芸能人の麻薬騒動が相変わらずTVを賑わせている。
五木寛之は老人とアヘンについてこう書いている。
―――昔の中国では、ある年齢に達すると、老人はアヘン窟にいき、ゴロゴロしながらキセルでアヘンを吸っている。すいつづけると食欲がなくなって、やがて枯れるようにそこで死んでしまう。それはある意味でよい形の楢山である。羽化登仙というかうっとりと陶酔しながら気持ちよく死んでいくわけだから、アヘン窟というのは一種のマイナス尊厳死の施設だったといっていい。
野坂昭如もこう語る。
―――世界のいくつかの地でマリファナ解禁の動きがあるらしい。マリファナは酒やたばこよりも体にはいい。依存の度合いも少ない。とはいえ、若い奴らは働け。70を超えた老人にだけ、マリファナ手帳を配布、毎月の配給制度にすればいい。誰だって末期の苦しみは嫌、延命には金がかかる。マリファナを与えそれぞれ人生の華やかなりし頃を思い出しつつ、桃源郷の境地で自然死に近い最後を迎えられる、これ、一番の福祉サービスだと思うのだが。
五木寛之は老人とアヘンについてこう書いている。
―――昔の中国では、ある年齢に達すると、老人はアヘン窟にいき、ゴロゴロしながらキセルでアヘンを吸っている。すいつづけると食欲がなくなって、やがて枯れるようにそこで死んでしまう。それはある意味でよい形の楢山である。羽化登仙というかうっとりと陶酔しながら気持ちよく死んでいくわけだから、アヘン窟というのは一種のマイナス尊厳死の施設だったといっていい。
野坂昭如もこう語る。
―――世界のいくつかの地でマリファナ解禁の動きがあるらしい。マリファナは酒やたばこよりも体にはいい。依存の度合いも少ない。とはいえ、若い奴らは働け。70を超えた老人にだけ、マリファナ手帳を配布、毎月の配給制度にすればいい。誰だって末期の苦しみは嫌、延命には金がかかる。マリファナを与えそれぞれ人生の華やかなりし頃を思い出しつつ、桃源郷の境地で自然死に近い最後を迎えられる、これ、一番の福祉サービスだと思うのだが。
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