大地震を前に体が自然と身構えるというのはDNAの業なのだろうか。今朝(深夜)3時に浅い眠りから瞬時目を覚ましたのがそれだ。ふたたびまどろむつもりでNHKラジオ深夜便のニュースを点けた寝ぼけ耳に「北海道で震度6の地震」という臨時アナウンスが飛び込んできたのだ。「震度6ならば大きいが、、、」とぼんやりした頭が考え、「津波の危険はない」というアナウンスで「それならば」と、ふたたび眠りに落ちていき、次に気 . . . 本文を読む
超高齢者を連れていったクリニックで「救急車はタクシーではありません」というポスター見かけた。全国消防協会という財団法人が作ったものらしい。救急車は緊急に必要な時に利用する車であるから、明らかに緊急ではないのに救急車を呼ぶ非常識は止めて「救急車の適正利用」をお願いしたいという趣旨らしい。ポスターを作って掲示するほどだから、世の中には非常識119が相当数あるということなのだろうが、「緊急性」という意味 . . . 本文を読む
このところ「人権」とか「虐め」とかが世界中のあらゆるところで普遍的な社会問題として注目されている。生きる権利とか虐待とかは人間世界に限ったことではなく、動物世界でも同様の認識がされるようになって、貴重な野生動物の捕獲や殺戮、ペット動物の遺棄や養育拒否などという問題も、さまざまな形で報道されるようになってきた。今日のNBCのポッドキャストでも「イルカとペンギンの保護を訴える日本人たち」というリードで . . . 本文を読む
今日も猛暑だ。車窓からは、はやくも黄色く実った稲の刈り取りを行う人々の姿が陽に輝いて見える。直射日光が皮膚を刺して痛かろうと気の毒に思いながら、こちらはクーラーの効いた車内でダラリ。少し前には「環境にやさしい」とか「エコフレンドリー」とかいう言い方が流行したこともあったが、今日訳したお仲間の韓国人Jさんのブログは、コルクを使った道路舗装のアイデアについて。子供や年寄が転倒しても怪我をしない「ひとに . . . 本文を読む
台風13号の上陸直撃を免れた東京のTVキャスター。話題を高温の続く列島に切り替えて、40度以上の記録日と地域をカウントしながら「多治見という名前をよくききますねえ」とお上手みたいな科白を吐いた。そんなことは云わずと知れたことだ。名古屋へ戻る中央線の急行が多治見駅に着くと開いたドアから熱風が吹き込んできて車内がいっぺんに熱くなった若い時の記憶が蘇る。午後の太陽は駅舎の上から直撃してくる。風はソヨとも . . . 本文を読む
東に面した自室の窓辺は7時前から30度を超え、各地の最高気温は、多治見で40度2分、美濃で39度8分、名古屋と桑名で39度6分、岐阜で39度など、アメリカ式表現でいえば軒並み「3ケタ」の熱暑となった。「熱中症に注意を」というTVやラジオの呼びかけもここまで続くといささか「オオカミ少年化」してくる。と他人事は云ってもいられまい。その「熱中症」だが、今日も病院に搬送される人が相次ぎ、愛知県で99人、岐 . . . 本文を読む
車両番号「5704」毎日利用する名鉄の普通電車の先頭車両がこの番号だった。もちろん「赤い」塗装の車両だ。一輌3ドアがあたりまえになった今、2ドア両開きの車両はこの5700系しかないはずだ。運転席をとおして前方が広がる疑似パノラマもこの編成の特徴だ。久しぶりにクロスシートの席に座って「この電車はいつ頃から走っているのだろうか」と疑問がわいた。帰宅後、ウイキで調べると1986年から運用開始とある。未だ . . . 本文を読む
「西日本豪雨 死者204人に」「ため池決壊警戒 雨上がっても土砂流入続く」というのが今日の中日夕刊一面の見出し。SNSで面白かったのが「倉敷の友だちが言っていた」で始る女性のツイート。「急に避難所に自衛隊が来て、お風呂が設置、クーラーがついた。何かあるのかと思ったら、安倍総理が来るんだって。あれアピールのため慌てて準備したんだよ」タイムラインには賛否両論が踊るが、フェイクだというプロ安倍総理派の反 . . . 本文を読む
西日本豪雨。今日の中日夕刊一面のリードは「死者195人、不明65人」「鉄道被害100カ所超 26路線運休長期化も」とある。停電や断水も続く真夏日とあっては被災者の感じるストレスもさぞかし厳しかろう。さて、今日の話題はプラスチックのストローである。炎熱の街路からマクドの店内に入ってほっと一息、ストローを差したアイスコーヒーカップを口から迎えに行き、冷たいコーヒーが喉を下ってゆく瞬間にもういちどほっと . . . 本文を読む
両生類の「サラマンダー」は日本語だと「サンショウウオ」とも「イモリ」とも訳せるらしいが、水棲のサンショウウオよりも陸棲のトカゲに近いのだろう。有尾類というようにシッポが特徴的である。サラマンダーは、火を司る精霊で、小さなトカゲの姿をし、燃える炎の中や溶岩の中に住むという伝承もある。生きたサラマンダーもこうした伝承がその語源になっているのかもしれない。こう書き出したのも、5日目に入った西日本各地の豪 . . . 本文を読む
この一週間で使った発泡スチロール製の食品トレイや、鶏卵のプラケース、牛乳や野菜ジュースの入った紙製のパックをよく洗ってまとめ、バックパックに入れて万歩途中のスーパーの資源回収ボックスに入れた。これで一仕事終わった感じがする。この資源回収はスーパー側のサービスの一環なのだろうが、ありがたいことである。それでも、居住者の動きが加齢とともに鈍くなった我が家の中は、ちょっと放っておくだけで足の踏み場がなく . . . 本文を読む
「高校の先生のはなしでは、教師が何の指示を与えなくても、六月一日になると生徒は一斉に夏の服装に着替えてくる。提出物や宿題ではきまって忘れてくる生徒があっても、コロモガエの方は決して忘れないのだそうだ」これは「ことばの歳時記」で金田一先生が書いている「衣がえ」の最初の部分だ。いまから半世紀前の日本ではこうだったのだ。6月になればコロモガエをするものという約束を守っていた世間はいったいどうなったのだろ . . . 本文を読む
「帰宅中の電車で、隣にいた女性にドンとぶつかられた。衝撃で隣の人の方へ倒れ込んだ。電車は揺れていない。びっくりしてまじまじと女性を見た。会社員風の、身なりの整ったひとだった。」こう始るのは、今日の中日夕刊、文化欄の「コンパス」というコラムだ。題して「弱い者いじめ」。書き手は出田阿世。どういう方かはわからないが女性らしい。女性が女性にぶつかる世の中になってきたわけだ。出田さんによると最近は「#わざと . . . 本文を読む
そういえば、最近は他人から道を尋ねられることがほとんどなくなった。日本人だけでなく道不案内なはずの外国人からもである。理由は明白。皆がスマホ画面の地図を持って動き回るようになったからだ。便利なガジェット片手なら自分が今どこにいるのかが判るだろう。こうなるとスマホを持たない自分には分が悪いが、行動範囲がかなり限定された今では、小道で迷うことの方がスリルがあって楽しい。今日の中日夕刊「世界の街海外リポ . . . 本文を読む
我が家の超高齢者は明日からのショートスティの準備に忙しい。施設内では、食事や入浴、排せつ、就寝、投薬など先方が決めたやり方に従わねばならない。たとえば、頻尿の彼女は尿意を我慢できないのだが、どうやら自分で勝手にはトイレへ行けず、いちいち担当者に連絡しなくてはならないのがとても面倒だとコボしたことがある。施設側も年寄の勝手気ままを許したのでは仕事にならないこともあるのだろう。こんなことを書いたのは役 . . . 本文を読む