ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

1フィートとはだしのゲン

2013-08-25 22:07:28 | 社会問題
沖縄戦1フィート運動を描いた「いのちの重さ伝えたい」(真鍋和子)を読む。真鍋はこの運動の秘訣を、こんな言葉で語っている。――空に一機の軍用機も飛ばない、地上に一台の戦車も走らない、海に一隻の軍艦も浮かばない、そんな本当の沖縄の姿を、取り戻す。そのためには、すぐ折れる鋭角でなく、鈍角で戦い続けるのだ――

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「はだしのゲン」騒動は、乙武洋匡にこんな言葉をつぶやかせた。「俺も松江市だと <容姿が過激で子どもが見るには不適切> という理由でモザイクをかけられちゃうのかな」。

40年ほど前、ラーメン屋で少年ジャンプを手にして読んだのは、ハレンチ学園に男一匹ガキ大将。画が暗い感じのゲンは後回し。いつかは読もうと思いながらスルーしてきたが、このたびの騒動のおかげでやっとこさ図書館に予約。数人待ちで今日手に入り、3巻まで一気読みする。めちゃめちゃオモロイ。当時のイキイキとした息遣いが懐かしい。「これでも相当抑えた表現」という作者の言葉には、うなずける世代。今回の騒動でゲンがこの国をかけめぐるのを期待する。

  【1フィート つなげて鈍角 ゲンよ走れ】

  【六二三 八六八九八一五 五三に繋げ我ら今生く】 (岡野幸枝)