ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

マスク考

2020-05-05 20:57:49 | 健康・医療
近くのコンビニの張り紙で、土曜日の朝7時からマスクを販売するという。50枚入りで一箱3250円、割高感があったけど大阪の家人からのリクエストもあり、早朝10分ほど並んで2箱購入した。

さてこのマスク、日本では100年前のスペイン風邪以来、着用が習慣的に根付いてきたというが、欧米では、夜道にうっかりマスク姿で歩こうものなら犯罪者扱いにされてしまうとか。はだし文化と土足文化の違いに似た異文化特性がある。

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欧米の青い目をした異人さんは、日光浴が好きだけど紫外線には弱い、だから目を隠すサングラスは必要。またおしゃべり好きで自己主張の強いディベート文化にあっては、口を覆うマスクなど息苦しくて邪魔で仕方がない。話し手の口元を見ることは、強い意思を読み取るカギなのだ。したがってサングラスOK、マスクNGとなる。

一方日本人は、相手の目を見れば言わんとすることがわかるという種族ゆえ、目を隠すサングラスは不良の証しとしてきた。また沈黙は金を美徳とし、やたらにしゃべくる民族でもない。ゆえに口元を隠すマスクを受け入れるのにさほど抵抗がなかったのだろう。そこに制服好きの国民性が加わって、よい子はみんなマスクをしよう、となったのか。

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コロナパンデミックが終焉するころ、ボクは間違いなくファッションとしてのマスク文化が、誕生していると思う。そこには有能なデザイナーが力を発揮できる余地が十分に残っている。素材や形状や機能やいろんな面からアイデアが出そう。例えば団塊以上の世代では、コシノジュンコかイッセイミヤケあたりが作ったら面白い。そんなことを思っていたらヴィトンがデザインしたマスクが129000円という記事を見た・・・いや今はそんな高級品よりもですねぇ・・・。