画『光あれ Let There Be Light』は、
それがアメリカ国民に気付かせてしまう内容ゆえに、30年以上アメリカでの上映を禁じられていた。

ハリウッドが中立だったり、北朝鮮での政権転覆を促進する、
セス・ローガンの喜劇映画『インタビュー』の様なものが無害だろうか?  考え直して頂きたい。

認知を操作し、アメリカ戦争犯罪を隠蔽する為の戦争を、ワシントンが行うのを、
ハリウッドは幇助している




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最近見た映画は、ドキュメンタリー映画。 『100年の谺(こだま)』

☆http://taigyaku-movie.net/

内容については、例えばこちらを。

映画「100年の谺―大逆事件は生きている」を観る
☆http://www.labornetjp.org/news/2013/1367889725197staff01

桂太郎が事件をでっち上げ、反戦運動を完封し、戦争を続けた結果が 現在の属国状況。

その属国を、更に侵略戦争に直接参加し、
世界から嫌われる度合いで、一、二位を争う国にしようとしている、同じ県出身 後輩。

よかれあしかれ、この文にある通りのマスコミの影響力を利用すればこそ、ゴミ番組出演。

出演者は間違いなく糞バエ。

ああいう番組をご覧になる皆様を辺見庸氏は何と表現されるだろう。

見るべき番組は他にある。



◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201509/article_60.html
richardkoshimizu's blog  2015/09/08
ユダヤ米国・イスラエルのためのイスラム過激派


http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/181/20/N000/000/015/
 144165766564960762177_11885281_536087159882788_3114770395964808394_n.jpg


イスラム過激派のルーツをたどっていくと、

常に、米国、イスラエル、ユダヤが出てくる。

過激派のやっていることは、すべて、米・イスラエルのユダヤ権力を利すること。

表側メディアは、この関係には一切目を覆い、ユダヤ台本の通りにしか報道しない。

ISと米国・イスラエルが対立しているかのように偽装する手伝いをする、

東大出た馬鹿の皆さん。

成蹊大出た大馬鹿のお手伝いして、なにがうれしい?

だが、時代は変わった。

こんな陳腐な構造、だれでも知っている。 知能ゼロの似非右翼以外は。

過去には、ユダヤ迫害を隠れユダヤ人、ヒットラーと

隠れユダヤ組織、ナチスにやらせ、ユダヤ人への憐れみの思いを世界の民に持たせた。

そして、「被害者」の立場を悪用して、戦後の不法なイスラエル建国を実現した。

隠れユダヤ人、ビン・ラディンもまた、

アフガン、イラクへのユダヤ侵略の口実を作ってくれた協力者だった。

ISも、全く同じ構造だ。 金融ユダヤのための偽イスラム。

嗚呼、もう飽きた。

もう少し、新鮮味のあることをやれ。 ユダ金は無能者しかいないのか?


*f 2015/9/7

  ブラック戦争屋とアベリカ傀儡犬 ハマス、ISIS(イスラム国)、
  アルカイダ、タリバン、ヒズボラ、ボコハラム・・・
  アメリカ豚のブランドです。

  遺伝子をちょっとだけ操作しましたが、根っこは同じ、
  みーんなアメリカとのハイブリッド豚です。
  すべての仕掛けは、安倍晋三という最悪・最凶のテロリストを唆して
  戦争に突入させるため
  安倍とISIL(イスラム国のことをここから、こう書く)とは共通点がある。
  「両方とも、欧米列強の利益のために芝居をしている」ということである。

  ☆http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-3355.html
   カレイドスコープ 2015.02.01
   ◎バクダディは架空の存在-みんなで芝居をしているのだ







前田 政雄、二枚目、



「新宿御苑」です。




初見ですが、

◆http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/09/post-1a6c.html#more
大沼安史 2015-09-07
アベノ暴走を許さない!


より抜粋、


「特攻拒否」貫いた芙蓉部隊 / 

敗色が濃厚となった太平洋戦争末期、海軍上層部が推し進める無謀な体当たり攻撃「特攻」を
公然と拒み、ただ一つ、終戦まで通常戦法を貫いた航空部隊があった。

夜間攻撃を専門とする「芙蓉(ふよう)部隊」だ。

整備員らを含め総勢1000人もの隊員を統率したのは、美濃部正という29歳の少佐だった。/ 

俺は貴様らを特攻では絶対に殺さん!』 

「芙蓉部隊」の生き残りも、「特攻死」を強いられた英霊たちも、
 安倍首相の愚劣な軽薄さを憎んでいることだろう!


美濃部正さんのような人が自衛隊のトップにいれば、
 かつての鬼畜、米国のポチになって、尻尾を振る、
 安倍首相のような男の暴走に待ったをかけ、「抗命」覚悟で、
 「憲法違反だからやめてください」と抗議するだろう!

 安倍政権は、「特攻をさせたがり、させてしまった
 旧軍の上層部と変わらない!



http://www.jiji.com/jc/v4?id=fuyou201508a0001
「特攻拒否」貫いた芙蓉部隊(上)


福岡県小郡市に住む坪井晴隆さん(89)は、芙蓉部隊の最年少パイロットとして
 沖縄戦に参加した。階級は下士官の一つ手前の飛行兵長(飛長)。
 美濃部少佐の指揮下に入る前には、特攻志願の願書を提出した経験を持つ。

 直属の上司である分隊士は、荒木孝さんという学徒出身の中尉です。
 京都の舞鶴出身で、24、5歳だったでしょうか。
 私たちを非常にかわいがってくれた人です。
 その荒木中尉の部屋をノックしました。夜の11時ごろです。

 「坪井参りました」

 「何だ今頃」

 「これ持ってきました」

 そしたら、いきなり怒鳴られたんです。

 「貴様、後顧の憂いのない人間じゃないだろ。お母さんはどうなる!」

 私の差し出した願書を、荒木さんは自分のポケットにねじ込みました。
 その時、荒木さんの目からボロッと涙がこぼれ落ちたんです。
 もう、びっくりしました。叱られたのも意外だったし、
 どうして荒木さんが泣くんだろうと。
 何が何だか分からなくなり、私も泣き出してしまいました。
 2人で大泣きしました。あの晩のことは忘れることができません。

 ……巻末に各期ごとの戦没者名簿がありました。

 何期のところだったか、五十音順でしたから「荒木孝」という名前が
 いきなり目に飛び込んできたんです。「あっ」と息をのみました。
 45(昭和20)年4月6日に、南西諸島で特攻死されていたんです。
 あの晩の荒木さんの涙の意味が、その時初めて分かりました。
 私を止めながら、荒木さん自身はあの晩、特攻を志願していたんじゃないかと。
 がく然としました。

          *

 ◆この会議で、海軍首脳部が示した沖縄戦での全機特攻方針に
  美濃部少佐が強硬に反対。
  芙蓉部隊だけは特攻編成から除外され、通常攻撃を続けることになったのだ。

  「木更津からカンカンになって藤枝に帰ってきた美濃部さんが、
  われわれ搭乗員を集めて『俺は貴様らを特攻では絶対に殺さん!』と言ったのを
  はっきり覚えています。すごいことを言う人だなあと思いましたね。
  普通の指揮官とは全く違っていました」と坪井さんは語る。

          *

 私(美濃部少佐)はよくよく反骨精神が強いのか。
  「何も言うな。皆にならい、武士は言挙げせぬものぞ。黙って死ね」
  と自らを抑えたが、戦闘316、901の亡き部下、
  藤枝基地で必死に訓練している300名の搭乗員の期待を裏切ることはできない。
  抗命罪覚悟、一人くらい、こんな愚劣な作戦に反対、
  それで海軍から抹殺されようとも甘んじて受けよう!!……

  末席から立ち上がっていた。
  ミッドウェー作戦会議(昭和17年4月岩国基地)以来2度目の、
  GF作戦案に対する批判であった。

  「全力特攻、特に速力の遅い練習機まで繰り出しても、
  十重二十重のグラマンの防御網を突破することは不可能。
  特攻の掛け声ばかりでは勝てないのは比島戦で証明済み
」。

  GF参謀は、末席の若造、何を言うかとばかり色をなした。
 
  「搭乗員の練度不足を特攻の理由に挙げているが、
  指導訓練の工夫が足りないのではないか。私の所では
  総飛行時間200時間の零戦パイロットでも皆、夜間洋上進撃可能です。
  劣速の練習機が何千機進撃しようとも、昼間ではバッタのごとく落とされます


  「2000機の練習機を駆り出す前に、ここにいる古参パイロットが
  西から帝都に進入されたい。私が箱根上空で零戦で待ち受けます。
  一機でも進入できますか。
  艦隊司令部は、芙蓉部隊の若者たちの必死の訓練を見ていただきたい


  その結果、芙蓉部隊は特攻編成から除外、
  夜襲部隊として菊水作戦に参加することになった。


 芙蓉部隊を指揮した美濃部少佐(は戦後)請われて
  航空自衛隊の創設に参加。要職を歴任し、
  70(昭和45)年7月に最高位の空将で退官した。
 
  ただ一つの誇りは、二度と侵略戦争をしないため、
  祖国自衛のみに限定する兵器体系と装備を厳守したことだという。

  遺稿となった手記「大正っ子の太平洋戦記」では、
  愚劣な作戦に執着し、特攻命令という統率の外道を乱発した
  軍上層部を痛烈に批判。
  「これだけ負け続け、本土決戦とは何事か。
  皇軍統帥部高官たちは天皇に上奏、これ以上戦うも勝算ありませんと
  切腹しておわびすべき時期である
」とまで記している。


 http://www.jiji.com/jc/v4?id=fuyou201508b0006
 「特攻拒否」貫いた芙蓉部隊(下)




前田政雄、三枚目、



「伊豆半島」です。



爆買いの終焉、

◆http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44967
週刊現代  2015年09月01日(火)
現地ルポもはや打つ手なし
       ~中国経済 絶望の現場か



未完の超高級マンション

2日間で株価(上海総合指数)が10%以上も大暴落した直後の7月31日午後6時、
クアラルンプールで開かれていたIOC総会で、
2022年冬のオリンピックの開催地が決まった。

私はその時間、「北京の銀座通り」こと、王府井(ワンフージン)のホコ天を歩いていた。

6時前になると、広告用の巨大な電光掲示板が中国中央テレビのニュース画面に切り替わり、
クアラルンプールの会場から生中継となった。

道行く若者たちが立ち止まり、固唾を飲んでスクリーンを見守っている。

Beijing!

バッハ会長がそう告げた瞬間、クアラルンプールの中国代表団が、歓喜を爆発させた。

中央テレビのアナウンサーも「われわれはついに勝ち取りました!」と、興奮気味に伝えている。

だが王府井のホコ天は、いたって静かなものだった。

人々はポケットからスマホを取り出し、パチパチとスクリーンを撮って、
その場から「微信(ウェイシン)」(WeChat)で友人たちに送るだけ。

それは彼らが普段、レストランで好物の「麻辣火鍋」を食べた時に写真を撮って送るのと、
何ら変わらない行為だった。

撮影が終わると、三々五々散った。

「自分の故郷に再度、オリンピックを誘致する」という習近平主席肝煎りの「国家事業」を
成功させたにしては、何とも寂しい光景だった。

隣に立っていた若い女性に聞いたら、こう答えた。

「別に招致を成功させたからって、経済がよくなるわけでもないでしょう。
嬉しいのはオリンピック期間中、大気汚染がなくなることと、臨時の祝日ができることくらい」

彼女は、「いまからユニクロのタイムセールがあるから」と言って、走り去ってしまった。


続いて30代の男性に聞くと、ややくぐもった声で回答した。

冬に雪も降らない北京で、どうやって冬季オリンピックをやるの? 
それに招致費用や開催にかかる費用は、われわれの税金で賄うわけでしょう。
政府にそんな余裕があるなら、減税するか株価を上げる対策にでも使ってもらいたい


思えば株価が暴落を始めたのは、習近平主席の62回目の誕生日(6月15日)だった。

そのため人は習近平暴落と呼ぶ。

上海総合指数はこの日から約3週間で34%も下落。

7月27日、28日にも2日間で10%以上も下落し、直近では8月18日に6・1%も暴落した。

2億人の「股民(グーミン)」(個人株主)も、大損こいて「愚民」と化した。

いまや自分の財産をいくら失ったかを、
互いに自嘲気味に告白し合うのが挨拶代わりになっている。

今回、北京で一番驚いたのが、
かつて爆買いで人が溢れかえっていたデパートの凋落だった。

どこに行っても閑古鳥が鳴いているのだ。

『新世界』という庶民的な大型デパートが、朝陽区建国路の目抜き通り沿いにある。

一週間で一番の書き入れ時のはずの日曜日夕刻に行ったにもかかわらず、
見渡す限り私しか客がいないではないか。

2階、3階 …… と上がってみたが、やはり客は皆無だった。

店員たちは「歓迎光臨!(いらっしゃいませ)」と声をかける気力も、
とうに失っているようだった。

店員同士でおしゃべりしていたり、中には店の電源に自分のスマホをつなげて、
ゲームに興じている女性店員もいた。

7階のレストラン街に行って、ようやく客を見つけた。

だが10軒ほどある中でも、大入り満員なのは、日本のしゃぶしゃぶ屋だけだった。

習近平政権は「抗日戦争勝利70周年」ばかり唱えているが、
折からの日本旅行ブームに伴って、いま北京では和食ブームが起こっているのだ。

まさにゴーストタウンならぬゴーストデパートである。

ちなみにこのデパートの斜向かいで工事中の超高級マンション『長安8号』は、
北京初の1m210万元(約190万円)超え物件として話題を呼んだ。

だが、すでに着工から6年以上が経つというのに、
不動産バブル崩壊の影響を受けて、いまだに未完成だ。


職にあぶれた若者たち

ゴーストデパートは、『新世界』だけではなかった。

同じく別の日の夕刻に訪れた朝陽区のCBD(中央商業地区)に建つ高級デパート
『財富ショッピングセンター』も、
だだっ広い1階と2階の高級ブランドショップは、シーン。

3階のレストラン街まで上がって行って、ようやく人間と遭遇した。

だがまたもや、千客万来なのは日本料理店だけだ。


一緒に歩いていた中国人経済学者に正直な感想を告げたらこう答えた。

「もはやこうした光景には慣れっこになってしまったから、驚かないよ」

私が「中国の上半期のGDP成長率は7%に達し、消費も10・6%も伸びている」と反駁すると、
自嘲気味に漏らした。

「李克強首相だって、中国の経済統計なんか信用できない
と嘯(うそぶ)いているではないか。本当のGDP成長率なんか、おそらく4%くらいだろう」

確かにGDPの粉飾疑惑については、中国を代表する経済誌『財経』(8月3日号)も指摘している。

経済学者は、統計粉飾の例まで教えてくれた。

「先日、ある地方に視察に行ったら、街にブラブラした若者が溢れているのに、
就業率が異常に高かった。そこで地元の大学に聞いたら、なんと共産党の命令で、
企業の内定証明を取ってこない学生は、卒業させなかった
のだそうだ」

GDPが上がらないと、就業率も上がらないのである。

この夏に790万人もの大学生が卒業したが、就職は大変だ。

ある卒業生は就職先がなくて、時給18・9元(約370円)でセブンイレブンでバイトしていた。

中国のGDPは、輸出、投資、消費の「三輪馬車」から成っている。

だが、政府は投資を減らし、国民は消費を減らし、企業は輸出を減らす。

その輸出を少しでも増やそうと、8月11日から13日にかけて、
中国人民銀行(中央銀行)は人民元を米ドルレートで約4・5%も切り下げた。

ただアメリカも利上げを控えており、中国で楽観論はまったく聞こえてこない。


「週刊現代」2015年9月5日号より

 


で、反日を煽るわけですよ。

常套手段です。



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