画は 月岡 芳年(つきおか よしとし)
天保10年(1839年)~明治25年(1892年)
号は一魁斎、のち大蘇芳年(たいそよしとし) 作
「仮名手本忠臣蔵 三段目」 「仮名手本忠臣蔵 四段目」です。
☆晴れ、冷え込む。
昨日もまた、ご観覧、4,244PVとのことで、ありがたいことです。
どなたか名画をご覧に来られたのか? 忠臣蔵は一応今日まで、ですw
さぁ、さぁ、 隷米・野豚よ、どうする、
◆http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/13/#002112
2011年12月13日
◎野田首相は12月16日に次期戦闘機の決定ができるのか
次期戦闘機をどの機種にするか。その正式決定がいよいよ
12月16日に安全保障会議(議長・野田首相)において行われるという。
ところがきょう(12月13日)の読売新聞と産経新聞が一面トップで
正反対の記事を掲載していた。
すなわち読売新聞は防衛相、空自が欲しがっている
ステルス性能を持つF35機に決定されると書いている。
一方の産経新聞はF35に多数の亀裂が見つかったのを受け
米国防省が開発計画を遅らせる見通しとなった、
だから日本政府が予定する16年度からの導入可能性は
ほとんどゼロ(米関係者)となった、と報じている。
どちらが本当か。
防衛費削減をしたい財務省は選定先送り論を唱えていると産経新聞は書いている。
巷間言われているように野田首相が財務省の言いなりなら、
F35導入の決定は先送りという事になるだろう。
ところが先送りできない理由があるという。
その最大の理由は、決定を延期すれば、
そもそも次期戦闘機をいま新しくする必要があるのか、
という不要論を勢いづかせることへの懸念があるからだ。
国防族や米国は黙っていないだろう。
果たして野田首相は次期戦闘機の決定という大決断を
12月16日に本当にできるのであろうか。
そう思っていたら産経新聞は、野田首相はこの重大な決定を、
問責決議を受けた一川防衛相に丸投げしているのが実情だ、と書いている。
見事なオチだ。最大のジョークである・・・
芳年、二枚目、
「仮名手本忠臣蔵 九段目」 「仮名手本忠臣蔵 十段目」です。
いい記事だ、内部告発ですな、核心を突いておるのだと思はれ、
◆http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/a4d67de8ca7ef9bcaa48bdc1ace1bc0a
暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~ 2011年12月14日
◎【福島第1原発事故】 原発メーカー元社員が語る「真実」
(転載開始)
◆原発関係者が隠されてきた事実を暴く!
★原発を造った男たちの原発批判を聞け!
2011.12.13 ZAKZAK
福島第一原発の事故を受けて、原発の安全性への不安が広がっている。
これまで「原発批判」と言えば、もともと反原発の考えを持った人々が中心だった。
ところが福島原発の事故以後、これまで原発推進に尽力してきた人々が原発批判を始めている。
元原発検査員、元電力会社社員などが、隠されてきた事実を内部にいた彼らが暴き出す!
「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」
そう語るのは、’10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。
原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。
「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。
水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」
しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?
「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」
彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。
「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、
そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」
だが、たとえ使用済み燃料が溶融して下に溜まっても、果たしてそれで核爆発は起きるのだろうか。
「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生。
上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態。プール内が原子炉さながら、
小出力で臨界状態となって水が沸騰したと思われます。そして、プール水面上方で水素爆発。
その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮。ボイド反応度係数はマイナスなので、
一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた。
3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえる。これが、水素爆発の後に核爆発が生じた証拠です」
続いて彼が指差したのは、排気筒と3号機を結ぶ配管部分だ。
太いパイプはそこで断裂し、短い管が口を空けて転がっている。
「東電は、定期点検中の4号機で水素爆発が起きたのは、3号機で発生した水素がこの配管を通って、
4号機建屋に入ったためだと説明しました。しかし写真を見ると、このとおり配管は繋がっていない。
4号機でも使用済み燃料プール内で水素が発生して、爆発したと言える。
3、4号機爆発とも、使用済み燃料プールの水素なら、1号機も使用済み燃料プールの水素による爆発ではないか。
これら重要な事故シナリオについて、誰もダメ出しをしていない」
彼は、脱原発の技術者たちにもこれら事故シナリオ内容を投げかけたが、コメントを控えたという。
「日本の技術者は、自分の専門領域以外のことにはなかなか発言しようとしない」と藤原氏は苛立つ。
ストレステストは、菅直人前首相が、原発再稼働の前提条件として実施を決めた。
これについても、彼は問題提起をしている。
「ストレステストの結果は、JNESと原子力安全・保安院が審査をすると言っています。ところがその評価基準がない。
何をやっていいのかわかっていないのが実情。今の日本の原発はすべて、一度止めたほうがいい。
特にBWR(沸騰水型)はもう廃炉にすべき。
それ以外の施設も、しっかりと地震、津波対策、全交流電源喪失対策の評価基準を作ってから再稼働を審査するべきでしょう」
なぜ、国は原発の評価基準を作れないのだろうか?
「電力会社も官僚も、評価基準を作る能力がないからです。専門知識と技術を持つのは私のようなメーカーの技術者だけ。
ストレステストは、メーカー(電力会社)が分析した結果を、同じメーカーのOBが審査するという茶番。
今のやり方では再稼働のための儀式でしかない。欧州では、利害関係のない他国技術者が審査しています」
藤原氏は三菱原子力(現・三菱重工業)で28年間、原発の設計、開発に携わると同時に、
安全運用のための品質マネジメントシステム(QMS)にも早期から取り組んだ。
その後JNESに入って5年間にわたって検査員を務めてきた。
その彼が「原子力村」の体質を根本的に変える必要があると訴えているのだ。
「これまで経産省、電力会社、研究機関、御用学者らが一体となり、官僚を頂点としたカースト制度で
上意下達の組織を作ってきた。営利追求の電力会社が、技術素人の官僚たちを操っている」
藤原氏もまた、その圧力を身を持って体験してきた一人だ。
「三菱重工に勤務していた99年、敦賀原発2号機で再生熱交換器連絡配管に亀裂が入り、
冷却材が漏れるという事件が起ましきた。私が、事故原因説を提案したところ、拒絶された。
なぜならその説を採用すれば、他原発でも補修の必要が出て、半年から1年の長きにわたって
多数の原発を運転停止する可能性があったからです。安全よりも経済が優先されたのです」
その4年後、北海道・泊原発2号機で同じ事故が起きた。
もし99年当時、藤原氏の事故原因説が採用されていればその事故は起こらなかっただろう。
さらに藤原氏は’09年、泊原発3号機の使用前検査データを上司から改ざんするよう命令された。
しかし彼はその命令を拒否したため、JNESを解雇された。
10年8月、JNESに対して定年後の再雇用と慰謝料を求めて東京地裁に提訴。現在も公判中だ。
「こんな原子力村の体質を放置していたら、いずれ大事故が起きると思い提訴しました。
図らずも福島の事故が起きた。このまま原子力村が変わらなければ、再び大事故が起きる。
そういった面で、多くの人がこの裁判に注目していただきたいと思っています」
■藤原節男氏
72年4月三菱原子力工業(現・三菱重工業)入社。05年原子力安全基盤機構勤務、検査業務部調査役。
’09年3月北海道電力泊原子力発電所3号機の使用前検査を手がけ、組織的なデータ改ざんなどを内部通報。
10年3月退職。
(転載終了)
上記記事にてフクシマ原発の「真実」と「原発批判」を語る藤原節男氏は、三菱重工の原発部門出身者であり、
所謂”原発利権村”の住人だった人物である。
その人物が語る内容ゆえ、話に具体性があり、限りなく真相に近いとの印象を受けるのは当然といえば当然であろう。
藤原節男氏に対して「アンタも共犯・戦犯じゃないか!」とお叱りの方もいるかと思うが、
内部告発とも言えるレベルの情報を実名にて語っているのであるから、個人的には立派な行動であると感じる次第である。
で、注目の中身であるが、まず何より注目なのが
「3号機の爆発が単なる”水素爆発”などではなく、立派な”核爆発”そのもの」との指摘であろう。
同氏の指摘にあるように、フクシマ原発事故の実情を語る際、確かに
原子炉とその内部の核燃料棒の状態ばかりに注目が集まりがちであるが、
実際には「使用済み燃料プール」もかなり”厄介な代物”である。
同氏は、その根拠として、やや専門的すぎてわかりづらいが、以下のようにコメントをしている。
「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生」
↓
「上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態に」
↓
「プール内が原子炉さながら、小出力で臨界状態となって水が沸騰した」
↓
「そして、プール水面上方で水素爆発し、その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮」
↓
「ボイド反応度係数はマイナスなので、一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた」
(3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえているのが水素爆発の後に核爆発が生じた証拠)
この一連の言葉に”事の真相”が凝縮されていると感じる次第である。
更にもう一点、「ストレステスト」についても同氏より重大な指摘がなされている。
即ち、「ストレステスト」は、「通常は、欧州のように利害関係のない他国技術者が審査するのが常道であり、
日本のやり方は”再稼働のための儀式””茶番”でしかない」との指摘である。
同氏の言うように、これまでの一連の事故対応を見る限り、経産省(保安院)・東電関係者らは、
基本的に現場をよく知らない素人ばかりであり、
東大・中川チームや山下俊一をはじめとする”御用学者”連中も、
”原発利権”にドップリ漬かり過ぎてどうしようもない”屑”である。
こんな素人や詐欺師ばかりが寄ってたかってもロクなことにならないことは、
今回のフクシマ原発事故後の対応で立証されたも同然であり、この期に及んで尚、
検査等により停止中の原発の「再稼動」を目論むことなど、自殺行為に等しい”愚行”であると断じてよいであろう。
上記記事中の後段にて、藤原氏が三菱重工に勤務していた際の
”原子力村”の隠蔽体質が如実にみてとれるエピソードが語られているが、同氏が警告を発しているように、
この体質が変わらない限り「第二のフクシマ」がいつ起きても不思議ない話である。
フクシマに加え、他の原発に万一があれば、日本は本当に国家として終焉を迎えることになるであろう。
芳年、三枚目、
「仮名手本忠臣蔵 十一段目」 「仮名手本忠臣蔵 十二段目」です。
当初より、在野の英知を結集すべしと書いてきました、
硬直した官僚機構、御用学者ではなんともならぬ、 在野にこそ、まことの賢人がおり技術もある、
日本人の英知は泉のごとくだ、 悲観論、終末思想には手前は組みしません!
ちからをまとめる、引き出す「船頭」を変えましょう、選び直しましょう、
◆http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111214t65014.htm
河北新報 2011年12月14日水曜日
◎微生物でセシウム除去 いわきの会社、水浄化装置を開発
福島県いわき市の排水処理施設製造「タオ・エンジニアリング」などは、
微生物を使って放射性物質に汚染された水を浄化する装置を開発した。実証実験では、
水に含まれる放射性セシウムの92%を除去できたという。
福島第1原発事故によって汚染された地域での活用が期待されている。
浄化装置は微生物がカリウムを取り込む性質を利用する。
高密度で膜状に密集させた酵母菌などの微生物に、カリウムと性質が似たセシウムを取り込ませる仕組み。
1キログラム当たり2300ベクレルのセシウムを含む汚染水を
膜を取り付けた三つの水槽に通した結果、180ベクレルに低下したという。
天然の微生物を利用するため、吸着剤を使う浄化装置に比べ低コストで、廃棄物も大幅に減量できる。
実験機器の処理能力は1日150リットルだが、大型化も可能。
水槽の数を増やせば、除去率も引き上げられるという。
微生物を高密度で膜状にする技術は、浄化施設製造「ポリテックジャパン」(東京都板橋区)が開発した。
実験結果を検証した産業技術総合研究所(茨城県つくば市)とのタオ社の3者で特許を申請した。
タオ社の菅波耕三社長らは「高濃度汚染水にも活用できるかどうかは、今後の研究課題だが、
農業用水や除染排水など数千ベクレル程度の低濃度汚染水には活用できる。放射性物質の除去に貢献したい」
と話している。
↑
方途はいくらでもあるのです。
悪の帝国=「米帝」の排除、 これが何よりも肝要なのですよ。
そして草を刈ること。
天保10年(1839年)~明治25年(1892年)
号は一魁斎、のち大蘇芳年(たいそよしとし) 作
「仮名手本忠臣蔵 三段目」 「仮名手本忠臣蔵 四段目」です。
☆晴れ、冷え込む。
昨日もまた、ご観覧、4,244PVとのことで、ありがたいことです。
どなたか名画をご覧に来られたのか? 忠臣蔵は一応今日まで、ですw
さぁ、さぁ、 隷米・野豚よ、どうする、
◆http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/13/#002112
2011年12月13日
◎野田首相は12月16日に次期戦闘機の決定ができるのか
次期戦闘機をどの機種にするか。その正式決定がいよいよ
12月16日に安全保障会議(議長・野田首相)において行われるという。
ところがきょう(12月13日)の読売新聞と産経新聞が一面トップで
正反対の記事を掲載していた。
すなわち読売新聞は防衛相、空自が欲しがっている
ステルス性能を持つF35機に決定されると書いている。
一方の産経新聞はF35に多数の亀裂が見つかったのを受け
米国防省が開発計画を遅らせる見通しとなった、
だから日本政府が予定する16年度からの導入可能性は
ほとんどゼロ(米関係者)となった、と報じている。
どちらが本当か。
防衛費削減をしたい財務省は選定先送り論を唱えていると産経新聞は書いている。
巷間言われているように野田首相が財務省の言いなりなら、
F35導入の決定は先送りという事になるだろう。
ところが先送りできない理由があるという。
その最大の理由は、決定を延期すれば、
そもそも次期戦闘機をいま新しくする必要があるのか、
という不要論を勢いづかせることへの懸念があるからだ。
国防族や米国は黙っていないだろう。
果たして野田首相は次期戦闘機の決定という大決断を
12月16日に本当にできるのであろうか。
そう思っていたら産経新聞は、野田首相はこの重大な決定を、
問責決議を受けた一川防衛相に丸投げしているのが実情だ、と書いている。
見事なオチだ。最大のジョークである・・・
芳年、二枚目、
「仮名手本忠臣蔵 九段目」 「仮名手本忠臣蔵 十段目」です。
いい記事だ、内部告発ですな、核心を突いておるのだと思はれ、
◆http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/a4d67de8ca7ef9bcaa48bdc1ace1bc0a
暗黒夜考~崩壊しつつある日本を考える~ 2011年12月14日
◎【福島第1原発事故】 原発メーカー元社員が語る「真実」
(転載開始)
◆原発関係者が隠されてきた事実を暴く!
★原発を造った男たちの原発批判を聞け!
2011.12.13 ZAKZAK
福島第一原発の事故を受けて、原発の安全性への不安が広がっている。
これまで「原発批判」と言えば、もともと反原発の考えを持った人々が中心だった。
ところが福島原発の事故以後、これまで原発推進に尽力してきた人々が原発批判を始めている。
元原発検査員、元電力会社社員などが、隠されてきた事実を内部にいた彼らが暴き出す!
「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」
そう語るのは、’10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。
原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。
「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。
水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」
しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?
「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」
彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。
「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、
そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」
だが、たとえ使用済み燃料が溶融して下に溜まっても、果たしてそれで核爆発は起きるのだろうか。
「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生。
上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態。プール内が原子炉さながら、
小出力で臨界状態となって水が沸騰したと思われます。そして、プール水面上方で水素爆発。
その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮。ボイド反応度係数はマイナスなので、
一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた。
3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえる。これが、水素爆発の後に核爆発が生じた証拠です」
続いて彼が指差したのは、排気筒と3号機を結ぶ配管部分だ。
太いパイプはそこで断裂し、短い管が口を空けて転がっている。
「東電は、定期点検中の4号機で水素爆発が起きたのは、3号機で発生した水素がこの配管を通って、
4号機建屋に入ったためだと説明しました。しかし写真を見ると、このとおり配管は繋がっていない。
4号機でも使用済み燃料プール内で水素が発生して、爆発したと言える。
3、4号機爆発とも、使用済み燃料プールの水素なら、1号機も使用済み燃料プールの水素による爆発ではないか。
これら重要な事故シナリオについて、誰もダメ出しをしていない」
彼は、脱原発の技術者たちにもこれら事故シナリオ内容を投げかけたが、コメントを控えたという。
「日本の技術者は、自分の専門領域以外のことにはなかなか発言しようとしない」と藤原氏は苛立つ。
ストレステストは、菅直人前首相が、原発再稼働の前提条件として実施を決めた。
これについても、彼は問題提起をしている。
「ストレステストの結果は、JNESと原子力安全・保安院が審査をすると言っています。ところがその評価基準がない。
何をやっていいのかわかっていないのが実情。今の日本の原発はすべて、一度止めたほうがいい。
特にBWR(沸騰水型)はもう廃炉にすべき。
それ以外の施設も、しっかりと地震、津波対策、全交流電源喪失対策の評価基準を作ってから再稼働を審査するべきでしょう」
なぜ、国は原発の評価基準を作れないのだろうか?
「電力会社も官僚も、評価基準を作る能力がないからです。専門知識と技術を持つのは私のようなメーカーの技術者だけ。
ストレステストは、メーカー(電力会社)が分析した結果を、同じメーカーのOBが審査するという茶番。
今のやり方では再稼働のための儀式でしかない。欧州では、利害関係のない他国技術者が審査しています」
藤原氏は三菱原子力(現・三菱重工業)で28年間、原発の設計、開発に携わると同時に、
安全運用のための品質マネジメントシステム(QMS)にも早期から取り組んだ。
その後JNESに入って5年間にわたって検査員を務めてきた。
その彼が「原子力村」の体質を根本的に変える必要があると訴えているのだ。
「これまで経産省、電力会社、研究機関、御用学者らが一体となり、官僚を頂点としたカースト制度で
上意下達の組織を作ってきた。営利追求の電力会社が、技術素人の官僚たちを操っている」
藤原氏もまた、その圧力を身を持って体験してきた一人だ。
「三菱重工に勤務していた99年、敦賀原発2号機で再生熱交換器連絡配管に亀裂が入り、
冷却材が漏れるという事件が起ましきた。私が、事故原因説を提案したところ、拒絶された。
なぜならその説を採用すれば、他原発でも補修の必要が出て、半年から1年の長きにわたって
多数の原発を運転停止する可能性があったからです。安全よりも経済が優先されたのです」
その4年後、北海道・泊原発2号機で同じ事故が起きた。
もし99年当時、藤原氏の事故原因説が採用されていればその事故は起こらなかっただろう。
さらに藤原氏は’09年、泊原発3号機の使用前検査データを上司から改ざんするよう命令された。
しかし彼はその命令を拒否したため、JNESを解雇された。
10年8月、JNESに対して定年後の再雇用と慰謝料を求めて東京地裁に提訴。現在も公判中だ。
「こんな原子力村の体質を放置していたら、いずれ大事故が起きると思い提訴しました。
図らずも福島の事故が起きた。このまま原子力村が変わらなければ、再び大事故が起きる。
そういった面で、多くの人がこの裁判に注目していただきたいと思っています」
■藤原節男氏
72年4月三菱原子力工業(現・三菱重工業)入社。05年原子力安全基盤機構勤務、検査業務部調査役。
’09年3月北海道電力泊原子力発電所3号機の使用前検査を手がけ、組織的なデータ改ざんなどを内部通報。
10年3月退職。
(転載終了)
上記記事にてフクシマ原発の「真実」と「原発批判」を語る藤原節男氏は、三菱重工の原発部門出身者であり、
所謂”原発利権村”の住人だった人物である。
その人物が語る内容ゆえ、話に具体性があり、限りなく真相に近いとの印象を受けるのは当然といえば当然であろう。
藤原節男氏に対して「アンタも共犯・戦犯じゃないか!」とお叱りの方もいるかと思うが、
内部告発とも言えるレベルの情報を実名にて語っているのであるから、個人的には立派な行動であると感じる次第である。
で、注目の中身であるが、まず何より注目なのが
「3号機の爆発が単なる”水素爆発”などではなく、立派な”核爆発”そのもの」との指摘であろう。
同氏の指摘にあるように、フクシマ原発事故の実情を語る際、確かに
原子炉とその内部の核燃料棒の状態ばかりに注目が集まりがちであるが、
実際には「使用済み燃料プール」もかなり”厄介な代物”である。
同氏は、その根拠として、やや専門的すぎてわかりづらいが、以下のようにコメントをしている。
「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生」
↓
「上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態に」
↓
「プール内が原子炉さながら、小出力で臨界状態となって水が沸騰した」
↓
「そして、プール水面上方で水素爆発し、その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮」
↓
「ボイド反応度係数はマイナスなので、一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた」
(3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえているのが水素爆発の後に核爆発が生じた証拠)
この一連の言葉に”事の真相”が凝縮されていると感じる次第である。
更にもう一点、「ストレステスト」についても同氏より重大な指摘がなされている。
即ち、「ストレステスト」は、「通常は、欧州のように利害関係のない他国技術者が審査するのが常道であり、
日本のやり方は”再稼働のための儀式””茶番”でしかない」との指摘である。
同氏の言うように、これまでの一連の事故対応を見る限り、経産省(保安院)・東電関係者らは、
基本的に現場をよく知らない素人ばかりであり、
東大・中川チームや山下俊一をはじめとする”御用学者”連中も、
”原発利権”にドップリ漬かり過ぎてどうしようもない”屑”である。
こんな素人や詐欺師ばかりが寄ってたかってもロクなことにならないことは、
今回のフクシマ原発事故後の対応で立証されたも同然であり、この期に及んで尚、
検査等により停止中の原発の「再稼動」を目論むことなど、自殺行為に等しい”愚行”であると断じてよいであろう。
上記記事中の後段にて、藤原氏が三菱重工に勤務していた際の
”原子力村”の隠蔽体質が如実にみてとれるエピソードが語られているが、同氏が警告を発しているように、
この体質が変わらない限り「第二のフクシマ」がいつ起きても不思議ない話である。
フクシマに加え、他の原発に万一があれば、日本は本当に国家として終焉を迎えることになるであろう。
芳年、三枚目、
「仮名手本忠臣蔵 十一段目」 「仮名手本忠臣蔵 十二段目」です。
当初より、在野の英知を結集すべしと書いてきました、
硬直した官僚機構、御用学者ではなんともならぬ、 在野にこそ、まことの賢人がおり技術もある、
日本人の英知は泉のごとくだ、 悲観論、終末思想には手前は組みしません!
ちからをまとめる、引き出す「船頭」を変えましょう、選び直しましょう、
◆http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111214t65014.htm
河北新報 2011年12月14日水曜日
◎微生物でセシウム除去 いわきの会社、水浄化装置を開発
福島県いわき市の排水処理施設製造「タオ・エンジニアリング」などは、
微生物を使って放射性物質に汚染された水を浄化する装置を開発した。実証実験では、
水に含まれる放射性セシウムの92%を除去できたという。
福島第1原発事故によって汚染された地域での活用が期待されている。
浄化装置は微生物がカリウムを取り込む性質を利用する。
高密度で膜状に密集させた酵母菌などの微生物に、カリウムと性質が似たセシウムを取り込ませる仕組み。
1キログラム当たり2300ベクレルのセシウムを含む汚染水を
膜を取り付けた三つの水槽に通した結果、180ベクレルに低下したという。
天然の微生物を利用するため、吸着剤を使う浄化装置に比べ低コストで、廃棄物も大幅に減量できる。
実験機器の処理能力は1日150リットルだが、大型化も可能。
水槽の数を増やせば、除去率も引き上げられるという。
微生物を高密度で膜状にする技術は、浄化施設製造「ポリテックジャパン」(東京都板橋区)が開発した。
実験結果を検証した産業技術総合研究所(茨城県つくば市)とのタオ社の3者で特許を申請した。
タオ社の菅波耕三社長らは「高濃度汚染水にも活用できるかどうかは、今後の研究課題だが、
農業用水や除染排水など数千ベクレル程度の低濃度汚染水には活用できる。放射性物質の除去に貢献したい」
と話している。
↑
方途はいくらでもあるのです。
悪の帝国=「米帝」の排除、 これが何よりも肝要なのですよ。
そして草を刈ること。