ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

第2章

2020-04-10 21:27:54 | 健康・医療
短編小説のつもりで読みだしたコロナ戦争、気が付けば終わりの見えぬ長編小説に変わってる。
この小さな地球上で起こるあたふたの数々、いずれもスバラシクそして哀しい人間模様、後世に残る物語になる。若者よ、しっかり見ておけ、宗教や芸術や哲学が崖っぷちの人間に何をもたらすのか、危機における人間は何を選択するか、そして国家というものがいかに儚い存在なのか。

現在進行形の小説・コロナ戦争は、わが邦では総理の緊急事態宣言を機に、第2章に突入したのだ。

   ***

(第2章?)
この大惨事が人災だと気が付いたときはもう遅かった。相部屋の男の激しくせき込む声で眠ることもできない。軋むベッドで背中が痛む。痰には赤いものが混じり、喉にやりが刺さったような痛みが何日も続く。弓なりに体をよじることしかできない。助けてくれ。声にならない叫びも届かない。

そしてついにその日がやってきた。「65歳以上の患者さんの人工呼吸器をはずします。」 精気を失った力ない声で宣言する医師団の声が聞こえてきた。

   ***

皆の衆、コロナなんぞにやられるのは、やはり不本意ですぞ。ここはひとつ、マゴ・子からも遠ざかり、桜木や雲の過ぎ去る姿を眺めつつ、世間の風をひょいとかわす。時の過ぎゆくままに、自然の中にゆったりとこの身をまかせ、我らアラコキ、強かに健かにしたたかに、生き抜こうではありませぬか。

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