ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

朱と白

2013-08-04 20:57:08 | 読書
昨日は8月3日、63回目の裏誕生日
午前中、平家物語の勉強会に行く。
後白河、清盛、頼朝を主軸にした大河物語なれど、
方丈記にも記されてる天変地異、大恐慌のすさまじさも興味深い。
平氏の朱、源氏の白、この2色の色がその後の日本を作っていった。

それにしてもよくわからんところも多い。
朝廷が絶対権力者になったのはいつからか、
なぜ末代まで実力者たちはそれを許したのか。
延暦寺や興福寺の僧兵は、なぜあそこまで肥大化していったのか。
以仁王はなぜ・・・重盛はなぜ・・・義仲はなぜ・・・義経はなぜ・・・?

あるいは一般庶民の暮らしぶりとはいかなるものだったか、
ただひれ伏すのみではあるまい。
過ぎてしまえば語りにもならない嵐かもしれぬが、
ご先祖様も確実にその嵐に耐えて生き抜いたと思えば、スゴイの一言。

   ***

午後、夜回り先生こと水谷修氏の講演会に行く。
3月に胃と大腸のがんを手術したばかりなのに、
精力的な講演は熱く、滑舌も流石だけど、ただただ中身がスゴイ。

上から目線でしかイジメ問題をとらえていないと橋下市長を一括し、
返す刀で秋元康のAKB総選挙を犯罪行為だと切って捨てる。
リストカットにシンナー、ウツなんて所詮贅沢病だと子を叱り、
ケータイ、ネット、ドラッグ社会を、貧困なる大人社会の怠慢だと言い切る。

その原点に弱者視点を共有してきたから言わせるのだろう、
壮絶なまでの悲劇の数々。
やはりスゴイ男である。

   ***

そして今日8月4日は、胸椎圧迫骨折記念日
日常の大半を占めるグータラ生活を、この病の後遺症のせいにしつつ、
オラの人生暦は夏(朱)から秋(白)を超えて、はや冬(玄)に移りつつある。

【 朱雀から 白虎をこえて くろうなる 】(安)