ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

エリーズィウム(1)

2015-09-06 10:16:57 | 10000人の第9
9月5日(土)
朝トーストに目玉焼き、その後、市民大学にて尾崎放哉の講義受講。酒の匂いのする気になるタイプの奴也。百日紅の彩があざやかな午後、畠にてトマト4本を撤収。この夏を潤わせてくれただけに、流石に根っ子はでっかい。野菜というより木にちかい。

   ***

夕方から森ノ宮にて第九、1回目のレッスン。
ソプラノ、アルト、テノール、バスで計150人くらいのクラス。先生は40代の長髪青年。「この指揮棒、佐渡さんのとおんなじなんですが、いくらと思います?」とか「息が続かないほどのフェルマータをうまく歌うコツは?と大先生に質問したら・・・」といった話で、殆どが自分より年上生徒をまとめていく。因みに答えは、指揮棒が1本980円で、大先生のアンサーはただひとこと「ガンバレ」だったとか。

発声練習から一通り指導を受けた後、通しで第九を合唱。経験者ゆえ楽譜なしでも問題ないかというと、そんなレベルには全く至っていない。下目で老眼鏡越しにオタマジャクシを、上目で小気味よい指揮棒を追っていく。歌詞、音程、リズム、強弱など相当いい加減なれど、気分だけはレッスン前に比べて圧倒的に爽快になる。

小生にとって3回目の「一万人の第九」の季節が始まった。