ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

シリカゲルにスクワット

2009-12-10 11:53:31 | 日記
コスモスもそろそろおわりかな、という時候になりました。

12月から経済的理由が主な理由で、近くのスポーツジムを退会しました。その代わり「毎日12500歩のウオーキングとスクワット100回」の目標を立てたのですが、初日から膝痛なんかが出てきてなかなかにしんどい有様。
この目標を3日坊主に終わらせないために、自戒を込めて、Dr石原結實のエッセイからの抜き書きを記しておきます。

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(以下「生きる自信」石原慎太郎、石原結實共著より抜書き)

若い時は筋肉が発達しているので、筋肉細胞の中に毛細血管がたくさん増生され、下半身に多くの血液が巡り「頭寒足熱」の状態になっています。しかし、だんだんと下半身の筋肉が落ちてくると、血液が通るべき毛細血管が減ってきて、行き場を失った血液は上半身へ上がっていき、結果として血圧を上昇させ、高血圧になってしまいます。
ですから、「高血圧」は尻(下半身)の筋肉が落ちた結果起こる「シリカゲル(尻欠ける)」病といってもいいでしょう。高血圧には、スクワットなどの筋肉運動を取り入れて筋肉低下の回復を図るのが一番必要なことなのです。

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「1日12500歩以上歩く人は心筋梗塞にならない!」という研究報告があります。

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最近、イギリスのキングス・カレッジ病院でほぼ同程度に重症のガン患者に「今の心境」を訪ねたところ、約半分の人たちは「もう駄目だ」と思っているか「医者にすべて任せる」と考えており、残りの半分の患者たちは「何が何でも治して見せる」という強い意志を持ち、瞑想療法や食事療法、運動療法等々を試みたとのことです。5年後に生存者数を調べたところ、前者の人たちは80%が死亡し、後者の人たちは90%が生存していたそうです。

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コーカサス地方のセンテナリアン(100歳長寿者)たちに長寿の秘訣を訪ねると、よく働き、よく歌い、多くの友人とのパーティで酒食をともにし談笑すること、という答えがきまって返ってくるそうです。肉体を存分に使い、人と人のきずなを大切にすることが極意のようです。つけくわえると、センテナリアンたちには、朝から赤ワインを飲むなどアルコール好きな方が多いようです。

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腰痛、ひん尿、下肢の冷え、むくみ、ひざ痛、といった下半身の筋力低下が原因で引き起こされるこうした症状を、漢方では「腎虚」といいます。「腎」とは副腎、生殖器、泌尿器などを含み、生命力そのものを示します。腎虚に陥るとここにあげた症状だけでなく、老眼、白内障、耳鳴り、眩暈、難聴、はては気力や体力の減衰という生命力が低下しているサインが次々現れます。
腎虚の症状緩和で最も効果的なものは、ウオーキングやスクワットなどで下半身の筋肉を鍛えることです。またゴボウ、人参、レンコン、ネギ、タマネギ、ヤマイモなどの「根菜」をしっかり食べることです。

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現代は本人の体力・気力からすると「年齢×0.7」くらいの数字がその方の実際の年齢のような気がします。70歳なら49歳、60歳なら42歳、一般的に働き盛りと言われる40代は、この計算でいくと28歳でまだヒヨッコ。働きざかりが底上げされてきていると言えるでしょう。

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熱い風呂やサウナなどで身体を温めると、人間の細胞の中にHSPというタンパク質が出てきます。HSPには古いタンパクを追い出し、傷ついたタンパクを修復したり新しいタンパクを作る働きがあります。サウナ入浴後3日目に一番多くHSPが出来るので、試合日の3日前にサウナに入るアスリートも増えてきているとか。
また温熱療法としてサウナを用い、ガンや心不全の治療にあてるほかウツ、不登校などにも役立てている医療機関もあります。