日日是好日

コロナ対策について、（Ａ；医療崩壊が始まろうとしている今、政府はGOTO何とかをやってる場合か？）　という意見と（Ｂ；メディアは不安をあおりすぎ、もう少し経済も考えてよ。）という意見に世間はざっくり分かれる。

先日、長野在住のアラカン男性と会話する機会があった。彼はＢの意見に賛成。自殺者増加論を持ち出して雄弁に語りだしたので、ちょっと驚いた。アラカンとアラコキの差なんだろうか、ただ脛に傷あるボクは「・・・年寄りにとって、コロナは正直こわいですよ」と返すのみ。

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葛城山系の里山の麓に、メタセコイヤが十数本林立している穴場がある。毎年紅葉の時期になると、往復2時間のドライブを夫婦で楽しんでいる。先日、今年も遅ればせながらと行ってみたら、落葉後の寂しい枝樹姿だった。
・・・あと10回見たら、オレもう80か・・・
思わずつぶやいた言葉が、今、心に反響している。

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ワクチン投与が始まろうとしている。2019年末から始まったコロナ騒動、ここにきてようやく終章が始まるのか、それとも下巻に続く物語（悲劇か喜劇か）の始まりなのか。大げさに言えば、人類史上の記憶に残すべき事件に立ち会っているという現実感をも含めて、日日是好日でありたい、と思う。